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生活

鵡川厚生病院 町運営で再スタート 診療態勢ほぼ継続(03/02 08:15)

むかわ町に移管された鵡川厚生病院の医師や看護師に抱負を語る山口町長(右)

むかわ町に移管された鵡川厚生病院の医師や看護師に抱負を語る山口町長(右)

 【むかわ】北海道厚生農業協同組合連合会(道厚生連)が運営していた鵡川厚生病院の経営が一日、胆振管内むかわ町に移管され、「むかわ町鵡川厚生病院」として再スタートした。道厚生連は指定管理者として医療活動を続ける。道厚生連が運営する道内の十六医療施設で、自治体に経営を移管したのは初めて。

 道厚生連は経営が悪化した鵡川など道内九病院について、地元自治体に規模縮小や赤字補てんを打診。むかわ町は病院存続のため、建物と土地を約三千五百万円で取得した。

 病床を八十三床から六十床に減らす以外は診療態勢はほぼ継続される。経営赤字は町が補てんする方向。

 一日は記念式典があり、医師や看護師ら三十五人が出席。山口憲造町長は「医療を取り巻く現状が厳しい中、効率化を考えた」とあいさつ。道厚生連の武田弘道会長は「今まで通りの地域医療に携わってほしい」と職員を激励した。

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