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内藤が進化する若い肉体で前王者返り討ち

予備検診を受けるチャンピオン内藤大助の後ろで無表情のポンサクレック
予備検診を受けるチャンピオン内藤大助の後ろで無表情のポンサクレック

 WBC世界フライ級王者の内藤大助(33=宮田)が過去最高のボディーと過去最速のスピードで、最強挑戦者を迎え撃つ。前王者ポンサクレック・ウォンジョンカム戦(8日・東京・両国国技館)を前に3日、都内で予備検診を受けた。胸囲は過去最高の86センチをマーク。進化する肉体はスピードアップにもつながる。練習メニューの88段の階段上りでは、王座奪取に成功した昨年7月の前戦以前より9秒短縮。30代でも「成長期」の内藤が、リベンジを狙う前王者をスピードで圧倒し、返り討ちを果たす。

 33歳のおやじボクサーの進化は止まらない。この日の予備検診で、内藤の胸囲は過去最高の86センチ、胸厚も過去最高タイの21センチを記録した。「実感はないが、うれしいですね」と4度目の強敵ポンサクレック戦を前にしての成長に表情を緩めた。

 昨年2月から野木丈司トレーナー(47=白井・具志堅)とコンビを組んだ。女子マラソンの小出義雄監督の佐倉高陸上部時代の教え子でもある野木氏から走り込み中心の徹底したフィジカルトレを課された。当初は太ももの筋肉を断裂するなど、肉体は悲鳴を上げたが「30代の肉体で5度の防衛」を目標に掲げ耐えた。

 猛練習の継続で、肉体の成長はもちろん、運動能力も確実にアップした。世界戦前の練習の中に週2回の階段上りがある。壁のような急傾斜の88段の階段(約65メートル)を駆け上がる。昨年7月のポンサクレック戦前は最速でも19秒8だったが、今回は常に14秒台をキープ。最速では13秒台もマークしてスピードアップを証明した。

 野木トレーナーによると、現在の内藤の肉体は20代前半の選手に匹敵する。結果が数字に表れたスピードだけでなく、持久力、回復力も予想以上に成長しているという。内藤は「33歳がやる練習ではないからね。10代の選手たちと同じきついメニューをこなしてきたことが身になった」と手応えをつかんだ。

 この日の予備検診ではポンサクレックと約8カ月ぶりに対面した。リベンジで王座奪回を目指す17度防衛記録を持つ前王者の表情にはピリピリムードが漂った。それでも、過去最高のボディーと運動能力を手に入れた33歳の自信に揺るぎはない。「やることはやった。あと5日、このままの状態でリングに上がりたい」。昨年7月の王座奪取に続く打倒ポンサクレックへの準備は整った。【田口潤】

 [2008年3月4日8時5分 紙面から]


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