県と東濃5市が設ける東濃地域医師確保奨学金の募集が1日から始まる。医師不足は東濃地域でも深刻さを増しており、医師として指定医療機関(県立病院を除く同地域の公的医療機関)で一定期間従事することを条件に奨学金を貸し付ける制度で、指定期間従事すれば償還は免除する。
応募資格は、今年4月1日の時点で医学部の学生、大学院生または医師で臨床研修、専門研修を受けている人か受けようとする人。東濃5市で各1人程度を見込んでいる。貸付金額は(1)修学または研修期間中=月額30万円(年間360万円)▽大学入学時=100万円。貸付期間は(1)大学生奨学資金=正規の修業期間(6年間を限度)(2)大学院生奨学資金=同(4年間を限度)(3)研修資金=5年間を限度。6月下旬に対象者を決め、7月から支給を始める。応募締め切りは5月30日。申し込み、問い合わせは〒507-8708 多治見市上野町5の68の1、東濃西部総合庁舎内、東濃西部広域行政事務組合(0572・23・1111)へ。【小林哲夫】
毎日新聞 2008年3月1日