妄想連載小説「彼氏の誕生日」
6月14日。彼氏の誕生日。
日曜朝6時。朝早く女はめざめた。
○○おはよー!
おはよー!は女にとって愛の言葉である。
朝、一番に心に浮かんだ人の名前である。
女はミュージシャンの公一の愛人だったのだが
最近、新しく他に男ができた。
上司の○長である。
○長はわずか8年で4階級昇進したと
その業界では有名な大物であった。
特に彼が○○部に異動してから、社が大幅黒字浮上し、
最高益を出したのは有名な話である。
その○長が一番かわいがってるのが女である。
○長の出世に大きく貢献しているからだ。
彼も女も二人ができていることを隠さなかったので
業界でも有名な公認の仲である。
公一は思う。
自分の女が他の男と公認の仲になっている。これはどういうことか?
最近、○長と女と公一の三角関係は
マスコミが書けないスキャンダルとして 業界中の話題となり
注目を集めていた。
何回も映画やドラマの企画として使われた。
公一語録
「こんなにやさしくなれたのは君がいたから」
○P語録
「強くなることで人はやさしくなれる、をテーマに」おお!思い切りかぶせてきましたね!
と言うか私の「明るくてすごくやさしい人が好きで
自分も明るくてすごくやさしい人になりたい」から来たのかな?
公ちゃんが私を憎いのは 私が浮気して思いどおりにならないから。
私が公ちゃんが憎いのは 公ちゃんが浮気して思いどおりにならないから。同じ理屈?
50くらいの男の恋愛って本気?
50の男の恋愛って本気の匂いがするよね?女を見る目もあるだろうし。
男盛りで仕事でもいいポジションついて忙しいから 女をコロコロ変えれないしさ。
むしろ本命の彼女とのデートもままならん状態では?
女の中で彼氏の公一より 上司の○長の存在が大きくなっていった。
少なくとも公一が女関係でいやな思いをさせるうちは
よりをもどしたくない。
逆に言えば 公一が女関係でいやな思いをさせなくなったら
よりをもどすかもしれない。
上司の○長は 外見も失神するほどタイプである。
○長はすごく色気があるが、あれも公一同様 「たまってる色気」だろうか?
彼の仕事ペースからして 女とデートする暇もない感じがする。
彼も公一同様 仕事中毒、仕事依存な感じがするが
○長の場合、自分が昇進するなり 仕事でいいところを見せれれば
女である私を強くひきつけられる と言う計算もあってやってるんだろうな。
本音を言えば 仕事以外の面で たとえばメールをするなどして欲しいのだが。
男というものは 女をひきつけるために 仕事でいいところを見せたり
いろいろ努力をするものだが
女から見れば いや、そうじゃなくて メールするとか電話するとか
少なくてもいいからお金で口説く方が早いのに と思うことが多い。なんでそれに気ずかない?
Pの恋愛遍歴を教えて
公一、恋少なき男だよね 2人とか。
Pも少なそう。今日は日曜なので 夜に日経サイト(検索汁)の株価予想を見ます
(今週の見通し)
最近よく聴く歌 西のピンキーとソロ曲
県庁の星の柴崎こうの舞妓はんの動員がいいらしいね。そのあとの某さんの
少林少女(柴崎)の参考にしよう。
昼12時。アクセス数が多い。おかしい。誰が見てるんだろう?
女は最近、公一のことがいやである。公一の女関係でいやになった。
逆に言えば 公一の女関係にいやな思いをしなくなったら よりをもどすかもしれない。
あの人。
何であの人、すごく頭がいいのに 私の言うこと聞いちゃうんだろう?
私も頭良くて 人生や恋愛で失敗しなくなりましたが。
午後6時。アクセス数がまた増えてる。おかしい!おかしい!
誰が見てるんだろう?こんなよくある小説サイトで6時でアクセス68は
絶対おかしいって!彼氏が見てるのはわかるけど。
あのストーカーは見てるのかなあ。ここは彼氏との連絡用なので
見られるといろいろまずいんだよね!まずい!まずい!実にまずい!
kさん見てますか?見てたら反応してください。
最近、背中が痛いのは ストーカーに監視されてる恐怖ホルモンで
体が痛いんだろうなあ。
二人完璧男の彼氏がいて 一人はSMアブノーマル!
一人はストーカー!こわすぎです。
それなのにあの人は私にだけ 心を許す 抱かれたい。
公一は知らない
公一の先輩の木村や 公一の後輩の西が
自分の彼女を気に入ってることを。
でも彼女にとっては 潤松が自分を気にしてる方が意外だった。
木村や西のアピールは かなりわかりやすいので 何となく前から気がついていたが、
潤松が自分を気にしてる????心あたりがない。でも好かれているらしい。
何で潤松が私を???
ある大きな仕事で 女は公一の先輩後輩を押したのだが、
木村や西はそのメンバーに入っていた。喜ぶのも当然である。
特に木村と西のはしゃぎっぷりは すごかったと思う。
だが、反対に自分の名前がリストに入っていないので
ショックを受けたのが 潤松である。
その態度を見て 女は潤松が自分を気に入ってるのを知って驚いた。
何で潤松が私を???
悪いけど潤松は ノーマークだった。ごめん。
公一は知らない。
後輩のP山が 雑誌で
色気があると思う女性には たいがい彼氏がいるんですよー
オレ、そういうのすごくわかるほうなんですよねー
と言ったのが 自分の女のことであると。
そうか!P山も 私に気があるのか!
ついでに言うとP山が 自分のネットで
親友の妹と 自分の好きな子のハンドルネームが同じだと言ったのは
女が自分のハンドルネームとして
西の弟礼保の名前を 第二の名前として使ってるということなのだ。
つまりP山も 彼女のことが好きなのである。
ところで 以前は公ちゃんレポでもせいぜいアクセス200だったこのサイトが、
こんなよくある小説サイトで アクセス80はおかしいよ!誰が見てるの?こえーよ!
正直、女は 公一にあきていた。何もかも。
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