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中国からのネット侵入に警戒

アメリカ国防総省は3日に公表した報告書の中で、近年、中国が軍備増強を続けていることについて、「アメリカと軍事的に競争し、将来、伝統的なアメリカの軍事的優位を覆すだけの強力な軍事技術を備える可能性を秘めている」と分析しています。そのうえで、中国政府は軍事費を実際よりも大幅に少なく公表しており、「現実の中国の軍事支出は、公式に発表される数字よりもはるかに多い」として、透明性を欠いた軍備の増強が周辺国の誤解を招いて、地域を危険にさらしていると批判しています。また、国防総省は報告書の中で、「過去1年間、アメリカ政府を含む世界じゅうのコンピューターネットワークが不正侵入にさらされ、発信源は中国とみられる」と初めて明記しました。報告書は、こうした不正侵入が中国政府や人民解放軍の承認の下に行われたかどうかは確かではないとしながらも、中国がコンピューター空間にまで攻撃力を強化しているとして、強い警戒感を示しています。
もどる3月4日 12時12分
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