2008年3月3日 13時33分更新
岩手県は、深刻な医師不足に対処しようと県内での勤務を希望する県外の医師を市町村の病院にあっせんする事業に乗り出し、医師の確保に努めることにしています。
県外の医師が県内での勤務を希望した場合、これまでは職業安定法により県が市町村の病院との間にたって条件の調整をすることなどができませんでした。
岩手県は医師と医療機関を仲立ちしてより多くの医師を県内に呼び込もうと今年1月、職業紹介事業を行うための手続きをとり、今後、市町村の病院へのあっせん事業に乗り出すことになりました。
具体的には県内の医療機関の求人情報を県外に伝えたり、医師の希望する勤務条件を医療機関に伝えるなどきめ細かい調整を行い医師の確保につなげたい考えです。
岩手県は「県立病院も市町村病院も一貫して県が仲介を行うことで医師不足の解消に少しでも結びつけたい」と話しています。