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第2次大戦中の強制徴用犠牲者、60年ぶり韓国へ(上)

遺骨4柱が日本から送還、奉恩寺で慰霊祭

 「他国で無念な死を遂げ、死後なお安らかに眠れないまま60年余りの年月を過ごさせてしまった。今こそ極楽浄土で幸せにお過ごし下さい」

 27日午後2時、ソウル市江南区三成洞にある奉恩寺の本堂。1944年に日本によって強制的に徴用され、北海道で命を落とした韓国人4人に対する慰霊祭が行われた。ミョンジン・チュジ師の読経が木魚とともに響き、本堂のあちらこちらですすり泣きが聞こえた。慰霊祭には遺族や日本の市民団体の関係者など約200人が参列した。

 北海道にある光昭寺と宝性寺に安置されていた鄭英得(チョン・ヨンドゥク)、李廷基(イ・ジョンギ)の各氏(いずれも1929年生まれ)、具然錫(グ・ヨンソク)さん(28年生まれ)、趙竜文(チョ・ヨンムン)さん(07年生まれ)の4人の遺骨は、今月26日、約60年ぶりに韓国へ戻ってきた。趙竜文さんを除く3人はいずれも、10代で日本へ連れて行かれた。

27日午後、ソウル・三成洞の奉恩寺で行われた「日帝強制徴用犠牲者遺骨合同慰霊祭」に参列した遺族たちが焼香をしている。/写真=チュ・ワンジュン記者

ウォン・ジョンファン記者

チョン・セヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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