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シンポ:ミャンマーで取材中殺害、長井さんの「死」考えよう--2日に下京 /京都

 ミャンマーで昨年9月、反政府デモの取材中殺害された映像ジャーナリスト、長井健司さんの死が持つ意味を考えようと、親交があったジャーナリストらが3月2日、下京区のキャンパスプラザ京都でシンポジウム「トークイン京都 日本人の宗教意識と長井健司」を開く。長井さんが当時使っていたビデオカメラなどの返却を同国政府に求める署名活動も展開中で、「支援の輪を関西にも広げたい」としている。

 主催は、鳥越俊太郎さんや田丸美寿々さんらの呼びかけで発足した「ミャンマー軍による長井さん殺害に抗議する会」(事務局・東京)。今秋の一周忌を目標に10万人分を集める方針で、長井さんの活動拠点だった東京と出身地の愛媛県今治市を中心に、これまで約4万人分を集めた。

 シンポの目玉は、宗教学者の島田裕巳さん(54)と、事件直後に四条大橋で抗議の辻立ちに臨んだ浄土宗西山禅林寺派僧侶の岸野亮哉さん(33)によるトークセッション。署名呼びかけ人でもある島田さんは「長井さんの死は彼自身だけの問題ではなく、日本人としての私たちの生き方そのものも問うている。1人でも多くの人が関心を払えば事態は変わる」と力を込める。

 午後3時からで、先着150人。資料代500円。申し込みは同会関西事務局(075・791・5270)。【武井澄人】

毎日新聞 2008年2月29日

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