沖縄米兵また逮捕 建造物侵入の疑い 外出禁止守れず2008年03月03日01時07分 ガラス戸を割って団体事務所に入りこんだとして沖縄県警は2日、米空軍嘉手納基地所属の上等兵ウェスリー・ケビン・タフト容疑者(21)を建造物侵入の疑いで逮捕した。米軍人らの不祥事が相次ぎ、在日米軍は沖縄などにいる軍人と家族、軍属の外出を原則禁じているが、タフト容疑者は高さ約2メートルのフェンスを乗り越えて基地外に出たという。1日には同基地に住む軍属が基地外で覚せい剤を使ったとして逮捕されたばかり。 調べでは、タフト容疑者は2日午前6時40分ごろ、沖縄市知花5丁目の県建設業協会中部支部の事務所にガラス戸を割って侵入した疑い。警報が鳴り、駆けつけた警備員が110番通報。沖縄署員が約200メートル離れた路上でタフト容疑者を見つけた。 タフト容疑者は「(嘉手納基地に隣接する)キャンプ・シールズのフェンスを乗り越えて基地外に出た。近くで拾った鉄パイプでガラスを割って入った」と供述し、容疑を認めているという。呼気1リットルあたり0.36ミリグラムのアルコールが検出され、酒を飲んでいたらしい。 沖縄では、女子中学生に暴行したとして2月11日に海兵隊員が逮捕された後、同17日に道路交通法違反(酒酔い運転)容疑で、同18日に住居侵入容疑でそれぞれ別の海兵隊員が逮捕された。このため在日米軍は同20日から、沖縄県と山口県岩国市の基地に所属する軍人らが公務や通勤などを除いて基地外に出ることを禁止。3日にこの措置を解除するかどうか検討する予定になっている。 しかし、外出禁止となった後の1日にも、嘉手納基地に住む軍属が沖縄県読谷村の知人宅で覚せい剤を使った容疑で逮捕されており、措置は徹底されていない。 PR情報この記事の関連情報社会
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