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02/28-13:14--ほほ笑む？「享保雛」　児島・野崎家で展示会

　塩田王として知られる野崎家に伝わるひな人形を展示した「野崎家のお雛（ひな）様展」が４月６日まで、倉敷市児島味野１丁目の国重文・旧野崎家住宅で開かれ、観光客らの目を楽しませている。 　展示されているのは「享保雛」など、ぜいを尽くしたひな人形や道具など約２００点。 　享保雛は、江戸時代後期、初代当主の野崎武左衛門に池田藩が贈ったとされるもので、高さ約８０センチ。男びな、女びなとも金糸を織り込んだ豪華な衣装姿で、しゃくや扇を持っている。見る角度によっては、ほほ笑んでいるようにも見えるともいわれる。 　また、倉敷市内では商店街やギャラリー、公共施設に雛人形を飾り、観光客をもてなす「倉敷雛めぐり」が開催中で、野崎家別邸の・暇堂でも３月９日まで「おひな同窓会」が開かれ、一般家庭から寄せられた７段飾り、御殿びななど３５セットが並ぶ。 　玉野市から訪れたという中谷昭子さん（６３）は「人形の表情がそれぞれに違うので、楽しめますね」と人形に見入っていた。

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