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1日に開園した院内保育所「ひまわり保育園」=御前崎市立御前崎総合病院 |
御前崎市立御前崎総合病院内に1日、「ひまわり保育園」が開園した。病院職員の子育て支援を充実し、医師・看護師不足の緩和を図る。かつては深刻な医師不足で暗い話題も続いた同病院。明るい話題に大橋弘幸院長は「病院復活への第一歩。どんどん利用してほしい」と目を細めた。 保育所は14畳ほどの和室と洋室。保育時間は午前7時45分から午後7時までで週2回は夜間保育も行う。1回1600円程度。月2万5000円の上限を超えた分は原則的に病院が負担する。増田とみゑ看護部長は「看護師は3交代勤務なので多様な預け方がある。個々のニーズに応えられるよう延長保育など弾力的に運用したい」と話す。 すでに看護師3人が退職を思いとどまり、新たに1人が就職を決めるなど早くも効果が出ている。将来的には外来患者などの子供も保育対象にしていきたい考えだ。 テープカットで開園を祝った石原茂雄市長は「感慨深い。今後も医師や看護師の要望にはできるだけ応えていきたい」とあいさつ。看護師の小林恵美子さんは9カ月の紗希ちゃんと開園式に参加し、「日当たりがよく、スタッフも気さくなので安心できる。病院に近いのもとてもありがたいです」と笑顔で話した。 運営は民間のサクセスプロスタッフ(神奈川県藤沢市)。東大や大阪大、浜松医大などでも院内保育を手掛けていて、県内では4例目という。 |