独立行政法人・海洋研究開発機構は28日、海洋調査船「なつしま」が、イージス艦事故現場の水深1845メートル付近の海底で、シャフト付きのスクリュー(長さ約3メートル)と金属製とみられる人工物2点の計3点を見つけたと発表した。文部科学省を通じて海上保安庁などに写真を提供し、清徳(せいとく)丸のものか確認している。
スクリューのシャフトには大きな傷があり、人工物には日本船籍を示す「NK」というマークと、七つのローマ字や数字がある。鮮明ではないが「B080862」とも読めるという。
これまでの同機構の捜索で見つかったのは計9点になった。操舵(そうだ)室は依然として見つかっておらず、周辺海底を中心に捜索を続けている。
毎日新聞 2008年2月28日 20時11分 (最終更新時間 2月29日 0時16分)