ダイキン工業は中国の家庭用エアコン最大手の珠海格力電器(広東省)と提携する。日本向け家庭用小型エアコンを年間約50万台、格力に生産委託する。世界市場開拓に向けた低価格・省エネ型機種の共同開発の検討も始める。ダイキンは業務用を含めたエアコン世界2位(金額ベース)。年間1000万台以上販売する格力の低コスト技術を生かし、利益率改善と世界市場攻略を加速する。
日本のエアコンメーカーが製品設計や部品開発段階から中国企業と共同で取り組むのは珍しい。
日本で2009年に発売する6―8畳用のエアコンを生産委託する。室内機の稼働状況に応じて室外機の能力を調節し、省エネを実現する「インバーター」を搭載した機種。ダイキンがインバーターや圧縮機を供給、その他の部品は格力が調達して組み立てる。
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