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【経済】

反社会的行為は許されない 捕鯨の支持拡大でセミナー

2008年3月3日 18時13分

 外務省は3日、捕鯨への支持拡大を訴えるセミナーを都内で開いた。アフリカやアジアなど合計12カ国の政府関係者を招待。小野寺五典外務副大臣はこの中で、米環境保護団体による日本の調査捕鯨船への妨害に触れ、「このような反社会的行為は決して許されない」と批判した。

 副大臣は捕鯨問題に関し「感情論になりがちだが、あくまでも科学的見地から冷静に議論すべきだ」と訴えた。

 日本側はセミナーで、クジラは海洋の食物連鎖で上位に位置しており、過度に保護すれば魚類の減少を招くなどと主張した。

 セミナーは国際捕鯨委員会(IWC)で捕鯨を支持する加盟国を増やすのが狙い。水産庁などによると、IWCでの捕鯨支持国は36カ国と、反捕鯨国の41カ国に対して劣勢。外務省はセミナーに、アンゴラ、エリトリアなどIWC未加盟国を中心に招いた。

(共同)
 

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