中国製ギョーザ中毒事件

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中国製ギョーザ:回収品の中から新たな農薬2種

 日本たばこ産業(JT)は29日、子会社が輸入販売した「中華deごちそう ひとくち餃子」の回収品8袋の中のギョーザから、有機リン系殺虫剤クロルピリホスと、窒素系殺虫剤ピリメタニル、有機塩素系殺菌剤プロシミドンが検出されたと発表した。いずれも微量で、健康被害は出ていないという。一連の事件でピリメタニルとプロシミドンが検出されたのは初めて。

 クロルピリホスは昨年7月7日製造の1袋(0.01ppm)▽ピリメタニルは06年1月12日と昨年12月3日製造の1袋ずつ(0.01~0.02ppm)▽プロシミドンは昨年11月23日と翌24日、12月16日製造の計5袋(0.02~0.04ppm)の中のギョーザから、それぞれ検出された。プロシミドンが検出された2袋は未開封だった。

 農水省農薬対策室などによると、ピリメタニルは野菜や果物に使われ、日本では05年に農薬としての登録がなくなり使用できない。プロシミドンはカビ予防剤として国内でも使われる。いずれも中毒被害を起こしたメタミドホスより毒性は低い。【桐野耕一】

毎日新聞 2008年2月29日 23時15分

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