2008年 2月 29日
岡山県立高校の教諭を暴行で逮捕
倉敷市の県立高校教諭が美作市の飲食店で酒に酔って店員に暴行を加えたとして29日未明、現行犯逮捕されました。暴行の現行犯で逮捕されたのは倉敷市の県立高校に勤務する小野貴司容疑者(47)です。警察の調べによりますと小野容疑者は28日、午後11時半ごろ美作市湯郷の飲食店で酒に酔って、他の客に暴言を吐くなどしたため店員が注意したところその、店員の頭を数回殴ったということです。店員にケガはありませんでした。小野容疑者は倉敷市の県立高校に勤務していて、学校によりますと勤務態度などに問題は無かったということです。警察の調べに対し、小野容疑者は「暴行はしていない」と供述しているということです。

労働局の職員が着服で懲戒処分
職員の任意団体の積立金から5万円余りを着服したとして、岡山労働局は30歳代の男性職員を29日付けで停職1カ月の懲戒処分にしました。懲戒処分を受けたのは津山労働基準監督署第一課に勤務していた30歳代の男性職員です。岡山労働局によりますと男性職員はおととし12月、職員で作る任意団体、「職員親睦会」が忘年会費用として支払った7万1000円の領収書を12万4000円に勝手に書き換え、その差額5万3000円を着服したということです。男性職員は当時、岡山労働局総務部労働保険徴収室に勤務し、「職員親睦会」の会計を担当していました。労働局の調べに対して、男性職員は「着服した金は自己啓発セミナーの参加費などに使った」と話しているということです。男性職員はきょう付で依願退職しています。

控訴審で賠償額減額
岡山市で酒気帯び運転の車にはねられ死亡した大学生の遺族が車を運転していた女性に損害賠償を求めた裁判です。広島高等裁判所岡山支部は大学生の過失を一部認め、女性が支払う慰謝料を一審より減額する判決を言い渡しました。この事故は2002年12月、岡山市の市道を自転車で帰宅途中だった大学生の中桐裕子さん(当時19)が、酒気帯び状態だった当時18歳の女子高校生が運転する車にはねられ死亡したものです。遺族は、裕子さんの死によって精神的苦痛を受けたなどとして車を運転していた女性らに1億7000万円の損害賠償を求めていました。広島高裁岡山支部で開かれた判決公判で小川正明裁判長は「中桐さんも右斜めに道路を横断しようとしており2割の過失がある」として、飲酒運転など、女性側の過失が大きいとした岡山地裁の判決から約1200万円減額し、女性に約6600万円の支払いを命じました。この事故は岡山地検が業務上過失致死罪について女性を不起訴とした決定に対し、検察審査会が3回も不起訴不当を議決する異例の事態となりましたが、不起訴処分が覆る事はなく、去年12月に時効を迎えています。

香川用水取水制限は来月8日以降に
香川用水の第一次取水制限が延期されました。国や県などでつくる吉野川水系水利用連絡協議会によりますと高知県の早明浦ダムの上流で今月26日からきのうまでに32.6_の雨量を観測したため第一次取水制限入りは来月8日以降になる見通しとなりました。早明浦ダムの貯水率は29日、午後5時現在で61.9%と例年を約14ポイント下回っています。

岡山市が区名募集
来年4月の政令指定都市移行を目指す岡山市は、29日から新しくできる区の名称の募集を始めました。29日はJR岡山駅前の地下街で市の職員13人が出てPR活動を行いました。職員は応募はがきのついたチラシが入ったポケットティッシュを通勤途中のサラリーマンなどに手渡し応募を呼びかけていました。岡山市では政令市移行に伴い市内を4つの区に分けることを決めています。区名の募集は29日から来月14日まで行われ、はがきやインターネットなどで受け付けています。「西大寺」や「灘崎」など岡山市内の旧市町村名は使用できないほか、「中央」という名称も対象外となります。岡山市では審議会による選考や市民の意向調査などを経て今年6月には区名を決めたいとしています。

カーシェアリング開始で記念式典
一台の車を契約した複数の人で利用するカーシェアリングが1日から高松市で始まります。これを前に、記念式典が行われました。この事業は、JR四国が高松市のJR栗林駅を拠点に、始めるものです。カーシェアリングには、駅の駐車場に設置された2台の軽乗用車を使います。会員登録した利用者がそれぞれ希望する時間に応じて車を使います。また、携帯電話で、鍵の操作ができる、システムが、全国で初めて、カーシェアリングで導入されました。短い時間の利用が可能で経済的であるほか、渋滞緩和などで、二酸化炭素削減にもつながるカーシェアリング。すでに31人が会員登録したということです。JR四国では、今後も利用者を拡大し、エリアを広げていきたいとしています。

美作市で住宅を全焼
8日早朝、美作市で住宅を全焼する火事がありました。ケガをした人はいませんでした。8日、午前3時50分ごろ、美作市上山の無職松島真五さん(82)の住宅から出火、木造2階建ての住宅およそ200平方メートルを全焼したほか車庫に止めていた軽トラックなどを焼き火は約1時間半後に消し止められました。出火当時、松島さんと妻の2人が家にいましたが、逃げ出して無事でした。警察によりますと朝食の準備をしていた松島さんの妻が家の西側から火の手が上がっているのを見つけたという事で、現在、警察が出火原因を調べています。

岡山の桃PR隊出発式
来月3日の桃の節句を前に桃の産地・岡山を首都圏などでPRするキャラバン隊の出発式が岡山駅前で行われました。この取り組みは、岡山県備前県民局が行っているものです。今回のキャラバン隊は、桃太郎に扮した桃の生産農家や、フレッシュ岡山などおよそ20人で結成されています。「岡山・日本一」というのぼりを掲げ、北海道や首都圏など全国4ヵ所で特産品の桃をPRします。キャラバン隊は、全国各地に出発し、デパートで桃の花束を配るなどして、桃の産地・岡山をPRすることにしています。