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教え子にわいせつで都立高教諭を懲戒免へ 生徒の「心の傷」重視

2008.2.29 01:45
このニュースのトピックス性犯罪

 東京都立羽村高校の男性教諭(46)が教え子の女子生徒を抱きしめたり、足を触ったりするなどのわいせつ行為をしていたことが分かり、都教育委員会は28日、この男性教諭を懲戒免職処分にすることを決めた。29日に通知する。

 女子生徒は当初、学校側にセクハラ被害を訴え、その後、警察に被害届を提出している。都教委は女子生徒が受けた「心の傷」の深さを重視。セクハラより重い処分を科す、立場を悪用したわいせつ行為と認定した。

 関係者によると、教諭は同高で国語を担当。昨年10月に国語科準備室で、文化祭に関する相談に来ていた女子生徒を背後から数秒間抱きしめた。また、別の日には、女子生徒と2人で神奈川県の相模湖に「思い出づくり」と称してドライブに出かけ、車内で女子生徒に覆いかぶさるようにしてキスを迫った。途中で誘い出した車外では、スカートの上から足や腰を触った。

 都教委の聴取に男性教諭は「普段から女子生徒を妹のように思っており、いとおしかった」と話しているという。

 学校関係者によると、女子生徒の教諭に対する信頼は厚かったという。このため、女子生徒は深く悩んだといい、別の教諭に「セクハラを受けた」と相談したことから、男性教諭の一連の行為が発覚した。

 都教委は当初、セクハラ行為とみて調査を開始。しかし、調査の途中で女子生徒が警察に被害届を出したことから、(1)教諭が裏切った生徒の信頼の重み(2)生徒が受けた心の傷の大きさ−などを考慮、教諭が自らの地位を利用してわいせつ行為に及んだと判断した。

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