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済州島、「ぼったくりの島」の汚名返上なるか

 このところ、済州島で料金を引き下げる観光関連業者が増えている。

 済州特別自治道が2日に発表したところによると、社団法人「済州道休養施設・ペンション経営者協会」は最近開いた会合で、宿泊料金を10%引き下げることを決めた。また、宿泊人数が各部屋の基準を超える場合でも、超過料金を徴収しないこととした。

 一方、西帰浦市の表善面事務所と表善集落自治会は、海水浴場のパラソルのレンタル料をこれまでの2万ウォン(約2200円)から5000ウォン(約550円)に引き下げ、また一人当たり5000ウォンとしていたキャンプ場の利用料金を廃止することを決めた。また、済州市オドゥン洞にある漢拏山カントリークラブは、ゴルフパックツアーの割高な料金構造を改め、より多くの観光客を誘致するため、これまで6万ウォン(約6500円)だったカート利用料を今月から4万ウォン(約4400円)に引き下げた。

 済州島の主な観光施設を運営している、済州道観光協会の観光地分科会のメンバーたちも、これまで地元民と観光客で異なっていた料金の区別を無くすことを決めた。同分科会はまた、40万部制作した観光マップから、「観光施設が少ない、観光地としては不適切な地域」を除外し、さらに自発的に料金の引き下げにも乗り出している。一方、済州特別自治道は観光地ごとに等級制度を導入し、分野別に「優良事業所」と「劣悪な事業所」を選び、前者にはインセンティブを与える一方、後者からは特典を剥奪する方針を打ち出した。また、海水浴場に対しては、用具のレンタル料を引き下げるとともに、利用料金を明示し、利用者からのクレームが多い場合には翌年の契約時にこれを反映する「再契約審査制度」を導入することも決めた。

済州=オ・ジェヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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