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1万2千人集う大人の街に 大阪・中之島プロジェクト

2008年02月28日23時37分

 朝日新聞社と朝日ビルディングの「大阪・中之島プロジェクト」が動き出す。大阪の経済・文化の拠点、中之島の水辺に並んで建つ2棟の超高層ビルには昼間、約1万2000人が集う見込み。高い耐震性を備えつつも開放的なつくりとし、「華やぎのある大人の街」の創出をめざす。

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ツインタワー周辺の主な施設

 建設される2棟は、阪神大震災規模(震度7)の地震にみまわれても機能に問題が生じない耐震性を備える。一方、周辺や中高層部の屋上を緑化するなど、環境に優しいビルとする。

 フェスティバルホールが入る東地区のビルの中間階は緑に囲まれた「スカイロビー」とし、堂島川や土佐堀川の景観を楽しめる展望スペースを設ける。

 東西両地区のビルの間にある中之島地下街は、今年秋開業の京阪中之島線渡辺橋駅と市営地下鉄四つ橋線肥後橋駅を結ぶ通路の役割を果たす。ビルの地下1階と合わせ、吹き抜けのある商業空間にし、ホール来場者や近隣マンションの住人らが集う場とする。

 中之島は官庁や北浜などのビジネス街に近いだけでなく、国立国際美術館や市立東洋陶磁美術館、大阪国際会議場などの文化施設が集まる。さらに京阪中之島線で京都とも乗り換えなしで行き来できるようになる。

 2棟のビルは、こうした立地にふさわしい品格あるランドマークにすることをめざす。

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 計画案は29日から3月14日まで、大阪市役所(北区中之島1丁目)で一般に縦覧される。環境アセスメントに関連した環境影響評価方法書も3月28日まで縦覧され、同市役所のほか朝日新聞大阪本社(北区中之島3丁目)1階のアサコムホールで閲覧できる。

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