武富士 サブプライムで損失
武富士は、社債の利息に充てるために、アメリカの証券会社が組成した仕組み債と呼ばれる金融商品を運用していました。しかし、サブプライムローン問題による金融市場の混乱の影響で、仕組み債が大幅に値下がりし、取り引き自体が成立しなくなったことから、最大で300億円の損失を計上する見通しとなりました。武富士は、ことし3月期の決算でグループ全体で433億円の利益を見込んでいますが、今回の損失の発生で今後、業績を下方修正する見通しです。サブプライムローン問題をめぐっては、欧米の金融機関が巨額の損失を抱え、日本でも大手銀行グループや損害保険会社が相次いで多額の損失を計上していますが、この問題は、日本の消費者金融業界にも影響が及ぶ形となりました。 |
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