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目撃者ニエト氏、要請あれば「証言する」
81年、米ロサンゼルスで発生した一美さん銃撃事件を目撃したアーサー・ニエトさん(69)が27日(現地時間)、取材に応じ、ロス市警から再聴取の要請があれば「覚えている限りを証言したい」と、全面協力する考えを明らかにした。同時に、元会社社長、三浦和義容疑者(60)が米自治領サイパン島で逮捕されたことに驚きを隠さなかった。
事件当時、ニエトさんは市水道電気局の職員。同局ビル8階の窓に近い席で仕事をしていた。事件現場の空き地に面したフリーモント通りは自動車盗が相次ぎ、通りに並行する高速道路では事故が多く、外をよく見ていたという。
事件が起きた11月18日。いつものように窓の外を見ていると、現場近くに白いバンが止まり男が降りた。「自動車盗を疑い『通りの様子が変だ』と近くの同僚に話し掛けた」直後、現場で2台の車の間に男が倒れているのが見えた。白いバンの後ろにいた男が運転席に乗り込み、ゆっくり現場を離れたという。
現場からビルまで約250メートル。厚い窓ガラスがあり、銃声も聞こえなかった。頭を撃たれた三浦元社長の妻一美さん(当時28)の姿は見えず、捜査員が駆け付けて初めて、銃撃事件だと知ったという。
三浦元社長は事件後、ロス市警の調べに「一美の写真を撮っていたときに強盗に襲われ、犯人はグリーン色の車で走り去った」と話し、ニエトさんの証言と食い違っている。一方、ロス市警は今月25日の会見で「車両に関する目撃者の証言と、三浦容疑者の供述が全面的に違う点が、その後の捜査の基本的な流れ」と強調、ニエトさんら目撃者の再聴取の方針も示した。
ニエトさんは、三浦元社長が日本で無罪判決を受けたことも知らなかった。27年前の事件の急展開に「(ロス市警は)何かもっと証拠があるのだろうか」と不思議そうに話した。
[2008年2月29日8時1分 紙面から]
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