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息子の歯使った人工角膜で視力回復=アイルランド

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息子の歯使った人工角膜で視力回復=アイルランド
【ダブリンAFP=時事】アイルランドで2年余り前に爆発事故に遭い失明した男性がこのほど、息子の歯を使った人工角膜の移植を受けて視力回復に成功した。≪写真は杖を握る盲目の男性≫
 この男性は西部メーヨー州のボブ・マクニコルさん(57)。マクニコルさんは2005年11月、リサイクル関係の職場で赤熱した液体アルミニウムの爆発事故に遭い失明。アイルランドの医師からは治療法はないと言われたが、英ブライトンの病院で歯根部利用人工角膜(OOKP)という信じられないような手術が行われたことを聞き知った。OOKPは患者の歯あるいは骨から人工角膜を作るもので、1960年代にイタリアで開発された治療法という。
 実際の治療ではマクニコルさんの息子ロバートさん(23)が自分の歯と歯根、あごの一部を提供。まずマクニコルさんの右目が再建され、そこに歯の一部を挿入、歯に開けた穴にレンズが入れられた。手術は2回に分けて行われ、一回目が10時間、2回目が5時間かかった。
 当初は「一生目が見えないまま過ごすのだと思った」というマクニコルさんだが、「今では出歩くのに十分な視力があり、テレビも見られる。真っ暗闇から抜け出し、簡単なことならできるようになった」と話している。〔AFP=時事〕

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