11年度開院の会津統合病院 県立医大付属化も福島県は3日、県立病院改革の一環で、会津総合病院(会津若松市)と喜多方病院(喜多方市)を統合して2011年度中に会津若松市に開院させる会津統合病院(仮称)の経営形態について、医師確保などの観点から県立医大の付属病院とすることも含め検討する方針を明らかにした。茂田士郎病院事業管理者が県議会2月定例会の一般質問で答弁した。新病院の運営をめぐっては、有識者による県立病院事業の経営評価委員会から昨年11月、へき地医療支援などの機能発揮の面からも付属病院化を考慮するよう意見が出ていた。県議会の一部にも、医大が医師確保に直接当たることになる付属化を求める意見がある。 県は新病院建設の準備を進めているが、経営形態については直営や指定管理者方式などの選択肢を挙げて検討していた。 新病院は300病床で17診療科の予定。民間病院との役割分担の観点から、高度医療やがん医療、結核・感染症対応を充実させるほか、会津の公的医療機関にスタッフを派遣する基地機能も備える計画だ。
2008年03月03日月曜日
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