そろそろ乗り換え時?ウィンドウズ ビスタの魅力とは
マイクロソフト社のOSウィンドウズビスタ。一般ユーザー向けに発売されて約1年がたちました。XPなど以前OSとの違いや、乗り換え時期はいつが良いのかなどが気になります。そこでTOKAIパソコン教室浜松校(浜松市北区新都田3丁目 TEL053-428-8998)のマネージャー下園晶子さんに伺いました。(2008年1月3日号掲載)
美しいグラフィックが特徴
ビスタの一つ前のOS、XPのサポート期間は2014年4月までとなっているので、今使っているパソコンをすぐに買い替えたり、急いでアップグレードをしたりする必要はありません。しかし、これからパソコンを始めたり、新しく購入したりするならビスタを導入するのが勧めです。
XP以前のシリーズにはなかった画期的な機能と美しいグラフィックがビスタの特徴です。例えば、ウィンドウを立体的に表示し、目的のウィンドウを見つけやすくした画面表示機能のエアロ。ほかにはテレビや動画、音楽を楽しめるメディアセンターや、ハイビジョンビデオカメラで撮影した映像を簡単に編集することができるムービーメーカーHD機能などがあります。また、デスクトップ上に時計や写真、カレンダーなどを複数表示し自分好みのレイアウトを楽しむことができます。セキュリティーの強化や便利で素早い検索機能もビスタの魅力です。
一般向けのエディションには3種類。ビジネス向けと家庭向け、仕事に遊びに最高性能を求める人向けの最上級版があります。家庭向けはさらにベーシックとプレミアムの2種類に分けられます。ベーシック版にはエアロやメディアセンター、ムービーメーカーHDなどが入っておらずビスタの魅力も半減していますので、家庭用ならプレミアムがお勧めです。
ハードウェアにも余裕を持って
これだけ高度なOSになるとハードウエアも大きな物が必要になります。メモリーは最低でも512MB、推奨は1GB。快適に使いこなすなら2GB程度を搭載するのが理想です。CPUは1GHZ、ハードディスクも40GBは欲しいものです。ビスタ入りのパソコンが安いからと購入したら、ハード不足で増設することになり結局高い買い物になってしまったということがないよう気を付けましょう。
おなじみのソフト、オフィスのワードやエクセルも変更点が多くみられ、メニューバーがなくなっていたり、グラフィック化が進んでいたりします。XP以前のオフィスに慣れていると最初はかなり戸惑ってしまうかもしれませんが、慣れれば高機能で使いやすく便利だということを実感できます。