
先日は久しぶりにスクリーンの中のヴィッキー・チャオ(趙 薇)さんを観た。
ヴィッキーさんは2001年の香港映画『少林サッカー』出演で好評を博し、2002年には香港・アメリカ合作映画『クローサー』でハイテク技術を駆使して殺人を請け負う殺し屋姉妹の妹役という主役の一人を演じ、さらに2003年には中国映画『天地英雄(ヘブン・アンド・アース)』でヒロイン役を演じるなど、スター街道を上りつめて“中国四大女優”の一人とまでいわれた。なお、ヴィッキーさんは歌手としても活動している。
ヴィッキーさんが主役の一人を演じていた映画『クローサー』では殺された姉の復讐のためカンフーばりの銃撃と日本刀遣いで敵と戦い、見ごとに仇を討つという内容だが、とても絵になっていて思わず目が釘付けになってしまった!笑
それにしてもヴィッキーさんの顔立ちは日本人のようで、あの“エビちゃん”こと蛭子さん…じゃなかった、蛯原友里さんを髣髴とさせる。初めてヴィッキーさんをメディアで見たのは『少林サッカー』後だったが、直感で「この子は絶対に売れる!」と思った。私の女性に関するこの手の直感は良く当るから不思議。エビちゃんこと蛯原さんも初めてテレビで観たのは高橋克典さん主演の『特命係長・只野仁』という深夜番組帯のマイナードラマだったが、当時の蛯原さんはたまに出演する脇役でしかなかった。それでもヴィッキーさんと同様に「この子は絶対に売れる!」と思ったから、私の直感は侮れないのだ!笑
ちなみに余談だが、蛯原さんの生まれ故郷は宮崎県の佐土原(さどわら・宮崎県宮崎市)で、佐土原はかつて薩摩藩の支藩・佐土原藩の城下町として栄え、明治時代初期に勃発した西南戦争の際には西郷軍が軍資金不足を補うために佐土原で「西郷札」と呼ばれる軍用紙幣(軍票)が発行されたことで知られる。
西郷軍が発行した西郷札は「紙幣」といっても政府が発行した正規通貨ではなく、後日換金を約束した手形のようなもので原則として戦時には換金できなかった。しかし、戦いが終った後に正規通貨に換金できるとは限らない。発行した軍が負けてしまったら、換金の保証はなくなってしまうからだ。現実問題として、西郷軍が政府軍に敗れ討伐されたことで佐土原で発行された「西郷札」はただの紙屑となってしまい、佐土原の人々に多大な損害を与えたといわれる。だから、残念ながら蛯原さんの地元では西郷さんの評判はすこぶる悪いといわれる。
鹿児島周辺の地元では西郷隆盛や桐野利秋といった西郷軍が常に英雄扱いされていると誤解されているフシがあり、その地域で歴史を語る時には十分な配慮が必要だ。
つい、話が脱線してしまったが、ヴィッキーさんのように銃や日本刀といった武器を縦横無尽に遣う女性はとにかく魅力的だ。もし、仮に新選組映画を制作するような機会に巡り会えたとしたら、沖田総司役は女優さんを起用したい。あくまで個人的意見!笑
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