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F1開催計画を大幅見直し 昨年の大混乱で富士スピードウェイ (3/3ページ)
【ソフト面の見直しも】
昨年の問題は、ハード面とは別に、観客の誘導や整理をするスタッフなどにもあったことも認めた。
ドライバーを応援する横断幕や旗が実質的に禁止されていた件では、「危険を伴わず、他のお客さまのご迷惑とならない限りは自由」とする方針がスタッフに徹底されていなかったとし、改めて方針の徹底を約束。
加藤社長は、「スタッフは(昨年の)3000人が5000人くらいに増えるが、人数よりも、まずは教育する時間をしっかり取りたい」とした。
【だが補償は…】
第1コーナーわきの仮設スタンドC席がコースを見えない形状になっていた欠陥問題については、対象の7250席のうち、7100席分をすでに返金。「150席分はご申請がなかったので、われわれは100%返金したと認識している」(加藤社長)
昨年の決勝スタート時間、9月30日午後1時30分にゲート内に入れなかったと同社で確認していた85人に対する補償は、「辞退した方もあり、実際には54人に実施しました」とした。
ただ、9月29日(土曜)や30日(日曜)の夜に、雨の中、長時間帰りのバス待ちを強いられた人々や、土曜夜の大混乱を受けて決勝日の観戦をあきらめた人に対する補償は、決勝当日の会見で表明されたように、検討されていない。