日本の大衆車、 韓国市場で競争激化(上)
三菱・日産が年内に韓国大衆車市場に参入、ホンダとの攻防も
ゼネラルモーターズ(GM)大宇の販売を代行している大宇自動車販売(大宇自販)が、今年9月から日本4位の自動車メーカー・三菱の車を韓国国内で販売する。また、10月には日本3位を誇る日産の大衆車も国内市場に参入する。
すでに国内販売で2位を占めているホンダをはじめ、日本の大手自動車メーカー4社のうち3社が、国内大衆車市場に進出するようになる。レクサスを販売しているトップのトヨタも、来年にはトヨタ・ブランドの大衆車を国内市場で販売していく見通しだ。
こうした中、昨年末から日本の大衆車同士の販売競争が激しさを増すことが予想されている。また、日本車がリードする輸入車の値下げ競争にも、一段と拍車が掛かる見込みだ。
◆三菱、大宇自販の全国営業網を基盤に物量攻勢
大宇自販が販売予定の三菱の車種は、準中型セダンのランサー、高性能スポーツセダンのランサー・エボリューション、中型SUV(スポーツタイプ多目的車)のアウトランダー、パジェロ、中型スポーツクーペ(ドアが両サイドに一つしかない車)のエクリプスだ。
大宇自販は、このうちランサーとアウトランダーを主力車種として考えている。これについて、大宇自販の李東虎(イ・ドンホ)社長は「ランサーはホンダ・シビック、アウトランダーはホンダのCR-Vがライバルとなるだろう。特に、ランサーは仕様を単純化し、値段を大幅に引き下げる予定」と話す。
ランサー(排気量2000cc、152馬力、 CVT〈無段変速機〉)の標準モデルの値段は、国内輸入車の中で最も安い2000万ウォン(約227万円)前後となる見込みだ。また、ホンダ・シビック(1800cc、2590万ウォン=約294万円)を主なターゲットとし、国産準中型セダン(1500万-2000万ウォン=約170万-227万円)とも競合することが予想されている。
アウトランダー(2400cc、168馬力)はホンダCR-V(3090万-3490万ウォン=約351万-396万円)をターゲットとしており、やはり国産中型SUV市場を狙っている。同車種はCR-Vよりも大きいが、値段は3000万ウォン(約340万円)前後となる見込みで、CR-Vよりも安くなることが期待されている。
崔源錫(チェ・ウォンソク)記者
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