「阪神・岡田監督「８０点でええんちゃう」　キャンプ総括」の記事詳細：イザ！

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　阪神は２８日、高知・安芸キャンプを打ち上げた。岡田監督は「去年と比べると数段、収穫が多かった」と総括。昨年故障と不振でともに２勝だった安藤、福原や首痛で苦しんだ赤星の復活、新井加入による相乗効果など明るい話題が多かった。
　先発陣の再構築が課題だった投手陣。「状態が全然違うよ」と岡田監督を喜ばせたのは安藤、福原の順調ぶり。フリー打撃や紅白戦では力強い投球でアピール。新戦力の金村暁も「あの投球術は心強い」と岡田監督を安心させた。さらに新外国人アッチソンの評価も上々。下柳以外横一線だった開幕ローテーションが見えてきた形だ。

　野手陣では、常に話題の中心だった金本と新井。金本は予定より早めに打撃練習を再開するなど「思った以上に動けた」とペースは着実に上向き。開幕には間に合いそうな気配だ。新井は新風を吹き込んだ。この日はフリー打撃で左翼後方へ場外弾を放ち「本当に順調」と振り返った新井。その存在は若手だけでなくベテランも発奮させ、特に今岡は２年連続１００打点を記録した新井を相当意識し「打点王を目指す」と公言したほど。
　桜井、林の出遅れや若手の台頭がなかったことが気がかりではあるが、採点は「８０点でええんちゃう」と、岡田監督は充実感の漂う表情だった。（嶋田知加子）

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