アスベスト被害訴え200人集団提訴へ
建設作業中にアスベストを吸い込んだ結果、がんなどを発症したとして、労働者らおよそ200人が国と企業を相手取り、総額およそ70億円の損害賠償を求める集団訴訟を起こすことになりました。 集団訴訟を起こすのは、首都圏1都3県の建設労働組合の組合員や遺族ら205人です。 組合員らは、「アスベストを吸い込んだ結果、中皮腫やがんなどを発症したのは国と企業の責任だ」と主張し、原告一人当たり3500万円、総額およそ70億円の損害賠償を求めて、東京地裁などに一斉提訴するということです。 弁護団は、「国はアスベストの危険性を知りながら、長年、問題を放置した。国と企業の対策があまりにも遅すぎた」としています。(02日16:37)
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