福島県は2日、同県会津若松市大町の飲食店「焼きや」で、同日の昼食に焼きそばやお好み焼きを食べた7歳から53歳の男女22人が唇や舌、のどにしびれが出る食中毒の症状を訴え、台所用の合成洗剤を検出したと発表した。全員入院はしておらず、快方に向かっているという。
県保健福祉部によると、店が調理場に置いていた調理用油の容器に誤って洗剤を入れてしまったのに気付かなかったのが原因。店が調理した焼きそばなどを食べた患者が中毒症状を訴えた。客のテーブルにあった容器には油が入っており、自ら焼きそばなどを作った客は問題なかったという。
県は食品衛生法に基づき、同店を2日から3日間の営業停止処分とした。