2008年 3月 1日
丸亀市で娘を殺害した父親を送検
先月28日、丸亀市で、52歳の女性が首を絞めて殺害された事件で、殺人の疑いで逮捕された82歳の父親が、高松地方検察庁に送検されました。送検されたのは高松市綾歌町の無職、西川良一容疑者(82)です。警察の調べによりますと、西川容疑者は、先月28日、午前7時頃、自宅で同居していた二女の敏子さん(52)の首をひものようなもので絞めて殺害した疑いです。現場では、敏子さんの母親、フジミさん(78)も、意識不明の重体で発見されました。敏子さんは後頭部に鈍器で殴られた跡があり、また、2人とも、首に何かで絞められたような跡がありました。調べに対し西川容疑者は、「夫婦で心中するつもりだった。残された娘がかわいそうだったので妻と2人で殺した」と供述していると言うことです。

消防が子供たちの安全を守る
子供たちを犯罪から守ろうと、登下校時に、消防車などの赤色灯を点灯させる取り組みが、岡山県北で始まりました。これは、津山市や鏡野町、美咲町など、岡山県北の1市5町を管轄する、津山圏域消防組合が始めたものです。開始式では、市内の保育園児が組合の職員と一緒に、消防車や救助工作車などの緊急車両に、「子供たちの安全を守ろう」と書かれたステッカーを貼り付けました。この取り組みは、朝と夕方の登下校の時間帯、消防車などが走る際には、火災などの緊急時でなくても、赤色灯を点灯させ、子供たちを犯罪から守ろうというものです。津山圏域消防組合では、「普段から、地域の安全を守る活動にも取り組んで行きたい」と話していました。

イオン2種類の電子マネー利用可能へ
ショッピングセンターのイオンで、買い物の時に現金を使わないで支払いを済ませる、電子マネーが利用できるテナントが全国に拡大しました。イオンでは、1日から岡山・香川など全国で、電子マネーを利用できるテナントが拡大されました。高松市のイオン高松でも、現金をあらかじめチャージして利用するイオンのカード「WAON」と、携帯電話をかざすだけで買い物ができるNTTドコモの「iD」の2種類の電子マネーのサービスが始まりました。電子マネーは、買い物の支払いの時に現金を財布から出す手間を省くため、効率的な買い物が楽しめます。今後は、観光地や病院などで使える地域通貨になるよう、普及に努めたいとしています。岡山・香川のイオンでは、約640のテナントでサービスが可能になります。

ケアフレンズ岡山・北大路欣也氏講演会
俳優、北大路欣也さんを招いてのチャリティー講演会が、岡山市で開かれました。岡山県のボランティア団体、「ケアフレンズ岡山」が毎年、開いているものです。今年は、時代劇やテレビドラマなど幅広いジャンルで活躍している俳優の北大路欣也さんが講演しました。最近は、テレビドラマの出演が増え、若い俳優と仕事をする機会が多いと言う北大路さんは、「若者の仕事に対する熱意や礼儀正しさには感動する」と話し、目頭を押さえる場面もありました。この講演会の収益金は、世界の難民救済活動に役立てられることになっています。

つやま生涯学習まつり
生涯学習講座の受講生の活動を紹介する「つやま生涯学習まつり」が津山市で開かれています。津山市では、市民に、より豊かなライフスタイルを提供しようと、津山婦人青年の家を会場に、自然観察や手芸など、14の文化系講座を開設しています。会場には、受講生約200人が日ごろの活動の中で製作した絵手紙や染色などの作品約400点が展示されています。また、講座の体験コーナーも設けられ、訪れた市民が、筆を手に、作品作りに挑戦していました。「つやま生涯学習まつり」は、2日まで開かれています。

イオン高松で中西太記念展
高松市出身の元・プロ野球選手、中西太さんが使った、ユニフォームなど貴重な資料を展示した「中西太展」が高松市で開かれています。これは、高松市出身で、日本のプロ野球界に偉大な功績を残した中西太さんを、より多くの市民に知ってもらおうと開かれたものです。会場には、中西さんが愛用していたグローブやユニフォーム、選手時代に獲得した数々の楯やトロフィーなど、貴重な資料・約40点が展示されています。中西さんは、1952年にプロ野球の西鉄ライオンズに入団後、現役を引退するまでの17年間、「怪童」の異名を取る大打者として活躍しました。引退後も監督やコーチを務め、2000年には第一号となる高松市市民名誉賞を受賞しています。中西太展は今月9日まで、高松市のイオン高松で開かれています。

香川県ちびっ子綱引き大会
香川県ちびっ子綱引き大会が、高松市で開かれ、子供たちが熱戦を繰り広げました。これは、ショッピングセンターのイオンが、今年、初めて開いたもので、香川県内の小学生30チーム約360人が出場しました。競技は1チーム8人で行われ、30秒以内に相手チームを引き込んだ方が勝ちとなります。綱引きは、上を向いた姿勢を保って綱を引くことがポイントで、チームワークが求められる競技です。選手たちは、かけ声を出し合いながら、力一杯、綱を引いていました。大会では、三豊市の三豊マックスが優勝しました。

草月流のいけばな展
独創的な作風で知られる草月流のいけばな展が倉敷市で開かれています。これは、草月流の創流80周年を記念して開かれているもので、全国各地の会員、約60人の作品が展示されています。オンシジウムとサンシユをふんだんに使った作品は、春らしく黄色一色でまとめられています。また、オレンジ色のチューリップを囲炉裏の炎に見立てた独創的な作品もあります。このいけばな展は2日まで、倉敷美観地区にある倉敷民藝館で開かれています。