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捜査対立 実験データの提供を

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この事件は中国・河北省にある天洋食品で製造された2種類の冷凍ギョーザに殺虫剤の成分「メタミドホス」が混入し、千葉県と兵庫県の子どもを含む10人が中毒の被害にあったもので、29日で事件発覚から1か月になります。警察庁は、穴も傷もない密封状態のギョーザの袋の内側から成分が検出されたことなどから、日本国内に輸入されたあとに混入した可能性は極めて低いとしています。これに対し中国の警察当局は、28日の記者会見で、袋の外側から「メタミドホス」が浸透したという新たな実験結果を示し、「中国国内での混入の可能性は極めて低い」と日本側と真っ向から対立する見解を示しました。中国側の実験は、「メタミドホス」の濃度を1%から60%まで4段階に変えながらギョーザの冷蔵温度と同じマイナス18度の環境で行っており、どの濃度でも10時間以内に浸透したとしています。これに対し日本側の浸透実験は、実際に検出された成分の100倍の濃度の「メタミドホス」を使って室温と同じ21度の環境で行っていました。警察庁によりますと、濃度や温度が高いため、成分が活性化してよりしみ込みやすいはずですが、12時間以上たっても浸透しなかったということです。警察庁は、なぜ両国の科学捜査の結果が大きく異なる事態になっているのか中国側に実験データの提供を求め、同じ条件で実験するなどして解明することにしています。
もどる2月29日 5時40分
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