TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R |
0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 | |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 | 4 |
M | 成瀬、川崎、荻野、根本、伊藤、○シコースキー - 里崎、田中雅 |
E | 田中、片山、インチェ、●小山(0-1) - 藤井、嶋 |
M | 田中雅(9回・小山)、今江(9回・小山) |
E |
杉山投手コーチ(先発・田中投手の立ち上がりについて)
ボール自体は悪くない。ブルペンでは力で投げていたのが気になったが、マウンドではそれが修正できているね。
3回は初球の入り方など、いろいろ反省すべき点があった。
とはいえ、今日は決して悪くない。彼なら試合中に修正してくるだろう。
中島選手(6回ウラ、タイムリーヒット)
まっすぐでした。それまで凡退していたので、名誉挽回したいと思っていました。
結果を出すことができてホッとしています。
片山投手コメント
めちゃくちゃ緊張しました。一軍のメンバーは、こんな凄い緊張感の中にいるんだなと感じました。
1イニング目は四球を出してしまったのですが、2イニング目は良かったと思います。
嶋捕手からも『腕を振っていけ!』と言われたのですが、そのとおり、腕を振れたと思います。
フォークも決まりました。これからは、ストレートの精度を上げていきたいと思います。
田中将大投手(降板後コメント)
記者:今日のテーマは何でしたか。
田中:ピッチャー有利のカウントを作れるよう、しっかり投げていくことをテーマにしていました。実際に、今日は低めにボールを集めるいいピッチングができたかな、と思います。
ただ、失点した回はピンチでの初球の入り方、また2-0と追い込んでから決め球が甘く入ってしまうことなどは、失点に結びつくパターンなので反省しています。
それ以外は自分自身でも良かったと思うし、コーチからも良かったと言ってもらいました。
記者:ここまでの手ごたえは。
田中:はい、いい感じで来ています。
記者:開幕投手候補に挙がっていますが。
田中:そういうチャンス、可能性があれば、投げたいとは思っています。
記者:開幕に向けて。
田中:日々、成長していくだけだと思っています。一つ一つ課題を克服していきたいですね。
野村克也監督(試合後コメント)
記者:今日はオープン戦の初戦でしたが。
野村:今までもオープン戦のつもりでやってきたんだけど。
打ちも打ったりだけど、打たれも打たれたりだ。見事なホームランを打たれたな。ホームランを打たれるのも難しいはずだぞ。
記者:田中選手についてはいかがですか。
野村:ボールが高めに浮いてコースに甘く入ったのは、点を取られた回だけじゃないか。
もう少しストレートを原点能力(外角低め)にズバッといかないかな。19歳の少年に求めるのは難しいかな。
記者:開幕投手は岩隈選手か田中選手に迷っているのですか。
野村:全然迷ってない。他にいないじゃない? 長谷部? じゃあ、明日の長谷部を見て決めるか。
記者:礒部選手にバントをさせていましたね。
野村:オープン戦だけど、送る練習はしておかないとな。
(結果的には失敗したので)礒部にはピンチバンターを出さなきゃいけないな。
記者:6回は打線が繋がりましたね。
野村:繋がったか? ウチは線じゃなくて点だ。打線にならないんだ。
何が悪いのかなぁ。やかましく言わなきゃいけないんだろうけど。
記者:片山選手はいかがでしたか。
野村:不思議なピッチャーだね。打たれないな。横から見ていると、何だこの球は? って感じなんだけど、角度かな?
いよいよオープン戦がスタート。初戦は田中投手が先発マウンドに上がりました。
1回、2回と得点圏のチャンスを打線が逃すと、3回、田中投手が捕まります。2死二塁から、早川選手に右前適時打を許します。さらに、福浦選手を四球で歩かせ、大松選手にも中前へ運ばれ、この回2点の先行を許しました。
打線は、5回まで毎回先頭打者を出しますが、あと1本が出ず苦しみます。しかし6回、、3番手・荻野投手から、連打で1死一、三塁とチャンスを作ると、リック選手の中前適時打で1点を返します。さらに、高須選手も続いて1死満塁とすると、中島選手が左前適時打を放ち、同点に追いつきます。続く嶋選手が、三塁前にスクイズを決めて逆転に成功。渡辺直選手が押し出し四球を選んで、4対2と逆転に成功しました。
逃げ切りを図った9回、1死から、4番手・小山投手が四球の走者を追いて、田中雅選手に同点弾を浴びます。さらに2死後、再び四球に走者を置いて、今度は今江選手に逆転2ランを浴びます。その裏の反撃もならず、4対6と逆転負けを喫しました。
また、試合後には野球教室が行われ、河田捕手、嶋捕手、井野捕手、塩川選手、渡辺直選手、西谷選手、大廣選手、横川選手、枡田選手が参加。長崎市内の少年野球教室に所属する、100名の小学生が指導を受けました。