イージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」の衝突事故で、現場周辺の海底を捜索していた海洋研究開発機構は28日、調査船「なつしま」が、水深約1850メートルに沈んでいる船のスクリューなど、人工物3点をみつけたと発表した。同機構が発見した人工物は計9点となった。
スクリューは軸を合わせた長さが約3メートルで、付近には部品らしい箱状の物体も確認。発見された場所は、これまでに見つかった人工物よりも衝突現場に近い。清徳丸との関係は不明だが、新勝浦市漁協の漁師仲間は「清徳丸のものでまず間違いない」と話しているという。
28日から投入された無人探査機「ハイパードルフィン」が確認した。