香港への不正輸出を目的とした中国人グループによる自動車盗事件で県警捜査3課などは28日、中国籍で横浜市中区若葉町3、自称輸出コンサルタント、王坤裕容疑者(45)を窃盗容疑で逮捕した。
調べでは、王容疑者は07年12月7日午前4時ごろ、劉文強(21)=窃盗罪で公判中=ら5被告と共謀し、栗橋町の会社員男性(33)方から乗用車1台(時価40万5000円相当)を盗んだ疑い。
グループは香港で高く売れるスポーツタイプの車を狙い、盗んだ車を茨城県結城市内の倉庫で解体し輸出していた。王容疑者は倉庫の契約を結んだり、解体機材の購入資金を提供するなど、短期ビザで来日した実行犯を国内で支援していたとみられる。【小泉大士】
毎日新聞 2008年2月29日