柔道全日本男子の斉藤仁監督が26日、注目の100キロ超級の五輪代表争いについて、フランス国際で5位に終わった井上康生(綜合警備保障)の“脱落”を明かした。欧州遠征の視察から帰国した斉藤監督は「(代表候補は)基本的に欧州で優勝した3人。その中で選抜体重別、全日本と勝ったヤツ」と棟田、石井、高井洋平(旭化成)に絞られたという見方を明かした。井上については「選抜、全日本と勝って、他の3人がどういう戦い方をするか」と、遠く離された4番手扱いだった。同じく帰国した全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長も井上に対して、既に事実上の終戦を通告している。