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スウェーデンのメロディック・ハード・ロック・バンド BAD HABIT の7年振りとなる 4th アルバム。
前作で感じた「A.O.R. 化した FAIR WARNING」なスタイルから大勢の変化はないものの、ところどころで目立つ今更ぁ?な90年代的ダーク&ヘヴィ風味のせいもあってか、随分と「ちゃんとハード・ロックしてる」印象だ。
力強く伸びながら侘び寂びを操る Bax Fehling (vo) の明快な歌唱と Sven Cirnski (g) のウェットなギター・ワークがリードするウォームかつ透明感に満ちた北欧ハード・ポップ/ロックは、一聴するに「あぁ〜やっぱこーゆーのはいいよなぁ〜」と蕩けそうになるもので、地に足の着いたアダルト風味と前述の復活したハードなフィーリングのバランスが品質高く交わる様がなんとも心地良いんだよなぁ。
ってか、Sven Cirnski ってば、その北欧のギタリストらしいテクニカルな見せ場を交えながらのコシと粘りのあるエモーショナルなプレイに聴き惚れてたら、Richard Andersson の近作 "The Ultimate Andersson Collection" でも弾いてた元 SNAKE CHARMER のその人だったんだ!?(無知 ^-^;) (Dec. 29, 2005)
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True Kings of Bombastic Baroque Britannic Battle-Metal バンド(長い!/笑)BAL-SAGOTH が5年振りに放つ待望の 6th アルバム。
Wacken 2004 で体験した「あ〜ぁ、観なけりゃよかったよ…」的な激ショボ・ショウの悪印象から、本来なら期待高まりまくりのハズだったこの久々の新譜にもイマイチ食指が伸び辛くなってたけど・・・こうしてスタジオ作では完成度高く仕上げてくるのはやっぱり流石だなぁ。
ド派手なオーケストレーションを伴ったシンフォニック・ブラックの上で、Byron 先生の朗読ヴォイスが古語を交えながら H.P. Lovecraft インフルエンスな文学的暗黒歌詞世界をミステリアスに綴る超ドラマティックな一大叙事詩は、これまでと全く不変の BAL-SAGOTH 以外の何者でもない出で立ち。 本作は初期に通じるアグレッシヴなブラック・メタル色を随分と取り戻しているようで、そのせいで前々作 "The Power Cosmic" 〜前作 "Atlantis Ascendant" で強く感じられたマンネリ感がいくらか軽減された感じがするのが好印象だ。
最初、オーケストレーション/メタル・パート双方から感じたやや軽めのチープさに前述のライヴ時の悪夢が脳裏をよぎったりしたけれども、中盤 #4 "The Obsidian Crown Unbound" あたりから爆発的に盛り上がり始め、完ッ全に映画音楽な #9 "To Storm the Cyclopean Gates of Byzantium" を頂点としてラストのデビュー作への回帰を暗示する終曲 #12 "Return to Hatheg-Kla" まで一気に雪崩れ込む怒涛のスペクタクルは、結果的にスゲー楽しめたデス。 今後リピートするにつれ色々見えてきそうな奥深さアリな所も◎。
DRAGONFORCE に移籍した Dave Mackintosh (dr) の穴は、後任に就いた Dan Mullins (dr/THE AXIS OF PERDITION) の凄腕っぷりのおかげで全く影響ナッシング。 (Apr. 10, 2006)
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アルゼンチンのベテラン・ハード・ロック・バンド RATA BLANCA のシンガー、Adrian Barilari が有名ロック曲の数々を歌い上げるカヴァー・アルバム。
聴き慣れた名曲がスペイン語の歌詞で歌われるその様が、南米バンド独特の魅力を通り越して馴染み難い違和感を生んでいるのが難点。 珍品としては面白くなくもないが・・・。
1. Todavia No Encontre Lo Que Estoy Buscando (I Still Haven't Found What I'm Looking For) / U2
2. Como Yo Nadie Te Ha Amdo (This ain't a Love Song) / BON JOVI
3. Amor De Mi Vida (Love of My Life) / QUEEN
4. Para Estar Contigo (To be with You) / MR. BIG
5. Ni Un Segundo Quiero Perder (I Don't Want to Miss a Thing) / AEROSMITH
6. Angel / ROBBIE WILLIAMS
7. Asi Es La Vida (That's Life) / FRANK SINATRA
8. Pasion Prohibida / ALIANZA
9. Fragilidad (Fragile) / STING
10. Todo Lo Que Hago Lo Hago Por Ti (I Do It for You) / BRYAN ADAMS
ちなみに、RATA BLANCA から Hugo Bistolfi (key) がゲスト参加。 (Jan, 16, 2008)
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フィンランドのファンタジック・デス=ゴシック・メタル・バンド BATTLELORE の 3rd アルバム。
ゴシッキーにドライヴする硬質のヘヴィネスをファンタジックなシンフォニーでうっすらと包み込んだミドル・テンポの楽曲が持つ独特の雰囲気は健在なんだけど、なんだか前2作で感じられた「スペシャルな響き」が聴こえて来なくなっちゃったような?
せっかくとがり耳の歌姫 Kaisa Jouhki タン(ちょっと太った?)による魅惑のフワフワ・ヴォイスが映える BLACKMORE'S NIGHT に通じるメロウな叙情パートが大幅に増加したのに、そのパート単位には「ヲヲヲ!」と身を乗り出しつつ、楽曲としての淡白な展開にその悶絶は長く続かなかったり・・・。
うーん、惜しい。 非常に惜しいわ。 コスプレも飽きてきたしなぁ。(汗) (Sep. 26, 2005)
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フィンランドのファンタジック・ゴシック=デス・メタル・バンド BATTLELORE の4thアルバム。
本作は、その見栄えがすっかり普通のカッコイイ人間7人組になってしまったと同時に、音の方にも「本格派」の香り漂うダークなシリアスさを滲ませ出した意欲作。
一聴するにやや地味になったような印象も受けるけど、中途半端なフワロリ歌唱が逆に魅力な Kaisa Jouhki タン (♀vo) と意外な漢気を放つデス・ヴォイスを武器とする Tomi Mykkanen (♂vo) のデュエットをはじめ、これまで堅実に楽曲の体を形成するに留まっていた各メンバーのプレイがアーティスティックな表現力を発し始めたのはカナーリ高ポイント。 それらが全編で描くタメの効いた荒涼感は、なかなかの美味しさだ。
てかね、聴く度に去年の Wackenで 見た Kaisa タンの微乳っぷりが瞼の裏に浮かんできて、トテーモ切なくなるんデスケド。。(苦笑) (Mar, 07, 2007)
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フィンランドのメロディック・ダーク・メタル・バンド BEFORE THE DAWN の4thアルバム。
ゴシック・メタル色が強かった初期から作毎に徐々にメロディック・デス風味を増加させていった結果、本作では暗黒面に染まった SOILWORK がメランコリックな悲哀系ゴシック・メタルに手を出したかのような(謎)面白いスタイルになっている。
なんとなくの先入観からくる地味めのイメージとは裏腹に、その楽曲は洗練されたカラフルなヴァラエティを纏った重厚な装丁で、3〜4分台とコンパクトな尺にまとまりながらも、各曲に決して短さを感じさせないドラマティックな抑揚を封じ込めるその構築力の高さはなかなかのもの。
自国のナショナル・チャートでリーダー・トラック #2 "Faithless" が2位に食い込むなど、もしかしてブレイクの兆しあり? (Dec, 11, 2007)
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イタリアン・メロディック・メタル・バンド BEHOLDER の、有り得ないジャケの 3rd アルバム。
S.E.を絡めてみたりしながら近未来チックなプラスティックの手触りを感じさせつつ展開するヨーロピアン XaMetal は、ますます表現力を激増させた Patrick Wire (♂vo) のヘタウマ(ウマ…微妙…/汗)・エキセントリック歌唱と、溌剌とした中に柔らかな色気を漂わせる Leanan Sidhe 嬢 (♀vo) の魅惑の女声が絶妙にパート・チェンジを繰り返しながらアドレナリンの噴出を促す、前作までの延長線上のスタイル。
テンション高くアグレッシヴに刻まれるサウンドの中、今回はアコギやピアノが響く静のパートが催す悶々とした愁いがこれまで以上にフィーチュアされ、さらに各々のプレイの余裕と安定がある種の風格まで滲ませ始めた印象だ。
中でも、楽曲に知的な冷ややかさを加味し、それを完全にこの BEHOLDER の「色」にまで昇華させている鍵盤奏者 Mark Vikar のプレイは、前作のリーダー・トラックの P.V. で世界を震撼させた衝撃のパフォーマンスが伊達ではないほどに本作で効果的に響きまくっているのが誇らしいね。多分、鍵盤噛むだけじゃなくてちゃんと弾かせても相当凄いッスよ、コイツ。(笑)
ただ、安定感を増した分、悪い意味での落ち着きが出てきてしまったのもまた事実で、美味しいパートが連続しつつも決め手の曲が惜しくも見当たらない無いせいもあって「おぉ〜、なかなかいいんじゃん〜?」と思いっぱなしでいつの間にか終わってる感もアリ。
ピアノ・バラード #7 "Far Away" にて Roberto Tiranti (a.k.a. Rob Tyrant/LABYRINTH) がびしょ濡れ歌唱を披露。同一アルバムの中に比較対象が出来ちゃうと、Patrick・・・ちょっと辛いね。。。(^o^; (Aug. 29, 2004)
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米サンディエゴを本拠とするパワー・メタル・バンド BENEDICTUM のデビュー・アルバム。
米産バンドらしい安定した技量で骨太に邁進する欧風USパワー・メタルは、男勝りの Bitch な熱唱を弾けさす女性シンガー Veronica Freeman 姐さん(爆乳)の存在感の雰囲気やら何やら、HELLION の名を連想させるもの。
Craig Goldy (g/DIO), Jimmy Bain (b/ex-RAINBOW) がゲスト参加してたり、プロデューサーが Jeff Pilson だったり BLACK SABBATH のカヴァー #7 "Heaven and Hell", #11 "The Mob Rules" を演ってたりする「Ronnie 絡み」なスペックも、妙に HELLION とカブるね。 (Jun, 02, 2006)
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スウェディッシュ・メロディック・デス・メタル の若き新鋭 THE BEREAVED のデビュー・アルバム from Black Lotus。
クリアな切れ味と共に疾走するデスラッシーな基盤に叙情ハーモニーを奏でまくる2本の扇情ギターを乗っけた AT THE GATES meets 初期 SOILWORK 的なサウンドは、世に言う“超モヒ・タイプ”(笑)としての王道路線。
良い意味でブルータリティが希薄な楽曲は、実は CHILDREN OF BODOM も好きなんだろうな〜と思える瞬間もある非常にキャッチーな聴き易いもので、仄かにネオ=クラシカルな扇情力の高いギター・ワークの構築力もたいしたものだ。
そんな楽曲の出来の良さとは裏腹に、迫力のない潰れた呻き型デス声やトリガー掛け過ぎで平坦極まりないパタパタ・ドラム(しかもリズム感もメッチャ悪い…)などの旨味に欠けるプレイや、あまりお金と時間を注ぎ込んでないと思えるやや雑なプロダクションなどの“質”には、Black Lotus の限界をしみじみと感じてみたり・・・。
ただ、狙ってる方向性とそれぞれの曲はホントにイイんですわ。 #4 "Vital Organ Theft" や #8 "Devil's Deal" などは、もしCD屋の店頭で流れ出したらその瞬間にほとんどのメタラーが「Now Playing」のコーナーに目を遣るだろう殺傷力メチャ高なテーマ・メロディを持つ、明らかに“キラー・チューン”と呼べるものだし。
そんな風に、マジで今後大化けそうな気配をプンプンと漂わせてはいるので、次作にはカナーリ期待しちゃうかも。 (Mar. 16, 2005)
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スウェーデンの男女混声ゴシック・メタル・バンド BESEECH の 5th アルバム。
デビュー作 "...from a Bleeding Heart" のあまりの衝撃のデカさにその後ずっと惰性で買い続けているが(苦笑)、今回は(まったく期待してなかったせいもあるかもだけど)なかなかどうして意外と悪くないかも!?
相変わらずヘヴィネスの質がモダンだったりエレクトロなアレンジが幅を利かせていたりと「進化形ゴシック・メタル」であることを主張しつつも、本作ではこれまでの作品以上に歌姫 Lotta Hoglin タンの円熟の萌え歌唱を大胆にフィーチュアし、王道フィメール・ゴシック本来の美麗な魅力をきっちりと生み出しているのが非常に頼もしい。
個々の楽曲としても作品全体としても細部に亘ってベテランらしい重厚な完成度の高さを見せ付けている本作をもって、やっと「混声バンド BESEECH」としてのアイデンティティが結実したような感じを受ける力作だわ。 あ〜、前作 "Drama" で見限らなくてよかった。(^o^; (Dec. 12, 2005)
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Tim 'Ripper' Owens (vo/ICED EARTH ex-JUDAS PRIEST) が新たに立ち上げたヘヴィ・メタル・バンド BEYOND FEAR のデビュー・アルバム。
Daniel Heiman (vo/HEED, ex-LOST HORIZON) の領域に拮抗せん現世で唯一の人物と名高い Ripper の強靭なスクリームの凄みは十分に堪能できるんだけど、ザクザクとしたモダンなアグレッションに包まれた正統的なUSパワー・メタルな楽曲はかなり地味ぃな感じ。
John Comprix (g/13 FACES, SPAWN) のテクニカルなギター・ワークは意外と悪くない。 (May 06, 2006)
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ベルギーの6人組プログレッシヴ・メタル・バンド BEYOND THE LABYRINTH のデビュー・アルバム。
明快なヴォーカル・ラインとよく弾くギター&ふくよかなキーボードによる叙情アンサンブルが職人的に空間を埋めるサウンドは、それなりにテクニカルながらもいわゆる現代プログレ・メタルのシャープ感からすると整合感には乏しい「ダイナミック&ハードなシンフォ・ポンプ」といった趣。
喩えるならば SHADOW GALLERY が自身に点在する野暮ったい田舎臭さを増幅させたかのスタイルではあるんだけれど、B級インディー・テクニカル・ロックたるプログレ魂を自らの誇りに、あくまでプログレッシヴ・ロック側からのアプローチとしてハードかつスリリングにドラマを形成しようとする12曲70分は、聴き応えたっぷり。
ゲストとして Daniel Flores (dr/MIND'S EYE, XSAVIOUR), Marcel Coenen (g/SUN CAGED), Richard West (key/THRESHOLD), Rogue M. (vo/ex-SHADOWKEEP), Frank de Groot (b/ARABESQUE) らが参加。 (Mar. 07, 2006)
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スウェーデン・ベースの多国籍ダーク・プログレッシヴ・メタル・バンド BEYOND TWILIGHT の 2nd アルバム。
MANTICORA にもゲスト参加してその非凡な才能の一部を付与しているデンマーク人鍵盤奏者 Finn Zierler を中心とした技巧派メンバー陣が緻密に構築するプログレッシヴ・パワー・メタルがダークなドゥーム・ヴァイヴを震わす本作は、前作と比べて音の解像度をグッと上昇させたかのスケール感とクオリティに満ちた超力作。
が、スタートしてまもなく聴こえてきた歌声が・・・アレレ? Jorn Lande っぽいではあるけど、ちょっと雰囲気違うような? 慌ててブックレットのクレジットを見ると・・・「Kelly Sundown Carpenter - Vocals」。 うわ!? いつのまにかシンガー Jorn Lande ぢゃなくなっとるやんケ!(焦)
ところが、その Kelly Sundown Carpenter なる新たな米国人シンガー(地元テキサスでは OUTWORLD なるバンドにも在籍しているらしい)が意外に凄い。 「明らかに Jorn Lande を想定したフレーズ」をブルーズ魂を込めながらワイルドに歌い上げると共に、大仰な歌劇的パフォームをも堂々と演じることも出来る「ヲイヲイこいつどっから見つけてきた!?」って感じのカナリの実力派だ。
効果的に配されたS.E.と大胆な場面転換が生むシアトリカルな空気が、淀んだクローン人間社会の悲劇を描くドラマティックな音像は、そんな Kelly の歌唱が Jorn Lande はもちろん Mats Leven, Russell Allen, John Oliver らにも通じる表情を見せるせいもあってか、ABSTRACT ALGEBRA, SYMPHONY X, SAVATAGE を調合したような風合いもアリ。 切れの良いテクニカル・プレイと叙情的な旋律を要所で輝かせながらも、全体を不条理な暗黒色で覆い尽くした中世と近未来が交錯するようなプログレッシヴ・ヘヴィ・サウンドの濃密な味わいは、ホント格別だわ。
うーむ、まさに「災い転じて福と成す」な一枚ッスな。 (Apr. 20, 2005)
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フランスのメロディック・デス・メタル・バンド FURIA の鍵盤奏者 Mehdi Khadouj (key, g) と英国人女性シンガー Alexandra Bernard 嬢を中心とした、フレンチ・ゴシック・メタル・バンド BEYON-D-LUSION の 1st フルレンス・アルバム。
とにかく一聴して圧倒されるのが、Alexandra 嬢の超絶な歌の上手さ。 Anneke van Giersbergen タン (vo/THE GATHERING) のフォロワーであるのは明白ながら、そのしとやかな情感歌唱の抑揚に満ちた表現力は、本家以上とも思える程に素晴らしいものだ。
ちょいデジ風味のモダンな空気感を伴ってへヴィにグルーヴする乾いたへヴィ・リフに、Alexandra 嬢の極上歌唱が絡まるようにミステリアスに舞う・・・というスタイルの楽曲も、その THE GATHERING の90年代中期作や初期 LACUNA COIL に準じた色彩。 正直、最初聴いた時には没個性で地味な印象を受けたけど、Alexandra 嬢 の歌声の美しき魔力に誘われてリピートを重ねるうちに、各メンバーの高いミュージシャンシップから生み出されるマジカルなオーラが、この身にじわじわと沁みてきてマスよ。(継続中)
Mehdi と同じく FURIA にも籍を置くドラマー Julien Nicolas の有機的かつテクニカルなドラミングもカナーリ好みだし・・・コリャ FURIA のアルバムも買って聴かなくちゃだなぁ。 (Apr. 07, 2006)
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英国ベースのハイパー・テクニカル・エクストリーム・メタル・バンド BIOMECHANICAL の 2nd アルバム。
中心人物である元 BALANCE OF POWER のギリシャ人シンガー John K のハイ・トーンとデス・ヴォイスを交錯させたハイ・テンションなブチ切れ歌唱をフィーチュアした、変態的なテクニカルさが攻撃的に驀進するスピーディーなモダン・メタルの威力はメッチャ強力!
80〜90年代の欧米の伝統的へヴィ・メタル・ルーツへの敬意を露わにしながら、全体を極端かつ整然とした狂気のアグレッションで覆い尽くした驚異的シアトリカル・サウンドは、まるで初期 FLOTSAM & JETSAM に PANTERA と WATCHTOWER の生霊が憑依したかの独特な味わい。
要所で見事なアクセントとなっているシンフォニックなオーケストレーション、そして Jamie Hunt & Chris Webb のギター・チームによる超テクニカルなファスト・プレイの応酬も美味しすぎ。
圧倒的なメタル・エネルギーに充ちた極上の混沌を堪能できる名盤の登場だ。 Awasome!! (Aug. 14, 2005)
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スウェーデン産レトロ・ハード・ロック・バンド BLACK BONZO のデビューアルバム。
鍵盤奏者 Nicklas Ahlund がこれでもかと鳴らしまくるオルガン/シンセ/メロトロンがヴィンテージに響く70年代風ブリティッシュ・ハード・ロック・サウンドは、否が応にも初期 URIAH HEEP、第一期 DEEP PURPLE の名を想起させる激ヤヴァなノスタルジック路線!
URIAH HEEP の秘蔵音源だと言われたらオレは瞬時に信用しちゃうだろう(苦笑)#1 "Lady of the Light" をはじめ、クラシカルなハード・ドライヴィングにサイケデリックなユートピアン・フィール〜カンタベリー・ジャズ・ロック風味を絡めながらダイナミックな緩急を見せるプログレッシヴな楽曲群の手触りは、まさに当時の“英国アート・ロック”そのもの。 所詮焼き直しのパチモンだと解っちゃいるんだけど、'70s Love なヲサーンの“泣きのツヴォ”を心得過ぎている懐かしくもハイクオリティな狡猾なる音像の前には、悔しくも悶絶を禁じえないですわ。
Joachim Karlsson (g) のいかにも北欧的な豊潤ギター・ワークをはじめ、100%懐古主義なサウンドに潜む現代的なシャープなテクニックが生む、21世紀に生きる今のバンドとしての完成度の高さも◎。
ただ、この手の音で全12曲70分(日本盤ボーナストラック込み)はチト長いなぁ。 ちゃんと46分テープに収まるように(しかもA面/B面構成で)してくれんと!(古) (Apr. 29, 2006)
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米デトロイト産のデス・メタル・バンド THE BLACK DAHLIA MURDER の 2nd アルバム。
1st より更にブルデス度を高めたかの容赦ないエネルギーを噴射させると同時に、メロディックなギター・ワークの威力も激増。 前作では北欧臭を感じさせていた旋律美の質が、より 80's U.S.スラッシュを思わせるもの接近してきたのも面白い。
なにより、「学生バンド」的な初々しさに変わって「大物新人バンド」堂々とした恰幅が身についてきたのがチゴイネ。
SOUNDHOLIC から Metal Blade Japan に出世(?)してしまったことによって、ここ日本のメタル・メイニアの間では“One of Them”的な扱い/認識になってしまったのが惜しいけど、なんとか頑張ってホシイね。 (Oct. 03, 2005)
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ドイツは Essen を本拠地とするシンフォニック・ヴァイキング・メタル・バンド BLACK MESSIAH の 2nd アルバム。
薄汚れたヴァイキング装束&武具に身を包んだ6人の屈強な戦士たちが繰り広げるのは、エピックなオーケストレーションを美しく輝かせながらパワー・メタリックに爆走するヴァイキングなブラック/デス・メタル。
キラッキラな大疾走の雰囲気がこのバンドを EQUILIBRIUM と同類項に属することを宣言してはいるが、「若さ」の代わりに「老獪なる悲愴感」を前面に打ち出したこの BLACK MESSIAH からは、より“ヴァイキング”な勇猛さを感じ取ることができる。
激泣き超速疾走チューン #3 "Blutsbruder"、勇壮極まりない哀愁ドラマ #7 "Christenfeind"、ヘナチョコ女声ヴォーカルがいい味出してる疾走ヴァイキンガー #10 "My Way to Asgaard" らに代表される非常にインプレッシヴな楽曲群は、サウンド・プロダクションこそ EINHEIT PRODUKTIONEN なる無名レーベルならではのややチープなものでありながらも、ツイン・ギターが紡ぐ赤面ものの激クサ旋律、そして中心人物 Zagan (vo, g, violin, mandolin) がヴァイオリンとマンドリン(!)を鳴かせて啼かせて泣かせ尽くすジプシー&フォーキーな調べが響くコッテコテの哀愁メロディの殺傷力は抜群だ。
凪を漕ぎ進むヴァイキング船・・・豪雨の中の進軍・・・そして死を賭した闘い・・・。 愛憎渦巻く極北の戦地に妄想を馳せる至上の快感に、心地よく浸ることができる好盤デス。 (Oct. 06, 2005)
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ドイツはEssenのシンフォニック・ヴァイキング・メタル・バンド BLACK MESSIAH の3rdアルバム。
激クサ哀愁旋律を勇壮に疾走させるパワー・メタリックなエピック・ヴァイキング/デス・メタルは EQUILIBRIUM と同系と言えるんだけど、笛、ヴァイオリン、マンドリンによるジプシー風味と妙にベテランっぽい「じじぃオーラ」(笑) は独特の風合いで、本作では準大手AFM Recordsへの移籍によってそのクオリティが一気に上昇。 …つってもまだまだドタバタしてはいるんだけど。(^-^;
本作のハイライトはなんといっても Dschingis Khan のカヴァー #10 "Moskau" でしょ。 目を閉じるとあの空耳フラッシュの映像が・・・。(笑) (Dec, 29, 2006)
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GODZで呑んでる時に流れてたのを聴いて、あまりのカコヨサに翌日池袋ウニオンで即買いした、米国はケンタッキー出身の4人組ハード・ロッカー BLACK STONE CHERRY のデビュー・アルバム。
いわゆる70年代テイストの原点回帰系レトロ・ハード・ロックなんだけど、LYNYRD SKYNYRD 風味の泥臭いサザン・ヘヴィ・ロックに現代的なメタル・エッジを加味したダイナミックな音像の、マヂな男惚れを誘いまくりのカッコよさは異常。(悶)
グルーヴィにうねる肉感ボトムとラウドなエモーショナル・ギター、そして漢クサいイケメンヴォーカルが相互に反応し合う骨太なエネルギー自体に心を揺さぶられるのはもちろんのこと、キャッチーにドライヴするテンコ盛りの哀愁メロディの存在も心憎いばかりで、#8 "Hell & High Water", #11 "Tired of the Rain" らから放射される漢の哀感はあまりにも美味し過ぎでヤヴァイす。
こ、コリャ SPIRITUAL BEGGARS に対する米国からの回答だ!・・・ってゆーか、この手のサウンドは元来こっちが本家ですよねぇ。。サーセン!(苦笑) (Nov, 06, 2007)
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楽聖 Ritchie Blackmore 師匠率いるルネッサンス・ジプシー・フォーク/ロック・バンド BLACKMORE'S NIGHT の海外編集のベスト盤。
本作の目玉は、既発アルバムからのセレクト+αの珠玉(ってのは言い過ぎでやや外し気味/苦笑)の14曲が並ぶ本編ディスク・・・ではなく、付属のボーナス・ライヴ DVD と3曲の書き下ろしクリスマス・ソングが収録されたボーナス MCD "Chrismas Songs" だ。
DVD で楽しめる、欧州の古城の一角に組まれたの特設ステージで優雅かつエキサイティングに繰り広げられる吟遊詩人のパーティは、ライヴ・ショウこそがこの BLACKMORE'S NIGHT の存在意義だと思えるほどの素晴らしい内容。たった5曲というのが実に物足りないのぅ。。。。
そして、3曲のクリスマス・ソングが、どれも単なるおまけの粋を完全に超越した白眉の出来なのも嬉しすぎ。
これでたった1,523円(@Amazon.co.jp)とは・・・さすが我が師、Ritchie Blackmore。恐るべし。 (Nov. 03, 2004)
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我が心の師 Ritchie Blackmore (g) 率いるルネサンス/ジプシー・ミュージック・ユニット BLACKMORE'S NIGHT の 5th アルバム。
前作で開花した歌唱力/表現力がますます増進した感のある愛人 Candice Night (vo) ナチュラルな美声と、到底還暦とは思えぬシャープな冴えっぷりを見せつける Ritchie の悶絶ギター・プレイが愛情を交感させながら中世の宮廷で繰り広げる華麗なる酒宴は、期待を690%裏切らない安心の出来。
ナイーヴな哀愁を孕んだ優美に和むクラシカル・フォークに混じって、随所でハードにロックしながら Ritchie の伝家のエレクトリック・ギターが泣きまくる場面が登場するメリハリも嬉しく、その Ritchie のギター・パートの意外にも緻密なオーヴァーダブを含めて、全体的にこれまで以上に時間をかけて詳細までしっかりと作り込んである印象だ。
後期 RAINBOW が遺した超名曲のセルフ・カヴァー #14 "Street of Dreams" も、世紀を超えて新たな魅力を発散。 Special Track for Limited Edition として追加収録された "Street of Dreams - featuring Candice Night, Ritchie Blackmore and Joe Lynn Turner" の存在も、我々盲目的な信者としては(笑)「RAINBOW の局地的再結成」的な感慨深さに溺れるね。うん、溺れる溺れる。 (Jan. 29, 2006)
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現在の BLACKMORE'S NIGHT の“全て”を封入した二枚組 DVD。
2004年にドイツの Veldenstein 城と Neuhaus 城でのライヴ・ショウを収録した本編は、まさに中世の城砦で繰り広げられるジプシー・パーティ・・・というナイスな雰囲気で、中世のコスプレに身を包んだオーディエンスと共にアットホームに展開するリラックスした空気の中、メッチャ楽しそうにノリまくる Ritchie 師匠の御姿が見目に眩しい・・・つか、やっぱ Ritchie 白いストラト似合いまくり!(号泣)
Disk2 に収録された PV、ドキュメンタリー、本編同様ドイツの Rheinfels 城 & Abenberg 城でのアコースティック・ギグ、出演した TV 番組の様子、インタビューなどの膨大な映像資料も、Ritchie と Candis の馴れ初めの話とかのどーでもいい部分も含め(苦笑)、見応えバッチリの美味しさだ。
いやもうとにかく、Ritchie 派としては、満腹必至のお得極まりない逸品ッスわ。 (Jan. 29, 2006)
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メタル大国ドイツが誇るトップ・アクト BLIND GUARDIAN の約4年半振りの8thアルバムは、バンド史上もっとも魅力的な美麗アートワークに反比例するように、内容的はこれまでの作品中で最も魅力の薄いものに・・・。
細部までキッチリと創り込まれたビッグ・バンドらしい完成度の高さには唸らされるし、依然として Hansi Kursch (g) のあの声と Andre Olbrich (g) のあのギターが特徴的に鳴る BLIND GUARDIAN 独特のフォーマットに則ってはいるものの、違うステップ(それが上なのか下なのか横なのか奥なのか手前なのかは全く読めない)に歩を進めようともがいているかの妙なヴァラエティ感が、持ち味だったダークで壮麗なファンタジー色を大幅に殺いでしまっているのが辛過ぎ。 それでも楽曲さえ良ければいいんだけど・・・今回も前作同様に、特に耳を惹く曲は見つけらなかったし。 オレ的には MANTICORA や PERSUADER の方が何倍も刺激的だわ。
これまで、アグレッションとのコントラストが輝かせていたメロウなフォーク・パートの神秘的な魔力が、疾走感の減衰によってその魅力を完全に失ってしまっているのも面白い。(ホントは全然面白くない) (Sep, 14, 2006)
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フィンランド産メロディック・デス・メタル・バンド BLIND STARE のデビュー・アルバム from ARISE RECORDS。
切れ味鋭いギター・ワークとキラキラなシンフォニック・キーボードが端整にドライヴィングするそのサウンドは、乱暴に分類してしまえば KALMAH, NORTHER らの CHILDREN OF BODOM チルドレンの流れにあるもの。(マインド/手法としては CADACROSS に共通点を見出せるかも?)
が、時にデス&ロール的とさえ思える荒々しいローリング・リフ・ワーク、そしてシンガー Eino Tuominen の絶叫/グロウルの二刀流歌唱と共にドラマを構築するクリーン・ヴォイス(ギタリストとドラマーの2人が担当)の朴訥メロディック歌唱が呼び込むヴァイキング風味などの要素が生む前述のバンド群以上の骨太で硬派な感触が、この BLIND STARE のデビューを単なるフォロワー登場以上のスペシャルな出来事としていると言えるだろう。
あくまで自身がドラマティック&シンフォニックな華麗なる様式系であることを前提として、その本来の持ち味の数々それぞれを研ぎ澄ますよりことによってよりエクストリームな高揚感を演出しよう・・・という、そういった視点で組み上げられたメロデスってなんだか久々な気がするなぁ。(嬉)
随所で発揮する素晴らしいセンスが耳を惹く Zacharias E. Aarnio (key) をはじめ各楽器のエモーショナルな息遣いが聴こえる非常にヒューマンな音作りも心地良く、スロー・パートでの重量感/浮遊感も十分。 うん、こりゃマジでいいバンドだわ。 次作とか相当ヤヴァそうな予感がプンプンだし、今後の展開に超期待デス。
そうそう、オフシャル・サイトによると、ex-DREAMTALE で現 TERASBETONI の Jarkko Ahola (vo) が歌う "Runaway" なる曲が日本盤ボーナス・トラック用として用意されてるんだけど・・・どっかから出るの?(謎) (Jul. 24, 2005)
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スウェーデンのメロディック・ハード・ロック・バンド STREET TALK のリーダー Fredrik Bergh (key, b) が新たに立ち上げた正統ヘヴィ・メタル・プロジェクト BLOODBOUND のデビュー・アルバムは、不死の悪魔ノスフェラトゥとの戦いを描いたストーリー・アルバム。
ジャケはご覧のとおり最悪レベルの酷さだわ、4人のメンバーは(メロハー野郎なハズの Fredrik も含めて/苦笑)何故かブラック・メタリックなコープス・メイクと共に邪悪なポージングを決めているわで妙に色物的な雰囲気を醸し出しつつも、演ってるのは至ってまともなクラシックなヘヴィ・メタルなのが笑える。(笑)
メロディックなギター・ワークが全体を引っ張る IRON MAIDEN ルーツの強固な地盤の上で近年の欧州メロディック・メタル的なキーパーな煌びやかさを走らせる楽曲は、さすがに一部でその名が引き合いに出されてる LOST HORIZON の域には全く達してない (^o^; ものの、シンガー Urban Breed (TAD MOROSE) によるちょい Jonny Lindqvist (NOCTURNAL RITES) 似の明快な勇壮歌唱(with 壮麗コーラス)が印象的なメロディを雄々しく歌い、ギタリスト Tomas Olsson のネオ=クラシカルな弾きまくりが冴え渡る、確かにピュア・メタラーの心をくすぐるツヴォを得た佳曲揃いだわコリャ。
パッケージングのニセモノくさい胡散臭さに一歩退きつつも、どう考えても名曲レベルのタイトル・トラック #3 "Nosferatu" に、メタル・パワー漲る握り拳を天に突き上げてる自分がいる。(苦笑) (Dec. 20, 2005)
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STREET TALK の Fredrik Bergh (Key,b) 率いるスウェーデンのメロディック・パワー・メタル・バンド BLOODBOUND の2ndアルバム。
魅惑の正統クラシック・メタルをプレイしながらも見た目はブラック・メタリックなコープス・メイク・・・という奇妙なスタイルが生んでいた「ネタっぽさ」が、2作目リリースのNewsに驚きを運んできていたが、脱退したシンガー Urban Breed (ex-TAD MOROSE) の後任がなんとあの Michael Bormann 様 (ZENO, ex-JADED HEART) と聞いてさらに驚いた。
Bormann 様のこれまでのキャリアの中でもここまでのコッテコテのヘビメタは無かったハズなので、コリャどうなんだろう・・・と思いきや、蓋を開けてみたら流石の実力派たるハマりっぷりで一安心。
それどころか、前作でのハイライト "Nosferatu" の流れを汲む #6 "Flames of Purgatory", #11 "Seven Angels" という IRON MAIDEN 風味のギャロップ・メタル群よりも、新加入の隠れた名ドラマー Pelle Akerlind (dr/MORGANA LEFAY) の推進力満点のプレイを生かした #1 "Sign of the Devil", #4 "Bless the Unholy", #7 "Into Eternity", #10 "Turn to Stone" らの HELLOWEEN 的な明快な疾走感を持ったファスト・チューンの出来の良さが目立つ作風の中、本来マイルドなハスキー・ヴォイスに過度のエネルギーを注入しながら爆発させる Bormann 様の歌唱ってば、LETTER-X "Born into Darkness" 以来の名演となってるぢゃん♪(嬉)
注目の白塗りメーキャップが Bormann 様が許容しうるレベルに他の全員がトーンダウンするというヘタレな形(苦笑)に落ち着いてしまったのはオレ的には至極残念なんだけど、一般的には、それも含めてニセモノ臭いネタ体質が薄れたのは案外良い傾向なのかもね。 (Jun, 19, 2007)
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英国のハード・ロック・シンガー Bob Catley (MAGNUM) の5作目のソロ・アルバム。
今回の楽曲は、前作でもプレイしていた Vince O'Regan (g/PULSE, ex-NO SWEAT) と LOST WEEKEND の Paul Uttley (vo) & David Thompson (g) の3人がチームで担当。 前作で Paul Hodson (key/TEN, ex-HARD RAIN) が目指したメロディックな正統派ハード・ロック路線を引き継ぎながらも、いかにも「大英帝国のイデオロギー」云々という言葉が口を突いて出そうな靄(もや)の中に充満する湿り気は濃度を増し、全体を包むその空気感はかつて MAGNUM が発散していたそれに最も近くなった印象だ。
が、時代遅れの古めかしいアレンジメントと、その湿り気が悪い方向に作用したエッジの欠如・・・そして詰まるところ楽曲そのもののイマイチさはカナーリ残念なレベルで、Bob ヲジサンのいぶし銀歌唱もその老獪なエモーションがやや空回り気味。。
奇跡の銘盤 "The Tower" 再び!とまでは求めないけど、この「可も不可もなく・・・」的な地味ぃ出来は、なんとも不完全燃焼な感じ・・・。 (Jan. 20, 2006)
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IMAGINERY, CASUS BELLI, NIGHTFALL, SEPTIC FLESH, STAR QUEEN 等に参加し、最近では FIREWIND の来日公演での予想外のイケメンっぷりや MAGIC KINGDOM "Metallic Tragedy" へのゲスト参加の報が耳に新しい、ギリシャの売れっ子鍵盤奏者 Bob Katsionis の2枚目のソロ・アルバム。
メイン楽器であるキーボードの他ギターもプレイする Bob、そして Fotis Benardo (dr), Stavros Giannakopoulos (b) というグリーク・トリオが奏でるのは、超絶テクニックが炸裂するハイ=テンションなインストゥルメンタル・チューンズだ。
なにより、楽曲の傾向がガッツリと疾走する(時にはブラストをも厭わぬ!)シンフォニックな欧州メロディック・スピード・メタル的なものであるというのがまずは高ポイントっしょ。この手のハイ=テク・インスト物にありがちなアダルトなフュージョン・タッチが楽曲を支配する場面も無くはないが、それらが良い方に作用してスマートでプログレッシヴなクオリティを生むのに一役買っちゃってるという実に幸運(ってゆーかそんだけメタル・センスが優れてるってことよね)な一面もアリ。
いやー、インスト作である云々を超越して、「マイナー・キー主体のテクニカルなヘヴィ・メタル」としての悶絶ポイントが多数存在する、メタル・ヘッズとして自然にヘドバンを誘発されるなかなかの一枚に仕上がってると思うデスわ。そのメタル・エッセンスの原動力となってるドラマー Fotis Benardo のプレイが驚愕レベルの凄さに満ちていたっちゅーのも儲けもんだったし。(嬉)
しかしさ、鍵盤奏者としての達者っぷりはもちろん普通に「相当なテクニシャン」と呼べるほどに7弦ギターをも弾きこなすイケメンな Bob Katsionis 君、「超 Daniele Liverani タイプ(笑)」としてこれから更に引っ張りだこになっちゃうんぢゃないの〜? (Jul. 18, 2004)
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既に押しも押されぬ大御所の粋に達した感のあるアメリカン・ロック・バンド BON JOVI の 9th アルバム。
オープニングを飾るタイトル・チューン #1 "Have a Nice Day" が強く印象付ける哀感を包み込むダイナミクスの質感に「ハード・ロック回帰」的な匂いを感じはしたが、その後の流れ的には随所にハード・エッジな織り込んだ「BON JOVI に期待する線に近いスタイル」の曲が続くものの、やっぱり今一歩のめり込めない普遍的なアメリカン・ロック・・・って感じ。
つか、そんなハードかどうかってことは全然問題ではなくて、単純に楽曲が上述の #1 "Have a Nice Day" を除いてどれもイマサン好みじゃないんだよね・・・。 前作 "Bounce" の方が、退屈な曲も多かったが印象的で気に入る曲も多かったな、オレは。
ま、この次来日するタイミングで、ショウの予習としてまた聴いてみよう。 その時に今より曲が引っ掛ってきてくれたらラッキーってことで。 (Oct. 02, 2005)
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Lars Eric Mattson が仕掛けるユーロ・エピック・メタル・プロジェクト BOOK OF REFLECTIONS のデビュー・アルバム。
シンガーに Andy Engberg (ex.LION'S SHARE / SECTION A), Hubi Meisel (ex.DREAMSCAPE), Mikael Holm (WINTERLONG) の3人を、そしてキーボードに Vitalij Kuprij を配してネオ=クラシカル風味をまぶした劇的な欧州ヘヴィ・メタルという実に美味しい路線を標榜している。
・・・が、曲が非常に退屈で、そのうえ歌唱/プレイも地味というかなりツラめの内容。本当は誰一人この路線が好きな奴いないんじゃないの?って感じぃ。
そんな中、凄まじいファスト・プレイを弾きまくる Rusty Cooley (g) のプレイにだけは、「逸材発見!?」的な喜びを感じることが出来るかも。 (Jul. 18, 2004)
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Lars Eric Mattsson 社長が Lion Music 所属アーティストから選抜して臨むスウェーデンのネオ=クラシカル・プログレッシヴ・メタル・プロジェクトの2作目。
メンバー:
Bjorn Jansson (vo/TEARS OF ANGER)
Martin LeMar (vo/TOMORROW'S EVE)
Anand Mahangoe (g/SPHERE OF SOULS)
Lars Eric Mattsson (g,b,key,vo)
Eddie Sledgehammer (dr/MATTSSON, CONDITION, RED, VISION)
Mistheria(key/BRUCE DICKINSON BAND)
・・・このメンツから想像できるとおりの音。(汗) (Jan, 06, 2007)
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ノルウェーのプログレッシヴ・メロディック・ブラック・メタル・バンド BORKNAGAR の 6th アルバム。
DIMMU BORGIR に加入するため脱退したシンガー I.C.S. Vortex の後任に Andreas Hedlund (a.k.a. Vintersorg) を据えるという奇跡のシンガー人事が衝撃的だった前作に続き、本作でもその Vintersorg 君の哀愁朴訥ヴォイスが冴え渡るったら冴え渡る。
アグレッシヴに荒れ狂いながらもハモンドやピアノ等のレトロな音色のキーボードが温かみを演出するメロディック・ブラストが、独自の感性で構築されたやや不協なアンサンブルを独特のフックとして静かに広がる暗黒叙情美に鮮やかに場面転換する BORKNAGAR ならでは醍醐味はこの新作でも健在だ。
さらに本作は、たおやかな叙情パートの分量をグッと増量したこれまで以上にアーティスティック&プログレッシヴな印象で、それによってますますバンド VINTERSORG との差異が少なくなってきたような・・・。(^o^;
うん、やっぱホント好きだわ BORKNAGAR。程よい難解さが快感を呼び込む濃密な美麗ケイオス・・・タマランデス♪ (Aug. 22, 2004)
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ブルガリア領オーランド出身のクラシカル派ギタリスト Nikolo Kotzev 率いる BRAZEN ABBOT の 5th アルバム。
DEEP PURPLE, RAINBOW の流れを汲む様式系ブルーズ=ベースド王道ハード・ロックを、北欧風味のクリアなシンフォ/クラシカル・エッセンスとキャッチーでアダルトな A.O.R.タッチで味付けしたオーセンティックなサウンドは従来どおりの作風だし、複数のシンガーを起用するというスタイルもこれまでと同様だけど、楽曲面においてその焦点が一気に定まってきたような充実を見せているのに驚いた。
本作でシンガーを努める Joe Lynn Turner (vo on 1, 4, 7, 10), Goran Edman (vo on 2, 5, 9, 12 / XSAVIOR), Tony Harnell (vo on 3, 6, 11 / TNT, STARBREAKER), Erik Martensson (vo on 8, 9, 10 / ECLIPSE) ら4人の声の相性も非常に良く、彼らそれぞれの熱演が全体の中でバランスよく形成するハイライトの連続はメッチャ聴き応えあり。
広瀬編集長悶絶必至の「超 "Bent Out of Shape" 収録曲タイプ」(笑)な #4 "Dreams" で「望まれる持ち味」を発揮しまくる Joe Lynn Turner と、ラストのアーバン・バラード #12 "Shades of Grey" をしっとりと締めくくる Goran 'Mr. 北欧ヴォイス' Edman のレギュラー・メンバーはもちろん、高エネルギーなハード・ドライヴィン・チューン #3 "Godforsaken" で自らが世界有数のハイ・トーン・シンガーであることを強烈にアピールする Tony Harnell、そしてメロウな哀愁 A.O.R. #8 "The Shadows" にて他の名シンガー3名に一歩も引けを取らぬ叙情歌唱を聴かせる Erik Martensson の2人の活躍が新鮮さを生んでいるのも◎。
Nikolo Kotzev が端々でしっかりと主張する独特のクラシカル・センスももちろん強力だが、今回それ以上に耳を捉えたのが、Nelko Kolarov (hammond, piano, key) の悶絶ピアノ・タッチ。 ななな何者だ!?と思ってググってみたら、どうやらソロ・アルバム出してるらしい。 買わネヴァ! (Jul. 07, 2005)
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TOC でも活動するメンバーを擁するフィンランドのシンフォニック・ネオ=クラシカル・メタル・バンド BRIDE ADORNED のデビュー・アルバム。
華麗に響くシンフォニーと荘厳なクワイアが悶絶極まりないバロックなフレーズを交錯させまくる壮麗なるオーケストラル・メタルの、SYMPHONY X + ROYAL HUNT + THERION という贅沢なサウンド・スタイルの豪華さったらもう圧巻の一言すら出ないほど。
線が細い系ハイ=トーン・ヴォーカルによる存在する意味すら希薄なほどの当たり障りのない歌唱パートにこそ終始勿体無さを覚えまくりだが、それを差し引いて考えても、この劇的な欧州メタルの骨格を成す My 脳内に多量のエンドルフィンを滴らすに十分な極端なまでのクラシカル・エッセンスは、マジ美味しいですわ。 #5 "Otherworldly" 最強ッ!!
ただ、非常に良く出来た激高レベルの有機的なオーケストラ・パートに驚きつつも、逆に良く出来てるだけに求めてしまう「音」以上のもの・・・情念とかそういうものが伝わって来にくいことで、PC レコーディング技術の向上がもたらした功罪についてとかそーんな余計なコトを考え出しちゃったり。(汗)
滅多なことで「昔は良かった」的なことは言いたくない・・・ってかそもそもあんまりそう感じないんだけど、Yngwie Malmsteen をはじめとする「アノ頃」のギタリスト主導型な初期ネオ=クラシカル・メタルって、ある種の辛い肉体的訓練によって生まれた情念に満ちた、肉体性/獣性を持った最たる音楽だったと思うんだけど、PC レコーディングが訓練を不要にした現在は・・・。
ってことで、そんな風にネオ=クラシカル・メタルについて改めて考えを巡らせるきっかけとなる程に、ヘヴィ・メタル史にとって重要な一枚ってことで。(嘘) (Nov. 13, 2004)
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NIGHTWISH のギタリスト Emppu Vuorinen を擁するフィンランドのメロディック・ハード・ロック・バンド BROTHER FIRETRIBE のデビュー・アルバム from Spinefarm Records。
ちょいと自虐的なアルバム・タイトルからどんなのが飛び出してくるのかと思ったら、聴こえてきたのが真っ当な80年代風メロディック・ハード・・・しかも TYKETTO が壮麗なキーボードを身に纏ったかの素敵な方向性を極上のクオリティで仕上げた逸品でビックリ。
マイルドな清涼感とメランコリックな哀愁がパワー感たっぷりに展開するキャッチーな楽曲はどれも粒揃いで、それだけに、シンガー Pekka Ansio Heino (vo/LEVERAGE) の声質/歌唱が(今でも決して悪くはないんだけれど)もうちょい魅力的だったら・・・という贅沢な欲求も頭をもたげてくる。
それにしても、本作での Emppu のギター・プレイはメチャいいねー。 NIGHTWISH でのプレイとは異なる、ポップな音像の中でコンパクトにまとめているからこその「クラシカルな小技の際立ち」には、耳を惹かれまくりデス。 (Jul, 11, 2006)
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我が師 Bruce Dickinson (vo/IRON MAIDEN) の、前作からは7年振りとなる 6th ソロ・アルバム。
本作は1999年の IRON MAIDEN 復帰劇以来初めてリリースされるソロ作品となるんだけど、聴けば聴くほどにこの充実したソロ・ワークこそが本職であり、向こうはパイロット業以下(笑)の単なる余興でしかない・・・と再認識させられるばかりの素晴らしさッスわ。
心地好くダークな破壊力と力強くもキャッチーな叙情メロディが近世寓話世界の深遠なる魔力で溶け合ったその作風は、ミステリアス&ヘヴィな暗黒美に覆われた神盤である "Chemical Wedding" と快活な MAIDEN 風メロディック・メタルの好盤だった "Accident of Birth" のちょうど中間あたりに位置すると思えるもの。
バランス/ヴァラエティに長けた粒の揃った楽曲は、不穏なヘヴィ・イントロ #1 "Mars Within" に続いてヘヴィネスとメロディが理想的な融合を見せながらドライヴィングするオープニング・チューン #2 "Abduction"、ヘドバン必至の強靭なリフ攻撃から哀愁コーラスへと雪崩れ込むドラマに悶絶な #3 "Soul Intruders"、勇壮な中に哀しき叙情が浮遊する #4 "Kill Devil Hill"、TRIBE OF GYPSIES を想起させるセミ・アコースティックな穏やかさに和む #5 "Navigate the Seas of the Sun"、英国らしいダークな格調を備えたダイナミック・チューン #6 "River of No Return"、重量感溢れる愁いに満ちた疾走メロディック・メタル #7 "Power of the Sun"、サバシーな地下グルーヴと郷愁コーラスの対比にグッとくる #8 "Devil on a Hog"、サイケデリコが闇の中でヘヴィに蠢く様がまさに Evil な #9 "Believil"、そしてダークな混沌を珠玉の旋律で包み込んだ終曲 #10 "A Tyranny of Souls"・・・と、まさに「捨て曲ナシ」という言葉に偽りなき圧巻のラインナップだ。
うわずるほどの情熱はもちろん、狂気を滲ませた穏やかさの魅力も光る Bruce のさすがの極旨歌唱こそが主役として看板を張っているのはもちろんだが、プロデュース、作曲、そしてギター・パートという本作の根幹をなす部分を形成する「もう一人の主役」、Roy Z の魅力もまたたっぷりと味わえるのも嬉しいポイント。
エモーショナルな叙情フレーズを交えた凄絶なる鬼弾きソロ・パートをはじめ、全編に大胆にフィーチュアされた熟達ギター・プレイの奥深い味わいは悶絶モノで、所々でやや感じられる歌メロのパターン化をヘルプするように見事に新鮮なフックを与えているそのパッショネイトな存在感の強さは、まるで本作がスター・シンガー Bruce Dickinson を迎えた Roy Z 自らのソロ・アルバムであるかのようだ。(笑)
っとに、早いとこまた IRON MAIDEN 辞(以下略) (Jun. 08, 2005)
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イタリア人シンガー/ギター・プレーヤー Bruno Kraler のソロ・プロジェクト BRUNOROCK の 3rd アルバム。
主役 Bruno Kraler (vo,g,key) のスマートなハスキー・ヴォイスをサポートするのは、Fredrik Bergh (key/STREET TALK), Rachel Bolan (b/SKID ROW), Bobby Altvater (gu/AFFAIR), Alex De Rosso (g/HEADRUSH, ex-DOKKEN)、そしてプロデュースは大御所 Michael Wagenerという燻し銀的に豪華な布陣。
その非常に洗練されたポップなメロディック・ハード・ロックは、緻密に作り込まれた抜群の整合感(やや人工的な無機質さを感じさせるが…)で紡がれる都会的な哀愁に心惹かれるもので、アメリカ的な乾燥質と欧州風味の旋律美が融合した雰囲気が後期 WINGER、後期 GIFFURIA の姿を思い起こさせたな。
イントロに続くオープニングにうってつけの哀愁ドライヴァー #2 "It's Been Done 4 Me"、腰の据わったアーバン・ミドル #3 "Now Dies The Truth" の強力哀愁ハード2連発、TERRA NOVA 風味の郷愁ライト・チューン #8 "Hard Working Day"、そしてドラマティックなハード・チューン #9 "No More Promises" らの佳曲が並ぶ一方、やや退屈な平坦な曲も確実に存在するではあるが、全編で悶々と弾き紡がれる Alex De Rosso (g) のエモーショナルなソロ・パートが全ての曲をオレの興味の対象としているのが嬉しいわ。
中でも名曲 #9 "No More Promises" でのその Alex のプレイは特に凄まじく、ベンドに込める情念には Neal Schon と同質の魂が見えた! (May 20, 2005)
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数年前にリリースされたデモが局地的な話題になってたブラジルのメロディック・スピード・メタル・バンド BURNING IN HELL の 1st フルレンス・アルバム。
メランコリックなメロディを携えて超速なる疾走を重ねまくる様は、否応にも“神速メロスパー”(←一発変換/汗)DRAGONFORCE を想起させる。
・・・が、同じ超速でも、いわゆる“メロスピ”の軽快さとは一線を画した“無骨な漢らしさ”が漂っているのがこの BURNING IN HELL ならではの味わい。ライヴでのシンガロング、コール&レスポンスを想定した勇壮な楽曲を支える、スピードを載せつつもパワー感のあるリズムの凛々しさは、OUF とすら呼べよう正統派ピュア・メタルがそのままスピード・アップしたかのような地に足の着いた興奮を運んでくるデスわ。
高音でヨレるヴォーカルをはじめ随所にヘナチョコ感もあるけど、それもまた愛嬌と許せる何かが存在するのも面白いな。 (Jul. 08, 2004)
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