政治

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

出直し町長選:旧藩主直系の植村さん当選 奈良・高取

 競売入札妨害罪などで起訴された筒井良盛町長(63)の辞職に伴う奈良県高取町の出直し町長選で、2560票を集めた新人の元県議、植村家忠さん(65)=無所属=が2日、共産党地区役員の正木敦さん(36)=同=を約700票差で破って初当選した。投票率は67.78%だった。植村さんは旧高取藩主の直系。不祥事と厳しい財政事情に揺れる城下町の住民は、“殿様”による町再建の道を選んだ。

 植村さんは「高取が第2の夕張にならないよう、住民の皆さんと心を一つにして再生に取り組みたい」と語った。

 植村家は1640年に藩主となった初代・家政から、1871年の廃藩置県まで14代続いた徳川譜代大名。名前の「家」は家康から与えられたと伝えられる。高取城は1863年、尊皇攘夷を目指した天誅組の攻撃を受けたことでも知られる。【林由紀子】

毎日新聞 2008年3月2日 22時41分

政治 アーカイブ一覧

 

おすすめ情報