2008年3月2日
2008年3月1日
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土壇場のヒラリー最後の秒読み(米流時評)
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米一極支配の構築目指す 92年のネオコン文書公表(iza)
★まぁあれです。第一期ブッシュ政権の頃に日高義樹氏が書いた著書や雑誌記事を読んでいる人にとっては何を今更機密でもなんでもないだろ、ナウアーが同じようなことを書いてただろ、というような内容です。もっともこれはイラクで完全に時間切れになってしまいましたがね。
【抜粋】旧ソ連圏における民主主義の拡大を唱え、米単独や有志国による軍事行動にも備えるよう呼び掛けており、ネオコン(新保守主義)全盛だったブッシュ現政権1期目の安保戦略の「青写真」ともいえる。
機密指定を解除された指針案などは(1)軍事的優位を保つため軍事技術革命を追求(2)旧ソ連圏の新興民主国家を米主導の国際秩序に統合(3)国連などが機能しない場合には米単独または有志国で行動(4)「国際社会のならず者」による攻撃に対抗するためミサイル防衛(MD)を実戦配備(5)小規模かつ多様な核戦力保持−などを唱えている。
執筆の中心は、チェイニー副大統領の元首席補佐官で、中央情報局(CIA)工作員名漏えい事件で実刑判決を受けたルイス・リビー被告。92年当時は父親のブッシュ政権で国防副次官を務めており、ネオコンの代表格、ウルフォウィッツ国防次官の承認を得た後、チェイニー国防長官に指針案を提出した。【以下略】
★アメリカは覇道を歩み力で世界を制覇することができる能力を持っていたのですが、政治体制がそれを許しませんでした。仮にロシアや中共のような体制だったら、とうに事は成就していたでしょう。
★ナタンシャランスキー博士の本に書かれているように、ネオコンの建前は民主主義の拡大が戦争を減らすことに繋がるというものです。有権者は戦争をいやがるから、過去に民主主義国同士の戦争はほとんど起こったことがない。戦争が起きるのは、両方が専制主義国か、片方が専制主義国である場合に限られる。従って、武力を使ってでも民主主義国を拡大することがアメリカの安全保障につながるのである・・・
★確かにもっともな意見なのですが、アメリカはこれにダブルスタンダードを使っていることが世界にソッポを向かれた最大の原因なのです。大量破壊兵器疑惑でイラクを攻撃したのに、なぜ自分で保有を認めている北朝鮮は攻撃しないのか?要するに、石油決裁のドル体制を守らなければならないという経済問題を民主主義という言葉で隠しているだけです。
★さらにアメリカが世界から何言ってんだコイツと思われている原因になっているのが、相手が手に余るような大国であり、アメリカの債権者である場合・・・つまり中共のことですが・・・かの国の人権問題に何も言えない。そしてロシア叩きになるコソボ独立には賛成しながら、台湾の民主主義的な国民投票には中共と一緒になって反対する。
★要するに中東民主化構想なんて、ネオコンを利用して米軍の手で自国の敵を叩きのめしたかったイスラエルと、基軸通貨ドルを何としても守りたかったアメリカの財政事情とがたまたま9.11を機に戦争という形をとったというだけであり、民主主義の拡大なんて看板以外のなにものでもないというわけです。
★ならば、ロシアや中共みたいに、アメリカは世界を制覇すると言えばいいのですが、それもできないのが民主主義。まぁアメリカの時代も、ここまでなのでしょう。
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米大統領選ロックフェラー氏もオバマ氏支持 オバマ氏推す動き広がる(iza)
陰謀論者の連中がオバマ当確とか言って騒ぎ出しそうな記事ですが。
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1月末の一般教書演説でブッシュが一切北朝鮮に触れないようにし、またニューヨーク・フィルをピョンヤンに送り込んで雪解けを演出した国務省の努力は、これで水泡に帰した。結構な話だ。クリス・ヒル氏に自尊心があるなら、直ちに辞表を叩きつけるべきだろう。(島田洋一教授)
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オリンピックは弁当持参のアメリカチーム(苺畑より)
I Love A Piano 今井美樹
最高指導者の条件(著)李 登輝
李 登輝先生の新刊著書です。
UFOは…飛んでいる!(著)ジャン-ジャック・ヴラスコ,ニコラ・モンティジアニ
国会でも話題になったUFO。フランスで、その多年の研究結果をオープンにしたところ、公式サイトに世界中からアクセスが殺到した。この本は、その仏政府機関の長として20年以上、UFO研究に携わったヴラスコ氏がその観察・研究の中身を明らかにしたものである。結論は? そう、UFOは地球の空を飛んでいるのだ。だが各国政府はこの事実を認めたがらない。それはなぜか? 謎多きUFOを科学する、いま、最新・最良の1冊。
日本書紀と日本語のユダヤ起源 (著)ヨセフ アイデルバーグ
