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【社会】「孫」代理出産また実施 根津医師、国内4例目2008年2月29日 19時20分 諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)院長の根津八紘医師は29日、子宮がない娘夫婦の受精卵を使い、50代後半の母親が代理出産を実施し男児1人が生まれたと明らかにした。 出産した母親にとって、男児は遺伝的に孫に当たる。根津医師によると、同クリニックで手掛けた代理出産で子どもが生まれたケースはこれで8例目となり、うち今回のような「孫」の出産は4例目という。 娘夫婦と出産した母親は同日、根津医師とともに同クリニックで記者会見。母親の産後の回復は順調といい、娘は「心配もあったが子どもができて幸せ」などと語った。 発表によると、3人は西日本在住で、娘は生まれつき子宮がなく、現在20代後半。代理出産のテレビ報道を見た母親が娘夫婦に代理出産を申し出、昨年3月にそろって根津医師を訪ねた。娘夫婦の卵子と精子を体外受精させ、母親の子宮に移植する方法を2回実施したところ妊娠し、今月上旬に帝王切開で約2200グラムの男児を出産した。 (共同)
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