神奈川県警の吉田澄雄元警視(52)=懲戒免職=が関与したとされる「神世界」(山梨県甲斐市)グループの霊感商法事件で、12都県の25人が26日、祈願料などの名目で金をだまし取られたとして、神世界に計約5700万円の返還を求める通知書を出した。応じなければ損害賠償請求訴訟も検討する。
「神世界被害対策弁護団」(団長・紀藤正樹弁護士)によると、25人は首都圏の20―40歳代の女性が中心。全体の被害は数千人、約100億円に上るとみている。ほかにも全国から相談が寄せられているといい、順次、同様の返還請求をする方針。(07:00)