●シナリオライター T.I.

●コーディネイター H.M.

●マネージャー A.O.

●プロデューサー H.I.




おめでとーございまーす!

公式サイトの大幅リニューアル、おめでとーございます!!

パチパチパチパチパチ……

いやー、全然知らなかったですよー。いつの間にこんなことしてたんですか。

何はともあれ、本当に嬉しい。やれ、嬉しい。

今後、雑誌も含めてドンドン『四八(仮)』の世界が明かされていくわけですねー。

サイト管理人の方、呪われないように頑張ってくださいませ!




今日は撮影

070407_16130001  だ~れだ♪




個人サイトをオープンいたしました

 以下が、URLとなります。

http://takiya.jp/

 よろしければ、遊びにいらしてください。




個人サイトをオープンします

私事なのですが、111日より、個人サイトをオープンする予定です。

『四八』の情報に関しましては、こちらの公式サイトで展開していきますので、私のサイトの掲示板で質問されてもお答えできません。どうか、ご了承ください。

 その代わりと言ってはなんですが、『ONI零』や『学校であった怖い話』に関する自分なりの新たな展開も載せております。

 111日に、このブログでURLを記載しますので、よろしければ遊びにいらしてください。お待ちしておりまーす。




お久しぶりですが…

 やっとαROM(仮)が仕上がりました。

 企画開始から苦節二年、なんと長い道のりだったことか…。ついに、デバステ(発売前のプレステソフトが遊べる特別なゲーム機)で遊べるようになったのである。

 今まで実機上では動いていたのだが、やはりROMで遊べないと実感わかないよね。スタッフの皆様、本当にご苦労様でした!

 αROMというのは、実際にゲームを遊ぶことのできるROMであるが、(仮)というのは、これから2~3週間かけて、音楽や演出の調整をするのでまだ(仮)ということで。このあと正式なαROMが作られ、それを基にどこをどう手直しするかを発売元がチェックし、修正を加えていく。そして、全仕様が入ってβROMとなるわけだ。

 βROMが仕上がってからデバッグに入り、やっとマスターが仕上がります。自分的には可能な限りシナリオの執筆と修正をし続けるつもりなので、これからがまだまだ長い道のりなのだが…。

 それでも嬉しい。自宅のテレビにデバステを繋ぎ、『四八』を遊べる快感。

 涙でました。

 これで、雑誌での正式な情報公開はバンプレストの戦略で発表時期が決まると思います。正直、いつごろ情報が公開されるかはバンプレスト判断となりますので、楽しみにしている方々は安心して待ちましょう。

 こちらは、頑張って正式なαROM、βROM、そしてマスターと仕上げていかねば。

 も一回言わせて。涙でました。




新世紀末ギャラリーOPEN!

 えーと、宣伝を。

 ミクシィではシナリオライターTIのニックネームで参加しております。

 ミクシィの私のページは限定公開なので、マイミクに登録しない限り日記などを閲覧することは出来ません。そこで、『新世紀末ギャラリー』という誰もが参加できるコミュニティを作らせていただきました。18歳以上限定ではありますが、ミクシィに登録していれば誰でも参加することが出来ます。

 私が10年以上前にポプコムという雑誌で連載していたときの読者投稿コーナーをイメージしたコミュニティです。皆さんが、イラストでも小説でもエッセイでも愚痴でも自分の写真でも相談事でも何でも良いので投稿してください。私の関わった作品にこだわる必要はまったくありません。好きなものを載せてくだされば、私がそれに絡ませていただきます。

 もちろん、『四八』や『学校であった怖い話』ネタも大歓迎です。

 詳細は、コミュニティ『新世紀末ギャラリー』のトップページをご覧ください。

 皆様のご参加、お待ちしておりまーす。




『学校であった怖い話』の意味

 『学校であった怖い話』は当時バンプレストで僕の担当だった方との雑談から生まれ、即決で決まった。どうしても夏に発売したいと言うので、話が出てから発売まで1年もない強行スケジュール。しかも突発的に決まった話だから、あまり予算もない。そんな中でタイトルは、どうしても『学校であった怖い話』にしたかった。べたなタイトルではあったが、どうしてもこのタイトルにしたい理由があった。

『学校であった怖い話』に関しては、ネットなどで多くのレビューが紹介されている。発売前は任天堂のマリオクラブでもお奨めソフトとして認定されるほどの評判の良さを得たが、雑誌レビューは散々だった。そして、実際にはあまり売れなかった。オリジナルのSFC版に続いてシナリオを追加したPS版も発売した。SFC版があまり売れなかったこともあり、PS版の初期出荷は7000本だった。加えて、レビューも散々だった。しかし7000本はあっという間に完売し、追加に次ぐ追加で結局25000本ほどの販売実績を得た。そして、今では滅多に見かけないソフトとしてプレミア価格が付いている。

 市場に25000本流れているPSソフトにプレミアが付くことはあまりない。プレミアが付くということは、絶対数が少ないという理由が一番にあげられるが、25000本という数は、それほど少ない数ではない。では、なぜプレミアが付くのか? 手放さない人が多いのだ。今のご時世、ゲームは遊べば中古ショップに売るのが一般的だろう。だから、販売本数が多ければソフトもすぐに値崩れする。

 それを考えると『学校であった怖い話』は嬉しいことに、多くのユーザーが今も手放さずに持っているということになる。それは、今なおいくつも存在するファンサイトや、初期の散々たる雑誌レビューとは裏腹にユーザーのレビューにはとても好意的なものが多いことも裏づけになっているのではないだろうか。短時間では全貌を見ることの出来ない世界を堪能し、長い時間に渡りゲームを愛してくれたユーザーが多いことが、証明されたのだ。

『学校であった怖い話』の販売実績のみを見れば、『四八』の開発にゴーサインは出なかったであろう。ネット上で今なお運営されるファンサイトや好意的なユーザーレビュー、そしてプレミアのついたPS版の動向、さらには10年以上前のソフトでありながら今も遊び続けてくれるユーザーがいることなどが、『四八』を制作に踏み切らせた要因になっている。そしてさらに『四八』の持つ独特な世界観を認めてもらえたことが破格の制作費も実現させた。

 何度も言うが、『学校であった怖い話』のファンの声が今回の『四八』という企画を実現させたのである。根強いファンの声が生んだ作品なのである。だからこそ私も彼らの声に応えたかった。そのため、当初登場予定のなかった『学校であった怖い話』語り部メンバーたちの登場を決心させた。彼らを再び私の作り出す恐怖世界の中で動き回らせることは、ファンの方々へのせめてもの恩返しなのである。

 話を元に戻すが、『学校であった怖い話』というタイトルにこだわったのにはわけがある。私の見た限りその件に関して書かれているレビューは見当たらなかったので、それを書かせていただきたい。『学校であった怖い話』というタイトルから、誰もが学校の怪談、学校にまつわる都市伝説的な恐怖を想像するだろう。そして、それらがいっぱい詰まったショート・ストーリーの集合体だと思われるだろう。もちろん、それは間違いない。しかし、よく考えてほしい。あそこで描かれる話は、学校以外で起きる話であったり、学校内と言っても生徒たちが巻き起こす恐怖を語っている話も多いのだ。

 ここに疑問を持った人は、このタイトルの意味を考えてほしい。あのゲームの設定、6人の語り部が集まり1人の生徒が彼らの話す怖い話を聞くという展開。その様を描いてゲームの一周が終わる。これが、基本スタイルだ。ゲームのタイトルは、この基本スタイルを意味している。当たり前のように思われるかもしれないが、これが実はタイトルが持つ本来のテーマなのである。

 普通に怪談を聞くはずだったのに、聞いているとどうも様子がおかしい。実は彼らは聞き手である主人公に恨みを持つ連中が彼を殺すために仕組んだ企画だった。または、彼らが1人ずつ消えていき、その真相を解き明かしていく話。さらには校長がらみの人形の話。これらがあるからこそ、『学校であった怖い話』なのである。言い換えれば『学校の怖い話』ではなく、『学校で怪談話を聞く集会をやったら遭遇してしまった怖い話』なのである。

 全てが統一された世界観の上に成り立つ『四八』と異なり、『学校であった怖い話』はパラレルワールドの怖さである。だから、分岐によってキャラクターの環境も特性も変貌していく。そのため、本当は他にもそれを最大限に活かしたシナリオを予定していた。

 1つは小説版で描いた話であり、もう1つは『殺人クラブ』の逆パターンである。小説版で描いた話は、思い通りに描けたので満足している。もう一つは、残念ながら世に発表されることはなかった。実は聞き手である坂上修一が彼らを集め、彼らに復讐していく話である。6人の語り部の話が終わっても7人目は現れない。帰ろうとすると、坂上が自分が7話目を話すという。そして、新聞部のロッカーを開けると、そこにはこの怪談話を持ちかけた日野の死体が…。坂上は、ある事件の復讐を果たすため彼らを一堂に集めて抹殺しようとしたのである。選択肢によってはあっという間に復讐を終えてしまうが、語り部たちが新聞部の部室から逃げ出すパターンがあり、こちらのほうが本筋。これは、『殺人クラブ』と同様のシステム形態をとるが、主人公はアンプルを探すのではなく逃げ惑う語り部たちを追い詰めて復讐していく展開を予定していた。一人追い詰めるたびに、復讐するべき事件のあらましがわかっていくというものだった。

 しかし、どちらもゲームにするには刺激が強すぎるということ、主人公を殺人鬼として扱うのは教育上よろしくないということで却下された。

 もしこの2つの話がゲームに盛り込まれていたら、『学校であった怖い話』のタイトルの持つ真の意味をよりユーザーにわかってもらえたのではないかと思っている。

 さて、『学校であった怖い話』のファンにとって、『四八』は涙を流して喜べるゲームだと言ったはず。発売までまだ時間はあるが、もう焦らすのも悪かろう。

『四八』は日本全国に100以上のシナリオがばら撒かれているわけだが、ぜひやっていただきたいのが千葉県のメインシナリオ。

 そのタイトルを『学校であった怖い噂』という。とある新聞部員が学校にまつわる七不思議を題材に壁新聞を作ろうとする話だ。主人公の名前は坂上修一。長短様々なシナリオ群の中でも恐らく五本指に入るであろう大作だ。このパートは膨大すぎるため、恐らくマスターアップの限界までシナリオを弄繰り回すと思う。『四八』の独特なシステムのため、『学校であった怖い噂』の全パートを見るのにどれくらい時間がかかるかは一概に言えないが、おそらくこのパートだけでも全てのパターンを見ようと思ったら十時間以上かかると思われる。さらに、その後に用意された隠しシナリオの裏の裏まで見ようと思ったら…。

 あなたは自分の出身地から始めるのか、それとも千葉県から始めるのか。それだけでもゲームの展開は変わるのだ。

 ぜひ、期待していただきたい。




分岐の概念

『四八』には選択肢が存在するが、「すべての分岐を見る必要性は感じられない」という話は以前にも少し書いた。今回は、その辺を書いてみようか、と。

 シナリオ系のゲームにおいて選択肢による分岐があるとすれば、プレイヤーはその先に何が起きるか、どんな内容になるのかを期待しながら選択するであろう。当然のように『四八』においてもそれはある。しかし、『四八』の醍醐味のひとつは選択肢による分岐ではない。ランダム分岐というシステムにある。

『四八』におけるランダム分岐とは、選択肢に束縛されない分岐をさしている。具体的にどういうことなのか? 簡単に説明すると選択肢の有無を問わず、自動的に分岐が行われるのだ。要するに、自分の体験したいストーリーを自由に選ぶことができず、勝手にコンピュータが次に進むべき道を選んでしまうのである。

 これはある意味、ストーリーを純粋に楽しみたい、次の展開は当然ながら自分で決めたいというユーザーの思いを根底から排除することになる。選択肢型ゲームシナリオの一番の楽しみである選択肢選びを一定の場面においてユーザーにさせないことは、ある意味ユーザーの遊び心を裏切る致命傷になりかねない。何のために選択肢を設けているかわからなくなるからだ。しかし、『四八』はその致命傷をあえて真っ向から取り入れることにした。それはなぜか?

『四八』はミステリーの要素が強いゲームである。しかし、あくまでホラーである。ホラーという世界を体験する場合、次に何が起こるかわからない怖さは否定できない。小説を読む、映画を見る、そのときに次のシーンで何が起こるのかわからない恐怖感を楽しむ受け手は非常に多いと思われる。しかし、一度読んだ小説、一度見てしまった映画はどうか?

 あの扉の向こうにいるものはわかっている。どこでショッキングな音が鳴り響くかもわかっている。だから、2度目を楽しもうと思ったとき、そこには別の楽しみ方を求めなければならない。よほどのことがない限り、2度目はないのだ。受け手は、一度味わうことで満足してしまう。わかっている恐怖に対し、興味は半減してしまう。『四八』は、この感覚をできる限り排除した作品に仕上げたかった。常に、何度遊ぼうとも初めて味わう恐怖を表現したかった。そこで、ランダム分岐の採用である。

『学校であった怖い話』で何が怖い話か話題になったとき、よく言われるのが『殺人クラブ』『トイレの花子さん』『荒井人形』である。しかし、これに混じって『プールのロッカー』が一番怖かったという話をよく聞く。『殺人クラブ』『トイレの花子さん』『荒井人形』は、そこに至るまでの過程を重視したストーリー系の怖い話である。

 これに反して『プールのロッカー』は一瞬の怖さである。複数あるロッカーの中のどれかひとつに得体の知れないものが潜んでいる。それをひとつずつ開けていく。すると、ランダムで中から怖いものが現れる。もしかしたらそれに遭遇するのは一番最初かもしれないし、実は最後かもしれない。完全な運任せ。どのロッカーに入っているかはランダムなのだ。

 今回の『四八』では、このランダム性を大幅にバージョンアップさせている。それは、『プールのロッカー』のように明らかに選択肢を選ぶことによって起きるランダム性はもとより、何かが起きるタイミングをずらしたもの、音の強弱、そしてプレイヤーには気付かせないように仕組んだランダム分岐。はては選択肢が表示されてから、どのタイミングで選択肢を選んだかによって分岐が変化するトラップまで用意した。そんな要素を随所にばら撒いた。それが、いつどこで起きるかはプレイヤーにはわからない。一度遊んだシナリオだからといって、絶対に油断できないのだ。

 さっきこのシナリオをプレイしたとき、このドアの向こうには殺人鬼が待ち受けていた。だから、今回も扉を開けたら殺人鬼が襲ってくる…のだろうか。ドアを開けてみる。扉の向こうには誰もいない。おかしいな…そう思って振り向くとそこには…。あなたを待ち受けている恐怖は、いつどこでどのような形で飛び出すかわからない。制作者側でも制御できない怖さなのである。

 前回のブログで話した世界観の統一。ここに、ランダム分岐を混ぜることで予期せぬ恐怖を生み出していきたい。

 このランダム分岐と、従来の選択肢型分岐とを織り交ぜることによって、一瞬たりとも気の抜けない世界を描きたい。そして、同じ選択肢を選んだからといって、再び同じ展開に遭遇するとは限らない未知の世界を描きたい。

 あなたの歩む人生において、常に選択肢は待ち受けている。人生とは、気付かぬうちに選ばされている選択肢の連続だ。しかし、その選択肢を選んだからといって必ず同じ人生を歩めるものだろうか。

 もし人生をリプレイできたとして、そこに待ち受ける予定外の出来事があれば、あなたは腹を立てるのか、それともそれを受け止めて乗り越えていくのか? 『四八』で待ち受けている出来事に、あなたはリセットボタンを押しますか? それとも、現状を受け入れて乗り越えてくれますか?

『四八』に求められる推理は犯人探しの要素ではなく、自分の人生を歩んでいくための、あなたが普段気付かないで行っているはずの推理といっても過言ではない。

 何度遊んでも同じ道をたどれない物語の世界。そして、そこから生まれるであろう感情の葛藤。

 今までに誰も体験したことのないシナリオ世界。

 シナリオを執筆している現在、試行錯誤の連続だ。しかし、その世界に挑戦してみたい。

 私は以前、このゲームを「遊び倒そうと思ったら、200時間以上かけても終わらないと思う」と言った。しかし、私は200時間かけなければ終わらないゲームを作るつもりはない。私は、200時間の単純作業をさせるゲームを作るつもりはない。私は、200時間その世界に浸っていたい、プレイヤーがそう思えるゲームを作りたい。

 生温かい底なし沼は、夢見る胎児を包むようにあなたを捕らえて放さない。ゲームが完成する最後の瞬間まで、その思いを持ち続けたい。




『四八』シナリオ論

 ちょっと今回はシナリオの話でもしてみましょうか。詳しい内容はまだ明かせないものの、『四八』のシナリオを書く上で気をつけていることを書いてみようかな、と。

1.シナリオごとに持ち味を付ける。

 前にも話しましたが、『四八』は100本以上の独立したシナリオが混載しています。それを最大限に活かしたいと思っています。

 恐怖の捕らえ方は様々であり、何を怖いかと思うことも人それぞれでしょう。そのため、視覚に訴えるもの、聴覚に訴えるもの、読ませることで訴えるもの、想像力に訴えるもの、後味の悪いもの、一瞬の怖さ、じわじわ来る怖さ、ブラックユーモア、怖いと思わせて実は笑い話、ちょっと怖い話などなど、とにかく考えられる限り多種多様なものを用意するつもりです。

 以前制作した『学校であった怖い話』はどちらかというと個性的な語り部の性格が醸し出す人間的な怖さを根底に据えたのですが、今回は語り部という基本的な流れがないためバラエティーに富んでいます。もちろん、根底に流れる一貫したテーマは今回も用意してありますが。

2.ただのホラーでは終わらせない。

 『四八』を怪談と思っている方も多いと思いますが、基本的にはミステリーの要素がかなり強いです。推理する要素を隠し味で多岐に渡り振り掛けていますので、単純に怖がらせるだけでは終わらないシナリオを心掛けております。

 もしあなたが怪談を嫌いだとしても、サスペンスやミステリーが好きであれば十分にこのゲーム世界は受け入れてもらえると思います。恐怖を描く場合、それがこけおどしの脅かしだけではないことをあなたはよく理解しているはずですから。

3.設定を統一する。

 今回、『四八』のシナリオを書く上で最も気をつけているのがこれです。

 ストーリー系のゲームシナリオには、分岐という要素を活かしたものが数多くあります。この時、分岐先の展開をどうするかでパターンやシナリオの方向性が大きく変化します。

『学校であった怖い話』を例にあげると、あのゲームの世界観や人物の設定は統一されていません。例えば、ある分岐ルートを通ると登場人物が死んでいたり、宇宙人だったり、他の人物に恨みを持っていたり、いなかったり、ルートによってシナリオの方向性がどんどん変化していきます。

 実際、そういうゲームは非常に多いです。幼馴染の女子高生が実はスパイだったり、傭兵だったり、幽霊だったり。主人公の年齢が17歳だったり80歳だったり、乗り物が一般的な乗用車だったりタイムマシンだったり。分岐によって、登場人物や環境の設定自体、がらりと変わってしまうものも少なくありません。

 これはこれで、パラレルワールドとして考えれば非常に楽しいものですし、私もそういうタイプのシナリオは『学校であった怖い話』を始め、いくつか書かせていただきました。

 しかし今回の『四八』は各種設定の統一化にあえてこだわりました。太郎君が17歳であれば、どんな分岐を選んでも必ず17歳として登場します。太郎君が良子さんと付き合っている設定ならば、何時いかなるときでも良子さんと付き合っています。もちろん、分岐先によって太郎君と良子さんが別れれば、そのあとは別れた事実が残ります。Aのルートを選ぶと良子さんはかぐや姫の生まれ変わりで月に帰ってしまうとか、Bのルートを選ぶと良子さんは実は吸血鬼で太郎君は襲われてしまうとか、そのようなことは一切『四八』にはありません。良子さんが普通の女子高生ならば必ず女子高生ですし、吸血鬼ならば必ず吸血鬼なのです。

 この方式は、分岐のバリエーションを狭めるというデメリットがあります。ハチャメチャな意外性や、思いがけない面白さを描こうとした場合、設定の統一という姿勢はとても窮屈になってしまいます。

 でも、メリットもあります。設定が統一化されていることをプレイヤーが念頭に入れてプレイした場合、だからこそ描けるストーリーの奥深さを味わえると思います。簡単に言うと、設定を統一しないものは『広く浅く』、統一するものは『狭く深く』といった感じでしょうか。でも『四八』はこの法則を感じさせない仕掛けを施しているんですが…。

 ただし、分岐の選択により設定は変化していきます。どう変化していくか、そしてその変化した設定がどう活かされていくかは、またのお楽しみということで。

 『四八』には、100本以上のシナリオが混載していますが、真実は一つです。それぞれが独立したシナリオながら、複数を遊ぶことによって隠された真実が少しずつ見えてきます。だから、シナリオの全貌を見渡した場合、推理する要素が重要になってくるのです。

 シナリオ量が膨大であればあるほど、設定を統一しないほうが書く方は楽です。なんでもありを前提に世界を作れるので気も楽です。『四八』の膨大すぎるシナリオ量を考えると各種設定の統一は無謀ともいえるものでしたが、だからこそ挑戦したかったのも事実です。

 もしあなたが『四八』を遊ぶとき、出来ましたらこの世界は設定が統一されているということを前提に遊んでいただけるとより楽しめると思います。いくつかのシナリオを遊んだとき、あなたは『四八』が描き出す真実の片鱗に触れることでしょう。そして、それが深くて暗い迷宮への入り口なのです。その迷宮の中であなたが出会う真実を紡ぐとき、初めて全貌が見えてくるのではないでしょうか。おそらく、そのとき入り口はすでに硬く口を閉ざし、出口もどこにも見えなくなっているはずです。闇の中、触れるもの一つ一つを確認し、迷宮を楽しんでください。いつか、光の差し込む出口らしきものを見つけることでしょう。用意されている出口は無数にあります。でも、あなたがたどり着く真実はひとつ。その真実にたどり着いたとき、あなたは…。

 皆さんに、今まで味わったことのない世界をぜひ体験していただければという思いを込め、シナリオ鋭意執筆中です。…皆様に遊んでいただくためにも、まずは自分がこの迷宮から脱出しないと。




お待ち

       Kif_5482Kif_5333Kif_5426_1

細かい前置きは必要なかろう。

さ、行くぜ。

・『四八』は、全国を舞台にしたホラーゲームである。全国の47県が舞台であり、それがタイトルと関連しているのだが、残りの1が何を意味するのかはまだナイショ。

・主人公の名前や性別を決められるほかに、血液型や誕生日をはじめとした各種情報、そして出身地を決めることが出来る。この出身地を決めるという要素が重要な鍵となる。

・シナリオは、各県にばらまかれている。

・シナリオ総数は100タイトル以上である。もちろん、隠しシナリオや隠し要素も満載である。

・ムービーのみのシナリオ、逆に音声のみのシナリオ、その他にもシナリオごとに様々な特徴や仕掛けがある。

・登場人物は数百名。彼らは、行方不明、呪い、死亡などさまざまな状況に陥ることになる。あまりひどい状況に陥ると…大変なことになってしまう。

・今回、シナリオの分岐パターンをすべて見ることはおそらく不可能に近いと思われる。というより、そこまでする必要性は感じられないシステムだと思う。

・一周は、早解きしようと思えば数時間で終わる…というか終わらせることが出来る。逆にじっくり遊ぼうと思ったら、50時間以上はかかると思われる。なお、一周ですべてのシナリオを見ることは不可能である。

・自分がどの程度ゲームを攻略したかは把握できるようになっている。

いかがか。少しは見えてきただろうか?

 上に載せた写真は、624日に行われた撮影会の風景である。ま、こんな感じで進めているわけだ。

Kif_5340 Kif_5354

Kif_5364  左の写真は、害虫駆除の駿河谷バスターズ役の人。ということは、TIなら絶対書くだろうと思われている虫様のお話は今回もモチのロン。更なるグロテスクをきっちりとお届けいたします。ちなみに駿河谷バスターズは、四八の多彩な登場人物の中でも個人的に気に入っている役柄の1人。世界平和のために害虫(と…言えるのかどうか)と戦っている方なのだ。

 真ん中の写真は、謎の宅配便屋さんとおじさんたち。ちなみに左が私で、右がプロデューサーのHちゃん。記念写真、パチリ。

 右上の写真は怪しい親子。まだそれ以上は言えない。

 残念ながら、まだ役者さんの名前を明かすことは出来ない。まあ、もし写真見てこの人ってあれに出てたあの人だよねとわかった人がいれば、嬉しいっす。

 撮影風景を出せるということは、おそらくシナリオの内容予想やゲームの方向性がわかると思う。当然、今後はシナリオについても明かしていくし、どんなシーンが登場するのか思い描く助けになるのではないか。

明らかに『学校であった怖い話』のテイストを思い描く人もいると思うが、シナリオに関しては間違いなくそのテイストが大きいだろう。ただし、ただの怖い話ではない。二転三転していくストーリー展開は、ショートストーリーをいっぱい遊べるというシステムだと思っている方々にこそ、ぜひとも味わっていただきたい。

Kif_5421

Kif_5503

Kif_5506

 左の写真は、ちょっと重要な役を担当する岐阜県シナリオの高校生たち。ちなみに、この学校はブレザー服。いやもう今回は、イケメンと美女が大集合で、それだけでもうこんな日本はありえない現象が起きていたりする。それに、幼稚園から大学までさまざまな学校も登場するんで、衣装を用意するだけでも大変な作業なのだ。本当に死にそう。

 真ん中の写真は、まあ当然皆様ご期待のこんなシーンもありますよということで一枚載っけてみた。いろんなシナリオに登場する天然美少女役の女の子。個人的には彼女のセリフ書いているのは楽しかったりして。こういう写真がCG加工され、どんどんショッキングな絵に出来上がっていくわけ。

 右の写真は、真ん中の写真の子と記念写真、イェ~イ! …邪魔だよ、オヤジ。いや、ほんとにかわいい子だった。ちなみに、今回はかなり衣装の着替えや小物の持ち替えなどがあるため、彼女は5回も着替えしてもらって大変だった。お疲れ様でした。

 さて、みんなが不安に思っているゲーム画面の雰囲気だが、シャープな映像ではなく、逆に手間かけてざらついた映像に直している。そのため、何これ?よくわかんない…と思って見詰めたりすると、突然シャープな映像に…なんて仕掛けも当然あるし、その逆で、おっと、今からあんまりネタばれしてもつまらんな。とりあえず、今回はわざと粒子の粗い映像を基本としている。

Kif_5490 Kif_5401Kif_5394

 左の写真。誰だかわかるか? そう、『学校であった怖い話』のファンならば、わかってほしい。今回『四八』に登場する新生細田友晴である。パジャマ・パーティではない。が、パジャマ姿での記念撮影になった。さて、どんなシチュエーションで登場するのか…ふふふふふ。

 真ん中の写真と右側の写真は新生福沢玲子。何も言うまいっ!

 余は満足である。『学校であった怖い話』だが、SFC版は社員使ったのでああなってしまった。別に社員が悪いわけではない。時間と予算と技術力がなくて…。だから、自分の作ったキャラクターとイメージ通りかといえば、正直言うと異なる部分も多かった。PS版はほとんどノータッチでお任せだった。そのため、ファンの間ではもうイメージが固まってしまい、あれが良いとか悪いとかいろいろあるかと思うが、今回は本当に自分のイメージ通りの役者さんたちを選ばせてもらえたので本当に満足である。

 みんなはいかがか? イメージ違ってたか? まあ、シナリオライターTIはこういうイメージを持っていたのかと思ってくれればそれでよい。そして出来れば、新たな細田友晴や福沢玲子を歓迎してやってくれ。

 この役者さんたちで『学校であった怖い話』をリメイクしたいとマジ思ってしまったよ。

 さて、今回の情報はここまで。いかがだったか。

いきなり、かなりの情報量を公表したつもりだが、まだまだ『四八』のキモとなる部分は出しておらんので、楽しみにしてくれ。今後も撮影風景など、評判がよかったら載せていこうと思う。まだまだ、うおおおっ!ていう写真は載せられないのが残念なのだが。




ごめん、書くよ

状況が改善されるまで、「私は公式サイトのブログに書き込まない」とこの前書いたところ、なんだかいろいろな場所で波紋を呼んでしまい大変なことになりそうなので、撤回させていただく。ごめん、こっちでも書くよ。でもね、自分のブログしか更新されない環境ってのもどうなんですかね、実際。もっと、他の方が書くとか何かしらの進展があってもいいと思うんですけれど。

確かに、ミクシィでしか情報を公開しないといわれたらいい気しないですよね。だから、こっちでも書けることは書くし、ミクシィはミクシィで書く、と。それで、ミクシィでは基本的に私と皆さんが交流する場所を作る、と。あくまで、私とです。

このサイトに一日でも早くBBSが設置される日が来るといいです。祈ってます。そして、前回のブログでご気分を害された方々に、心より謝罪いたします。すべて、私の責任でございます。反省させていただきます。ごめんね。




まことに申し訳ないが…

今回のブログを書くことは本当に悩んだのだが、悩んだ末に書くことにした。ミクシィなるコミュサイトを始めたことは前回のブログでも書いたのだが、これが実に面白い。この週末は、すべてミクシィに捧げたようなものだ。

私の正体は、偽名にしたにもかかわらずミクシィ参加一日目にしてバレ、今はシナリオライターTIのニックネームで参加している。そこでも日記を書き始めたのだが、これがものすごい勢いでコメントがつく。しかも、四八の存在さえ知らない方も結構いたりする。ミクシィ内での私の日記を見て、はじめてこのソフトの存在に気づき、とても喜んでくれた方々が何人もいた。私も嬉しかった。はっきりとTI節が効いていて、公式ブログよりも面白いという意見までいただいた。

現在、私は今のこのプログのシステムに不満がないわけではない。それは、こちらの一方通行でしかないということだ。どんなにブログを書こうとも、このブログを見た人々が意見を交換する場が2ちゃんぐらいしかないということだ。これでは、まじめにユーザーが四八のことを語りたくても語れないし、いつまでたっても出ない情報に苛立ちを持った人々が不満を漏らすのも仕方がないというのも事実だ。

私がミクシィに覚える一番の利点は、日記にコメントを付けられる、しかもそのコメントをつけた人間の素性がある程度わかってしまうという点だ。これは大きい。ミクシィが荒れない理由が、はっきりしている。素性の知れない連中が、好き勝手語るのでは、荒れても仕方ない。しかも、数名の場を乱すものが暴言を吐けば、純粋に四八を期待している人間はとてもいやな気持ちになる。私も、それが残念でならない。

私は、まだまだ情報が一般公開されていない四八に対して、それでも楽しみに思ってくれている方々の夢や思いを消したくないのだ。2ちゃんという嘘や出任せが往来する場で何を書こうがその個人の自由かもしれないが、他人の夢を奪う資格はない。ならば、私は夢を紡げる場を用意したい。今でも、私の作品を楽しみにしてくれている人がいるのであれば、私は彼らを楽しませたいし、彼らの思いを守りたい。もし、私がミクシィで書いた日記が2ちゃんで流れたとしても(そのようなことをするものがミクシィにいるとは思いたくないが)、一人一人のコメントを書き写すのは無理であろうし、足跡が残るから誰の行動かある程度の判断もついてしまうだろう。また、例えそうなったとしても、ミクシィの中に四八やその他の私の作品などを語り合える場は十分に確保できる。

ミクシィに参加して、私のページの一日のアクセス数がすでに1000件を越えた。それを見て、私は英断させてもらった。現状ではミクシィだけでも十分にファン・サービスと四八に関する私なりの宣伝は出来るであろう、と。せめて、このブログにBBSが出来るか、どこかで平和にファンが交流できるまで、私はこのブログに書き込むことは一旦停止し、ミクシィでの情報公開に専念する。といってもシナリオ執筆の作業もあるので、一日に参加できる時間は3時間ほどに限定されるが、それでも時間を見つけては出来る限り参加したい。

ミクシィに参加していない人々で四八に対する期待に応えられないことはとても残念であるが、やはり現状のまま続けるのも遺憾なのだ。それに、私以外の人間がこのブログを続けてもよいわけだし。

この3日間ミクシィに参加してみて、私が判断したことだ。今は誰からでもコメントをいただければ、出来る限りすべてのコメントにレスをつけるつもりだし、またメッセージで個人的なメールのやり取りも可能だ。以前、ソフトハウスのホームページを立ち上げていたとき、私の日記や私が掲示板に書き込むスタンスを楽しみにしてくれていたファンも多かった。ミクシィは、ほとんどその感覚を崩さずに行えるのだ。いや、それ以上のことが出来る。今は少しでも、ファンの支えでありたい。6年前に、突然私がなんの発表もなくゲーム制作を辞めたことに対する罪滅ぼしだとも思っている。だから、理解してほしい。

もし、このブログで公開される情報や四八に関して和気藹々と語りあえる場が用意されたならば、私はこのブログに再び顔を出したいと思う。それまでは、しばしお別れである。会員制ではあるが、今後はミクシィで会おう。




アイコン総取り

久しぶりに昔の友人と出会い、酒を楽しむ…つーか浴びる。数年前までは定職も持たずにふらふらと役者をやっており、こいつはどんな地獄に行き着くのだろうかと思っていた友人が、いつの間にか12歳も年下のかわいい奥さんと結婚して、その12歳も年下のかわいい奥さんとの間に双子の女の子まで儲け、スタジオで人様に演技指導を行い、本まで執筆して一般の本屋で売られているというではないか、12歳も年下のかわいい奥さんと結婚した奴が。こいつ、人生勝ち組になる奴だったのか。ま、すでに12歳年下のかわいい奥さんをもらった時点で思いっきり勝ち組だがな、私的には。酒飲んでいる最中も、12歳も年下のかわいい奥さんからメールが来ては返事を送り、嬉しそうにそわそわしやがって。12歳も年下のかわ…えーい、腹の立つ! こちとら、今年のGWが素通りしたと思ったら、すでに夏休みも訪れないことが決定し、おまけに私が働いている夏休みの間、奥さんと子供は海外旅行に出かけてしまうというのに! その間、一人で家に閉じこもって怖い話を書き続けるんだぞ、このやろう。12歳も年下のかわいい奥さんがいる奴には、わからんだろう、ふん。ああ、嬉しすぎて涙が出るわい。

で、その友人がどうして久しぶりに連絡してきたかというと、ミクシィとか言う完全会員制のコミュニティ・サイトで私の近況を見つけ、生存確認が取れたので電話をかけてきたらしい。てか、携帯の番号知ってるんだから、わざわざミクシィ見んでも連絡してくるがよろし。2ちゃんでもミクシィやればと言われたし、アシスタントにもミクシィどうです?と聞かれたし、同業者の知人にもミクシィやってんの?と尋ねられる今日この頃。最近やけに私の周辺でミクシィの噂が乱れ飛んでいる。で止めが今日の話。会員様の紹介がなければ入会できず、登録するとある程度の素性がわかるために、見ず知らずの人々が集まるコミュニティ・サイトの中では抜群に平和でアラシがほとんど起きないらしい。12歳も年下のかわいい奥さんがいる友人が、招待するから入会してみろと勧めてくれるから、今さっき入会してみた。入会しただけで何をどうするのかはさっぱりわからんが、オモシロそうな雰囲気はある。明日から、暇を見つけチョコチョコ遊んでみようかい。

さて、先日バンプレでプロデューサーと打ち合わせ。どうやら、四八はアイコン総取りらしい。アイコンとは、ゲームのパッケージに貼られるシールのことで暴力だとかエッチだとかその類を表すマークのことで種類は様々。それらのシールが全種類貼られるそうである。すでに、プロデューサーはイケイケである。「18禁決定だな、おい」と高らかに笑っている。「こうなったら行くところまで行くっきゃないな」ってどこに行くつもりですかい、あんた。まあ、平気でセックスだとかソープだとかさらりと出てくるシナリオがあるから、仕方ないといえば仕方ないんですけれどね。まあ、発売元がOK出してると言うか、削るなって言うんだから仕方ないでしょう。でも、ゲームでの表現はどこまで可能なんですかねえ。ソニーチェックが厳しそうだなあ。あまり、そういう方向性で限界に挑戦みたいなことはしたくないんですけれど。また、問題作家の勲章が増えてしまう。ボーイスカウトじゃないんだから。なぜか今回は、『学校であった怖い話』でもダメだし食らったような内容がOK出るし、バンプレストは「思いっきり怖くしなさい」と念を押してくるし、自分でも怖いくらいに不思議です。でも、シナリオにはお笑いも一杯あるんですけど…ダメ?

話は変わって念を押しておきますが、四八は『学校であった怖い話』の続編ではありません。はっきりといいますが、続編ではありませんとも! 福沢玲子が早苗ちゃんの話をしたり、おそらくは語り部以外でファンの方々が出てほしいであろうあの方が登場したりする予定ではありますが、続編ではありませんてば。ちなみに撮影は順調ですが、懐かしい名前の方々もすべてニューキャストです。『学校であった怖い話』のキャストの続投はありません。性格も現代にあわせて一部変更してありますが、あいかわらず岩下はカッター好きですし、細田はトイレ好きです。あの作品のファンであれば間違いなく泣いて喜ぶであろう演出やシチュエーションは多々用意してありますが、しつこいようですが続編ではありませんので、そこんとこよろしゅうに。

またまた話は変わって相変わらずシナリオ書いていますが、おそらくマスターアップの直前までシナリオはいじり続けるでしょう。開発スタッフからすれば非常にはた迷惑な話ですが、許してくださいませ。そしてついに10万ワードを超えそうなシナリオが発生してしまい途方にくれているのですが、これまたバンプレチェックではOKが出そうで頭クラクラです。10万ワードって言ったら、普通の文庫本一冊は十分にあるわけで、RPGのシナリオや短いAVGレベルなら、十分にそれだけでゲーム1本分の分量はあります。ちなみに、そのシナリオだけでエンディング20種類以上あるし…。よく考えると、シナリオ書き始めてからそろそろ10ヶ月近くになるんですけれど。出口、どこですか?

さて、最後の話題です。すでに某所ではシナリオライターT.I.の正体はバレておりますが、このままシナリオライターT.I.を通し続けます。何で正体バラさねえと言われましても、正式な情報解禁日まで明かせないのです。いろいろと大人の事情があるのですよ。そのため、個人サイトもそれにあわせて公開しようと思っているのですが、まあそれは間に合うかどうかは微妙で…。隙間の時間を見つけてはこちらのブログを更新するように努力いたしますので、ご勘弁を。




こんなゲームですが…

今日はバンプレストで打ち合わせ。精神的にも肉体的にも疲れ果てました。へとへとです。で、正式な情報公開日まではもう少し間があるのですが、さすがにブログで何も情報を載せないのもいい加減にどうかと思ったので、ちょっとだけヒントをば。一応プロデューサーの許可は取ったけれど、もしかしたらすぐに消されてしまうかもしれんので、その場合はメンゴ。以下、公表できそうな情報を箇条書きで。

・主人公は男女を選べる。名前も変えられる。

・シナリオは複数ある。1分で終わるものもあれば、数時間かかるものまで大小さまざまなシナリオが混在している。

・既読率は存在しない。なぜなら、シナリオ数本遊んでも、既読率0%なんて事がざらに起きてしまう。ユーザーにバグと思われかねないので、あえて削除。

・かなりのやりこみゲーである。

・とにかくいろいろと集めることができる。

・レベルや経験値の概念がある。

・ミッションがある。ファンタジーRPGで言うところの闘技場のようなものが存在している。

・バッドエンディングという概念はない、というか存在しない。数分遊んだだけで強制エンディングになるようなことはない。よほど無茶なことをしても、最低でも数時間は終わらない。

・遊び倒そうと思ったら、200時間かけても終わらないと思う。

・アクションやパズルの要素もあるが、もちろんそれらができなくてもゲームが行き詰るようなことはない。

・現状ではエッチだとか暴力だとかあらゆるシールが付いてしまいそうだが、できればそれらのシールが貼られない最強のホラーゲームを目指したいと思っている。でも、それはかなり無謀な気もしている。

いかがか? これらは、現時点で公表しても問題ないレベルの情報だと思っているんですが。解禁日まで公表できないアッと驚く情報は一切載せてませんぜ、プロデューサーのだんな。だって、あんなことやこんなこと書いてしまったら大騒ぎになっちまいますからな。ということで、四八の発売をキリンさんになって待ってくださっている皆様、よろしければあとは妄想を膨らませてくださいませ。楽しみに待ってくださっている皆様に心から感謝。

ちなみに、どうして今日の日に情報を載せようと思ったかは…お分かりの方いらっしゃいます? 今日は千年に一度、6が三つ並ぶ666の日なんですよ、ウヒヒヒヒ。オーメーン。




撮影開始

ついに撮影が始まったのですが、忙しくて死にそうです。『撮影に関しては俺が書く』とプロデューサーのH氏がのたまっていたのに、どうなっとんじゃイ、ワレ。まあ、みんな忙しいのでまたもや私の登場となりました。ほとんど私の個人ブログと化していますね、ここ。私も忙しいのに…ぷつぷつぷつ。早いとこ、自分のホームページ立ち上げたいのに…ごにょごにょごにょ。

撮影に関しては順調なんですが、でもそのおかげで他の作業が、ちっとも進まなくなりました、えっへん。何とかこの状況を打破しなければ、私を含めて一部のスタッフの首が回らなくなりますな。打開策を見つけんと。

さて、福沢登場シナリオがアップしたので、6月に撮影、わーい。彼女は出番多いので、何回かに分けないとならんでしょう。なんだかんだいって、5万ワード近いシナリオになってしまい個人的には途方にくれているものの、シナリオチェックでOKは出ました。やれ、嬉しや。ちなみに5万ワードというと、400字詰め原稿用紙で200枚弱、『学校であった怖い話』のメッセージ量に換算すれば『殺人クラブ』よりもちょい上。というか、『学校であった怖い話』に5万ワード超えるシナリオはなかったと思いますが…。ちょっとデカすぎたかも。まあ、福沢登場シナリオは、『学校であった怖い話』のファンであれば、ちょっと予想外で衝撃的なものにしようと思って書いたんですが、喜んでもらえると良いです。

ところで坂上登場シナリオや岩下登場シナリオですが、おそらくは福沢を超える規模になりそうで、あいもかわらず放置しっぱなし。いや、そろそろ手をつけなければならんのですが、他に書かねばならんシナリオもいっぱいあるし、何より撮影準備とかその他の作業が忙しすぎて、トホホです。

で福沢玲子の撮影一発目に細田友晴も一緒に呼ぶべきかどうかを今は悩んでいるのですが、ああ、どうしよう。一見どうでもよさそうなことですが、実は大変な意味を持っていることでして、はい。今回のメインキャラは他に山のようにいるし、役者さんのスケジュールも合わせないとならないし、衣装も小道具も半端な数ではないし…。

私も忙しさに拍車がかかってきましたのでほとんどブログを更新できませんが、制作は順調に進んでおります。いや、ホント、期待してくださっている方々、気長にお待ちくださいませ。




そうだったんですか

今年のGWは私のところにはやってきませんでした。なんか、毎日毎日パソコンの前に座っているとさすがに虚しくなってきますね。TVのニュースでたくさんの幸せ家族の報道を目にしますと、なおさら冷たい風が吹き抜けていきます。さて、この一週間ほど最近のTVドラマを見まくっております。といっても、シナリオ書きながらTVドラマをずーっと流し続けているわけですが。男女の色恋沙汰に毎日10時間ほど触れながらシナリオ書いていると、虚しさも一入。でも、しばらくは見続けるつもりです。

というのも、四八に出演していただく役者さんの第一回目の撮影が間近に迫っておりまして、最近はどんな傾向が人気あるのかTVドラマ見まくってチェックしているわけです。今回は規模も大きいんで撮影も数十日に及ぶため、何かと大変でございます。セット組んだり、スタジオ撮影したり、野外撮影したり。その辺の詳細は、次回にでも御報告。

ところで、先日ある方と初打ち合わせをしたんですが、そのときにプロデューサーのH氏がこんな発言を。

「10年ほど前に学校であった怖い話というホラーを発売したんですけれど、今もカルトな人気がある作品なんですよ。そこで今回2を作ることに…」

えええええっっっっっ!!!!! こ、これは続編だったんですか!? 四八って学校であった怖い話2だったの!? 知らなかった。自分、企画立ててシナリオ書いて今まで何十回とバンプレさんと打ち合わせをしていたのに、初めて知りました。って、学校であった怖い話の流れを組む作品は別に企画があるじゃないですか。それはそれで、四八の評判を見てからプロジェクトを動かそうという話もちらほら出ていたような気が…。もう何がなにやらわからなくなりました。まあ岩下やら荒井やらが登場したり、学校であった怖い話のファンならば驚愕するであろうサービスが取り入れられることもほぼ決定したので、H氏の発言もわからなくはありませんが。とりあえず正式に情報が発表されたときは、四八が学校であった怖い話の続編だなどとは一切書かれることはないと思います。…多分。

話は変わりますが、先週ファミ通のK編集長やファミ通PSのA編集長らエンターブレインの方々と久しぶりに会食。1月13日売りのファミ通で1枚の画面写真もなければゲームのシステムも一切明かされないのに、それでも見開き2ページで記事を書いていただくという快挙というか暴挙に出てしまったわけですが、それ以来死んだように息を潜めている四八。いよいよ、本格的な詳細発表に向けて動き出しそうな気配であります。とにかくお忙しい二大雑誌の編集長が、二人揃って何度も打ち合わせに参加してくださるというのは本当に喜ばしい限り。ここでは、というより正規には絶対書けない危険な裏話も飛び交い、実に楽しいひと時を過ごしました。最後はべろべろ、どうやって家に帰ったか記憶がないほどでしたが、その様子はしっかりとビデオカメラに収められていたようで。とにかく、今回の製作現場は何かとビデオカメラに収めることが多いので、あとで見るの怖いですな。ちなみにこの会食にはファミ通が誇る美人アイドル編集者も参加されておりました。本当にきれいな方で、いや、びっくり。

発売どころか詳細発表の日さえまだ決まらない四八に、やきもきしている皆様。どうか、今しばらく、というより末永く温かい目で見守ってくだされ。皆様の期待を裏切らない作品にするべく、スタッフ一同頑張っておりますので。本当に今回のスタッフが素晴らしい連中であることが、最近は身に染みております。よろしゅうに。




映画の話ばかりですまん

まったく、岩下の奴め。お前のせいで、シナリオが暗礁に乗り上げてしまったではないか。くはっ。頼むから、夢の中まで訪ねてこないでください岩下さん。ここ数ヶ月で、何度日本の県がどこでもいいから消滅したり、統合したり、他の国に買われてしまったり、独立したり、実は最初からなかったり、市に変更されたり、だいだらぼっちに踏み潰されたり、なくなったり、なくなったり、なくなったりしないか、と神様にお願いしたことか。朝起きたら、日本の県が10県になりましたとニュースで流れていないかチェックを怠らない私は、かなり窮地に追いこまれているようです。…岩下め。

仕方ないので、ゴンザやマイマイや藤丸や風子も登場させてみたら、余計大変なことになってしまい、涙が止まりません。ちなみに嬉し涙ではありませんよ。まあ、ボツりますね、この辺は。

と言うわけで、映画見ました。四八の内容が内容なので、詳細が発表されるまではあまりホラー映画については書きたくありませんでした。ホラー・ゲームがお好きな方は、おそらくホラー映画も好きでしょうから、ブログに書きすぎてどの辺のネタに影響されているかがわかっちゃうと面白くないと思いますし。でも、書きますね。今日見たのは『ナイン・ライブス』というホラーです。

九名の若い男女が雪に閉ざされた山奥の屋敷に閉じ込められて悪霊に襲われていくと言う王道パターンの作品で、未公開だけあって例のごとく突っ込みどころは満載です。このような閉鎖空間を舞台にした設定は大好きです。それにストーリーテラーとしては、こういった設定は腕の見せどころだと思いますし。この作品、伏線は張りまくりなのですがキャラクターの性格があまり掘り下げられておらず、外人は全部同じ顔に見えてしまう私は、途中まで人物シート作りながら見ていました。張られた伏線がどう使われるのか楽しみにしていたのですが、誘導の仕方が活かされておらず、ちょっと勉強になりました。伏線を張ってもあえてほったらかすと言う手は作家の良く使う手なのですが、これが受け手にとって、こいつ伏線の結末を書き忘れたと思われてしまうのは作家として勉強が足りないということです。私も、受け手にそう言われることが多いので、まだまだ勉強が足りないと思うことしばしばです。

で、見終ってから張られた伏線をチェックし直したんですが、どうもこのシナリオライターさんは一貫性がないようで、ちょっと良くわかりませんでした。と言うわけで、良い勉強になりました。というのも、四八は伏線張られまくりというか、受け手がこれは伏線だと思うと全てが伏線と思えてしまう構成でして、自分としてはその辺を物凄く注意しながら書いているわけです。まあ、それもあるので今回は分岐を人に任せられないわけでして。当たり前のことなんですが、糸の絡ませ具合が大変なんです。

『ナイン・ライブス』を見終って、ふと思い出した作品がありました。『救命艇』という60年以上前の作品なんですが、思わず再見してしまいました。これは、第二次大戦中にドイツ軍の攻撃を受けた沈没船から脱出した九人の男女が救命ボートで漂流すると言うもので、これまた閉鎖空間での密室劇です。悪霊は出てきませんが、悪霊以上に人間の怖さが描かれています。ヒッチコック作品の中では知名度は低いのですが、演出はさすがです。明かされるべき伏線には無駄がなく、細かいワンカットがどのように後半つながっていくのか、思わぬところできちんと活かされうまく練りこまれています。ボーッと見ていると、気付かない伏線も多いのですが。そして、九名の登場人物の立場と性格がはっきりと描かれているのも無駄がありません。実は九名もいると性格付け大変なんです。昔見ていた作品なのですが、改めてその演出のうまさと原作の出来の良さに感服いたしました。ホラーではありませんが、良質の密室サスペンスです。制作された時代が時代なだけに、今見ると嫌な気分になる描写もありますが、まあ時代ですから。一見の価値はあるかと思います。

勢いで、『救命艇』のリメイクである『ライフポッド』も見てしまいました。これも、再見です。10年以上前のTVムービーなのですが、下手な劇場用映画よりも数段出来がよろしいか、と。この作品の舞台は未来の宇宙。宇宙船が爆弾テロにあい、かろうじて脱出した九名が救命艇で宇宙を漂流すると言うものです。この作品のオリジナルな味付けは、脱出した面々の中に爆弾テロの犯人がいるのではないかというミステリー仕立てになっている部分です。『救命艇』でも、船を沈没させたドイツ人船長が漂流者の一人として登場するのですが、これは最初からわかっているわけで、自分たちの船を沈めたドイツ人をどう扱うかが主軸になって描かれるため、人間の対立や葛藤がキモになります。『ライフポッド』は誰が犯人かわからないため、犯人探しを主軸にしたミステリー・サスペンスがキモになります。

『救命艇』と『ライフポッド』を立て続けに見たのは初めてだったので、面白い発見も色々とありました。基本的な人物設定はオリジナルを活かしていますしね。単なるリメイクに終わっていないところが、シナリオライターの意地でしょうか。改めて見終わり、『ライフポッド』のシナリオライターって凄いなあと感心して調べたところ、この人、脚本はこれ一本のみで、この後オバカ映画の代表格ともいえる『オースティン・パワーズ』シリーズや傑作コメディ『ミート・ザ・ペアレンツ』を監督されていたんですね。なるほど、凄い才能だ。でも、彼の脚本が『ライフポッド』一本のみなのはとても残念でした。もちろん監督としても活躍してほしいんですが、脚本も書いてもらいたいもんです。

と言うわけで、3本の映画見ながら伏線や人物チェックしていたら、いつの間にか一日終わってしまいました。でも勉強になったと思いますので、明日からはシナリオが進むことでしょう。もう朝の5時ですが、ちょっと寝たら映画を3本ほど見て執筆だ。あ、起きたらまずはニュースチェックしないと。どこかの県が消滅しているかもしれませんから。いっそのこと、西日本と東日本の2県になっているといいのに。




チアリーダー忍者

四八に関して書こうと思えば書けることはいろいろあるのだが、あえて書かず。シナリオ執筆中は、一日に映画を3本見て、小説をちびちび読んで、10時間ほどシナリオを書くという日課を過ごすのが基本なのだが、最近は打ち合わせが毎日のように入り、なかなか日課をこなせず。映画も1本見れたり、見れなかったり。

と言うわけで本日は『チアリーダー忍者』なる作品を観賞。かねてから一部では話題沸騰の作品であったものの、明らかに毒キノコとわかっているものを食す勇気が湧かず、敬遠しておりました。このブログお読みの方で、ご覧になった方おりますか?

私の書くシナリオをお好きな方は結構忍者好きの比率が多いようですが、チアリーダーは好きなんですかね? 私はチアリーダー大好きです。チアリーダーものの映画はかなりの確率で見ておりまして、しかも当たりが多いです。で、チアリーダーと忍者をミックスしているわけですから、これはもう間違いなく生涯で一度は触れておくべきだと自分に指令は出していたのですが、このミッションを実行するのはかなりきついものでした。どう考えても、アレがアレなわけですから。

まず、見終わって一度も早送りしなかった自分を褒めてやりました。モチロン、一度も寝ませんでした。ちゃんと見ました。ええ、見ましたとも。

では、簡単なストーリー紹介です。あるカトリックな母親たちが、チアリーダーから子供たちを守るために、ゲイの教師に頼んでチアリーダー殲滅を図ります。ゲイの教師の部下はカタナやヌンチャクが大好きな不良少女たちです。彼女らと戦うため、チアリーダーたちは忍者修行を行います。リーダーの「ニンジャ・フォーメーション!」の掛け声とともに彼女たちは思い思いのポージングで決めてくれます。おそらくはぶっつけ本番と思われるアクションシーンでヌルい戦いを繰り広げる不良少女軍団とチアリーダー忍者たち(と言っても、どちらも4名しかおりませんが)。ここにトレッキー(スタートレック・マニアのことです)なコンピュータ・オタクたちが絡み、いつの間にかネット世界をウイルス支配することに目的が摩り替わったカトリック母さんたちの暗躍(少し考えればチアリーダー殲滅よりもこちらのほうが大事件だとわかりますが)を軸に、チアリーダー忍者とコンピュータ・オタクは世界の平和を守るために手を握ります。後半、不良少女たちは合体して巨大ロボになり、町を破壊し始めます。不良少女ロボにチアリーダーたちが大好きな靴屋さんを破壊されてしまい、彼女たちも巨大ロボに変身。不良少女ロボとチアリーダー忍者ロボのお下品なバトルがチープに繰り広げられ、世界の平和は守られます。一切忍術を使わないチアリーダー忍者たちは、ひたすら「ニンジャ・フォーメーション!」を叫びながら、今日も商店街の平和を守るのでした。

いかがか? 見たくなったか? チアリーダーが忍者となって、町の不良少女と戦うだけでも凄いが、ここにポテトチップとマスタード・サンドを主食とするオタクたちとの恋愛模様を絡めて、果ては合体巨大ロボ対決まで描き、最後は人類愛を訴えながらも、人種差別とオッパイとオナラは全編においてしつこいほどに登場するという内容の濃さ。世の中には食い合わせというものがありますが、まず交わらないであろうテーマを選びそれを無理やり盛り込んだ結果、劇薬が完成したわけでございます。

未見の皆さん、きっと見ると後悔します。特にカップルで見るのは避けたほうが良いと思います。別れるきっかけをお探しの方にはお勧めしますが。突っ込みどころ満載ですが、この作品に突っ込むのは野暮と言う気もします。仲間内でワイワイ騒ぎながらサカナにするにしても、世の中にはもっと楽しいことがいっぱいあると思いますし。私がこの作品を見たことで得たのは、四八でやってはならないことを色々と学べたような気がすることです。

プロデューサーのHさん、早くメールくださいよ。もう、日曜の朝の4時過ぎてますよ。月曜までに作らなきゃならない資料、あなたがメールくれないと進まないんですよ。おかげで、頭がニンジャ・フォーメーションになっちゃったじゃないですか。早く連絡くれないと四八にニンジャ出しちゃいますよ。チアリーダーに転身するニンジャが出てきたら、あなたのせいですからね。仕方ないから、これからもう1本映画見ちゃいますよ。今から見るのは、『近未来蟹工船レプリカント・ジョー』って映画ですからね。パッケージの裏を見ると、変な鎧着た女が笑いながら「ち○こがテーマだよ」って言ってる映画ですからね。四八の方向性は、これからの90分にかかっていると思ってくださいね。プンスカプン。




バス男

と言う映画を見た。アメリカの青春コメディなのだが、もちろんこれは、電車男のヒットにあやかって勝手に付けられた邦題である。オタク(変人のイメージが強いが、立派なオタクである)な主人公がバス通学なもんでバス男。まんま、だ。ヒネリはない。

で、この映画の原題はナポレオン・ダイナマイトと言う。何も知らない方は、アクション映画と勘違いするだろうが、この原題はまんま主人公の名前となっている。ナポレオン・ダイナマイトと言う名前も凄いが、そんな名前のオタクな高校生とその家族の日常を淡々と描いた青春映画なのである。どうだ、つまらなそうだろ。この映画はインディーズで制作費はわずか400万円。だから、名前がダイナマイトだろうが爆発シーンは一瞬たりともないし、ナポレオンと言えどもスペクタクルなシーンもモチロンない。美しい映像も目を見張るSFXも最先端CGも何一つない。何もない。あるのは、非常に間延びした映像だけだ。カメラアングルさえ、誰もが撮れそうなレベルのものばかりだ。とにかくヌルい。まあ、制作費400万円だからな。だから、最初は全米でたったの6館しか上映されなかったらしい。全米で6館というと、日本に置き換えると1館より少ないわけだ。それがティーンエイジャーの間で口コミにより噂が流れ、あれよあれよと言う間に上映館数は広がり、最終的には全米1千館以上での大規模公開、そして40億円以上の興行収入をたたき出し大ヒットムービーとバケたのである。

これとよく似た経路を辿った作品にブレア・ウィッチ・プロジェクトと言うホラーがある。製作者がネットで流したニセ情報が実しやかに信じられ、その作品をドキュメンタリーと思い込んだティーンエイジャーたちが殺到した曰くつきの仕掛け映画である。これまた低予算の作品が、最終的に記録的な大ヒットを飛ばし、日本でも鳴り物入りで公開された。が、すでにネタバレしていると作品的価値はなく、酷評されるだけに終わってしまった。しかし、これでいいのである。ブレア・ウィッチは全米の10代に認められ、この作品の面白さがわかる人間こそが若者であると言われるほどの人気作となったのだから。

日本で言えば、バトル・ロワイアルがこの雰囲気に近いかもしれん。中学生を主役にした映画なのに、高校生以上でなければ見てはいけないと言う15禁レッテルを貼られ、それでも中学生に圧倒的に支持された賛否両論映画。まあ、この映画の肯定派も否定派もどちらの意見も正当であり、その意見の闘う中、監督した深作欣二御代と配給した東映及び関係者が大ヒットの陰で静かに笑っていたと言う事実。してやったりである。

さて、話がそれたのでバス男に戻る。バス男だが、ブレア・ウィッチ・プロジェクトやバトル・ロワイアルに最も似ている点と最も異なる点を上げる。似ている点は、やはり賛否両論となった作品であり、それが若い者ほど賛同し、年のいったものほど否定する点である。異なる点は、バス男に関わったものが一発屋で終わっていないという点である。ブレア関係者はそのまま続編に挑むも惨敗。バトル・ロワイアルの場合は、監督御代が天に召されてしまったので何とも言えぬが、やはりこの作品の話題を掻っ攫った原作者のその後や、監督を引き継いだ息子さんの腕などを見ると、やはり辛いものとなった。それに比べ、バス男の監督や主演はバス男でデビューしたあと2を撮るわけでもなく、それぞれ独自の道を選んでブレイク中。それぞれ新作が待機中であり、これも期待させてくれる。おそらく、バス男ファンは2を期待するだろうが、すんなり2を作らずスルーして足元の地固めしているところが憎らしい。余裕である。こいつら、私が今後の注目株として目をつけている一群に堂々と入り込んできたのである。

で、バス男であるが、個人的にとても面白かった。面白かったのは、なんといっても淡々とした間である。ただし、この間や笑いの質はアメリカン・コメディなので他の質のよいアメリカン・コメディ同様日本では当然ながらヒットしない。それを承知して、アメリカでは大ヒット作品であるにも関わらず、日本ではビデオスルーである。このブログを見ている方々は、バス男見ているのかなあ。もし見ている人がいたら、面白かったのかなあ。一般的なハリウッド映画の場合、、いじめられっこのオタクがちょっとしたことをきっかけに変身し、どんどんナイスガイになっていき、いつしか憧れの彼女を手に入れるのが王道だ。ここで、ラストで憧れていた彼女から告白されるもそれを断り、幼馴染の隠れ美少女に愛を告白するという展開も王道だ。しかし、バス男は違う。

ここからネタバレあり。四八の情報もあるので読みたくない人はスルーしておくれ。

オタクな主人公は決して自分らしさを変えることなく、最後まで自分の道を突き進み、そして小さな幸せを手に入れるのだ。ここで大事なのは、登場するオタクたちである。主人公は、嘘つきで友達もなく、授業中にいつもファンタジーな絵を描いている。この絵のセンスが脱帽であり、涙ものである。主人公のお兄さんは32歳で毎日チャットに嵌っている引きこもり。両親はおらず。このダメな兄弟の面倒を見ている婆さんが事故により、代わりに面倒を見てくれることになった2人のおじさんはダメ人間の末路を描いてくれる。過去の栄光に拘り、過去の栄光にしがみ付き、あのときもしこうだったらというありえないイフを説くことで何とか自分を保っている奴である。で、この3人のダメ人間が自分らしさを失わずにその道を突き進むことで、ちゃんと幸せを手に入れてしまうことにこの映画の意外性と爽快感を感じてしまう。誰も変身しないため、起承転結の転がない。全体的にどのエピソードも力が入らないのである。悪く言えば、盛り上がりがまったくない。

なのに、この映画は支持された。ダメ人間はダメ人間のままで幸せを得ることに、アメリカの若者たちはエールを送ったのだ。これは、現代の現実社会をまんま反映していると言えるだろう。一昔前、ダメ人間のレッテルを貼られる様な連中は決して成功できなかった。しかし、ナーズとかゴスなどとアメリカで呼ばれるキモい連中は、映画業界、コミック業界、ゲーム業界、コンピュータ業界などで次々と成功を収めた。だから、ダメ人間が変身しないまま幸せになれる作品こそが今の王道になりつつあるのかもしれない。結局人間が幸せになるのは変身という切っ掛けではなく流れというタイミングなのだと説く、今風な考え方。アメリカの今をリアルに生きる若者たちが、ナポレオン・ダイナマイトをダメ人間ではなくヒーローとして迎えた事実は換えようがないのである。

ちなみに、バス男という邦題だが、この映画を知る者たちにとって実に評判がよろしくない。センスがないという単刀直入なものから、電車男の二番煎じとして付けられたいかにもなタイトルは、電車男が変身するオタクを描いていることに対し、真逆を行くこの映画の本質に反していると言う的を射た理由まで様々だ。しかし、私はこの邦題に関してかなり賛同派である。おそらく、電車男をもじったタイトルにしなかったら、この映画を見ようと思わなかった連中を引き込むことは出来なかったのではなかろうか。電車男をもじることにより、普段はアメコメを見ない輩に見せることが出来たのではないかと思う。さらに、このタイトルに怒りを感じる連中が騒ぐことで、噂が広まってくれることを狙っていたのかもしれない。もし、このナポレオン・ダイナマイトがしっくりくる邦題になっていた場合、面白いけれど日本ではまったく評価されないいつものアメコメとして終わってしまった感は拭えない。モチロン電車男の二番煎じタイトルに釣られて視聴した方々がこの作品を面白いと思ったかどうかはわからないが、見せて何ぼのビジネスであるゆえ、見せたもん勝ちである。そういった意味で、バス男というタイトルは成功しているのではなかろうか。

好き嫌いは別にして、このブログを見る方には視聴をお勧めする。その価値は十分にあると思う。湯水のごとく金を使いまくったハリウッド大作とは違った面白さに触れてみるのも、たまにはいいんじゃない? ちなみにこの映画のヒロインのディヴは、ちょっとブス可愛い。最初、24シリーズ(24時間をリアルタイムで描いたサスペンス。これも傑作。皆さん、見ています?)に出てくるクロエかと思ったが別人だった。でも、24で個人的に一番気に入っているクロエに似ていたから、ちょっぴり嬉しい。おお、そういえば24×2=四八じゃん。偶然かなあ。うひょひょひょひょ。




坂上シナリオもあるのだが

岩下シナリオなのだが書けば書くほどわけがわからなくなってきたので、ちょっとお休みして別のものに手を出すことにした。自分で書いてて言うのもなんだが、あいつは完全に異常だ。で、坂上シナリオに取り掛かったわけだが、400字詰め原稿用紙換算で100枚ほど書いたのにチィとも終わらん。細かく設定をチェックしながら書いてはいるものの、自分でも理解不能になってきた。くぅ、アシスタント、見つからんのう。というか、真面目に探しておらぬので、見つかるわけがない。そろそろ、本腰入れて探すか。

疲れたときはぶらり旅に出るといつもは気分転換になるのだが、この前まで100日間も日本全国駆けずり回っていたから、旅に出たいと思わん。そこでお手軽な気分転換ならパチンコだ。でも最近はパチンコしても四八のことばかり考えてしまい、ちっとも気分転換にならん。というのも、四八はパチンコの確変(パチンコ知らない人、ごめんな)が当たったときの爽快感やイケイケ感も味わえるシステムを考案しているので、このところパチンコやっても素直に楽しめなくなっている。パチンコやりながらデータ取ったりしているので、周りの人間はどこかのパチンコ雑誌のライターだと思っているだろう。

仕方ないので、今日は気分転換がてら子供の実験教室なるものに付いていった。近頃、デンジロウ博士のおかげで子供たちの間では科学教室が大人気。そこで、うちの子供たちにも化学実験の体験教室を受けさせてみることになったのだが、希望者が多くてなかなか順番が回ってこない。で、ようやく今日行けることになったのでお供した。ちょっとした気分転換になり、またネタも拾えたので大満足。子供たちに本コースの科学教室を受講させ、自分はこれからも付き添いで参加しようと思う。しかし、親が参加できるのは体験教室だけだ、と。仕方ないので化学実験の本を片手に、今日拾ったネタが実際に四八で活用できるか思案する。まだ、答え出ず。このネタは一週間ほど、寝かせてみるか。

さて、坂上シナリオに話を戻す。どうして、このようなタイトルをブログに出せるのかというと、実は既出の作品に対してのネタは、バンプレストはあまりうるさくないのである。と言うのも、四八は新たなユーザーを対象にした作品であり、続編でもスピンオフでもないという結論に達するからだ。だからこそ、過去の作品のキャラクターが問う住するとか、それにゆかりのあるシナリオがあると言ってもほとんど問題にならないわけ。それは、メーカーの四八に対する自信の表れと言っても過言ではなかろう。

当然、今作品は坂上や岩下などと言われても意味不明なユーザーをメインターゲットにしているわけだし、彼らが登場してもまったく支障なく四八の世界を堪能してもらえる世界観を構築しなければならない。六人の語り部の名前が出てきて喜ぶ方々には、私からのほんのファンサービスだと思っていただければよいのだ。だからこそ、この段階で彼らの存在を私も公表できるのだし。わかる方にとっては坂上と言えば壁新聞であり、そこから派生する異世界があってこそ、彼らの世界は成り立っていると言えよう。そうだろ? ファンが何を求めているかは、自分なりに十分理解しているつもりだ。やはり彼らが登場するからには、あんなことして、こんなことして、その上でアレ以上のことはやってほしいと思うであろう。もちろんその欲求には応えるつもりだし、それを望んでいる人たちの期待を良い意味で裏切りたいと思いながら、試行錯誤を繰り返してシナリオを執筆している。ほんのお遊び要素であるからこそ、また手も抜きたくないのだ。

規制に関してさらに言わしてもらうならば、四八には坂上や風間や新堂や福沢が登場するレベルの話題は、バンプレストにとって情報流出の点に限れば少しも困らないと言うか、一般の方にはたいした情報ではないのである。だから、私もブログで好き勝手に書いているわけだし、その辺で自分も遊びたいわけである。ただし何度も言うが、この遊びは並のものではない。坂上などのキャラクターを知る人間にとっては、もうそれだけで十二分に遊べるほどのボリュームを用意するつもりだが、…カットされるのか? しないでね。…されないと良いな。とりあえず、一部限定ユーザーを満足させるネタは盛りだくさんに用意するつもりだと言っておこう。

もちろん、転身シナリオも同じ部類だと自分では考えている。これが、こんな情報を書くと転身キャラがメインのゲームであれば大問題なわけだが、あくまで四八におけるファンサービスの範疇であれば一般的な騒ぎにはならんわけだ。雑誌にも載せるほどの情報ではない。全てはシナリオライターの遊びなのだし、わかる奴だけが喜んでくれればそれで良いではないか。しかし、これを行っても『学校であった怖い話』や『隠忍』シリーズを知らない人間にとって意味不明なネタとして終わるのであれば、四八のために私は容赦なく自分で没ネタにする。初めて接する人間が何の抵抗もなく入り込めるような世界を用意してこそ、成り立つ遊びだと思っているからな。口で言うのは簡単だが、この作業は実はとても大変だったりする。でも、自分としてはそれをぜひやりたい。少なくとも、やることの意義は感じているつもりだ。

四八の詳細情報が公開されるまでに、一部のユーザーが喜ぶネタは多数取り揃えてあるわけで、今後も小出しにちょこりちょこりと発表していくつもりである。逆を言うならば、この程度のネタをいくら露出したところで、四八が本来持っている世界の面白さはビクともしないのである。と言うか、これらのネタを露出する以上の衝撃を持って、皆さんの前に四八は現れるはずなのだ。




2チャンネルのネタ

最近、よく2チャンネルを見ている。10年前は、こんなにネットが盛んではなかったし、携帯電話なんて一般人は持ってなかった。この10年で物凄く環境が変化したなあ。今新たに怖い話を考えるならば、10年前では考えられなかったネタがゴロゴロある。凄い進歩だ。

で、とりあえず2チャンをネタにしない手はないだろ。当然、2チャンを活かした話も作らねばならんだろ。こちとら、電車男ライクなネタの使い方はしませんぜ、ダンナ。2チャンには色々とお世話になっているみたいだしな、自分。ただ、四八が決まるまでは自分の作品に2チャンネルを扱うつもりはなかったので、今回色々と勉強しておる。が、もはや日本語とは思えぬ言葉が乱用されており、意味がわからぬこと多し。誰か、2チャン用専門用語をレクチャーしてほしいっす。

さて、2チャンネルは自分的にリアルな妄想世界だと思っているのだが、それであっておりますか? どう考えても、2チャンネルで流れている情報は嘘や誇張が多いだろ。もちろん事実もあるが、出所の不透明な嘘八百が実しやかに囁かれており、またそれを信じている輩がいるようで実に面白い。最初に出たソースが嘘八百だった場合、それが事実としてまかり通っている感もあるな。また、個人が自分のホームページで述べた意見は、そのまま事実として受け止められる傾向が強いようだ。実に面白い。これ、ネタにしない手はないだろ。良くも悪くも自分のことがネタになっているのは嬉しい限りで、嘘の情報がどのように真実らしく広まっていくのかデータを集めさせていただいた。これ、勉強になりました、ホント。

自分としては、オバケよりも怖いのは人間であるという考えだから、今回の四八にもその要素は多分にある。だから、人間が操作できるインターネットやメールネタは大いに取り入れていきたい。そこで、2チャンネルも当然視野に入れているわけだ。

ちなみにプロデューサーのH氏はこのブログで2チャンネルで嘘八百言っている連中と戦えと煽っているが、さすがにここでそれやるとバンプレストに迷惑かかるんじゃないか? とりあえず、私とバンプレストが喧嘩別れしたというような情報も一時は出回っていたようで、みんなで酒の肴にさせていただきました。

いくつか2チャンで気になった点を上げとこうか。明らかに嘘や誇張を含んでいる奴な。スーファミ版の『学校であった怖い話』に出演した某ソフトハウスの社員たちの年齢だが、どうしてあのような嘘八百の年齢が出回っているのだ? とりあえず、出所がどこだったのか過去ログを調べてみたが、ひょっとしてみんなはアレを信じているのか? また、某ソフトハウスの社員がみんな給料15万円だったって言うのも、みんなは信じているのか? 新人は15万円でも、さすがに全社員15万円はないだろ。さらにWとかいう作家が某ソフトハウスの社長にお金もらえなかったという話も、信じているのか? 以前彼のホームページに貼ってあったあのコメントというか、レポート消さなきゃよかったのに、W氏。面白いネタだったから、いつまでもホームページに載せとけよ。また復帰してくれないかなあ、あのネタ。まあ、彼からすれば腹立ったんだろうけれど、その件について真実書いちゃっていいのか? はっきり書かせてもらうが、それ以外にも嘘、誇張が多いんだけど。

自分としては、2チャンネルで何を書かれようとどんな情報が出ようと、私以外の他人に迷惑がかからないのであれば、それを否定したりけなすつもりはないので、好き勝手面白おかしく書いてくれて構わぬ。他人が自分をどう思うか、どう見るかはその人次第だから、こっちがとやかく言う問題ではないだろ? T.I.がバカだアホだ詐欺師だと好き勝手言ってくれ。ちなみに、『T.I.はデブ専で有名だが』というコメントを発見したときは非常に感心したぞ。なるほどね、『デブ専だ』というのではなく、『デブ専で有名だ』という書き方は、実に素晴らしい。巧みな誘導表現であり、真実味を帯びた書き方だ。勉強させていただいた。ちなみに私の奥さんはそれ見てゲラゲラ笑っておりました。

2チャンは妄想の世界だから、フィクションとして見る分には面白いよな。厄介なのは、事実と嘘がごっちゃになっており、何が真実なのかわからない点だな。でもさ、あそこで嘘を書き込む人間は、自分の書いた嘘を信じる人間がいることが楽しいんだろ? そうだよな? ヤベエ、これ以上書くとシナリオのネタバレになるからヤメとこ。

ちなみに、みんなはどれほど2チャンの情報を信じているのか、またどうして信じるのか理由を知りたいな。ちなみにこれは、私に絡む情報をどれだけ信じるかという意味ではなく、2チャン全体に関しての意味だ。別に、私に関するスレをネタにするわけではないので。それ以外にも2チャンに関する面白い意見があれば、教えていただけると大変嬉しい。心より感謝いたしまする。何もあげられなくてすまんが。皆の意見はホント貴重なので。一応、四八のスレが立ったようなので、あそこに書いてもらえると一度に見れて楽なんですが。

まあ、2チャンの常連衆は作者がこういった絡み方をするのは嫌うかもしれんが、2チャンはどう使おうと自由ってことで許してくれい。このブログにコメントを受け付ける方法がわかればそれが一番楽なんだが、わからんのだよ、どうやったらコメントを書き込めるようになるのか。ちなみに、自分は2チャンに書き込みはしないのでご理解を。2チャンに書くなら、自分の意見はこのブログで書くもんな。偽者が出現しても困るしさ。まあ、こんなブログ書くと、2チャンの常連衆からは反論されたり、文句言われたりしそうだけど。特にアンチ派からは反撃くらいそうですな。まあ、広い心で受け止めてくれると嬉しいのう。誤解されないように言っておくが、自分は2チャン肯定派なので間違えんように。

最後に。今現在、自分のホームページを立ち上げる準備をしている。問題になりそうなことはそっちで書こうと思っているが、ホームページのことが良くわからないんで大変なんよ。ちなみに、そっちでは暇な時間見つけながら新世紀末ギャラリー(一部限定ネタで勘弁な)とか最後の審判ネタとかをちびりちびりとやっていこうと思っているのだが、はたしていつになったら暇になるのであろうか。まあ今はてんてこ舞いなんで、仕事に余裕できたら、未完の小説なども少しずつホームページで書いていきたいとは思っているが…とにかく仕事が…気長に待ってくんろ。

長文駄文、最後まで読んでくださり感謝でござる。




岩下シナリオ

もはやこのタイトルで削除は間違いなかろう…と思うがどうか。これが削除されないのであれば、かなりのことを書いても良いと見たが、いかがか。どちらにしろ、このレベルのネタは一般的に見れば問題ないかもしれないのでOKか? 基本的に、書いちゃまずいのはアーいうネタやコーいうネタだろ? 当然、それは書きませんぜ。それ書いちゃったら、ユーザー大騒ぎになりますから。まあ、一部ユーザー限定ネタで食いつなぎましょう。

すでに、細田シナリオと荒井シナリオはUPした。今、難航しているのが岩下シナリオである。こいつが曲者で曲者で、大変なんよ。10年ほど前に発売したバンプレスト発某ホラーゲームのファンには泣いて喜んでもらえるといいのう。

ちなみに、転身するお方のシナリオパートも一応UPしているが、かなり実験的なシナリオになったのでユーザーの反応はいかがなものか。ちょっと不安でもあるが、こういうのもアリってことで。

さて、四八はまだジャンル未確定となっているのだが、正直ジャンルを限定するのは難しい。おそらく、その辺に関しては詳細を発表してよい時期にドドンと明確になるのであろう。私が最初このゲームを企画したとき、ゲームでしか表現できないシナリオ形態を突き詰めることに執着した。それを煮詰めたら完成したのが今回の形であり、ジャンルには特にこだわっていないのである。

そのため、四八のシナリオを予測しようとしても、なかなか大変だと思う。情報が少なすぎるのも大きな理由だ。しかし、かなり突拍子もないアイディアの上に成り立っているタイトルではあると思っている。現在ゲーム誌などで発表されているように四八は全国47県がキーワードとなっているため、残りの1つは隠しシナリオだとか48番目の県だとか、予測されても当然だと思う。が、残念ながら四八はそのような単純な代物ではない。プレイヤーが、今までのゲームでは体感できなかった感覚を味わえるような世界観と展開を目指している。それは単純に言うとビックリ箱的な恐怖ではない。もしかしたら、その感覚はホラーではないかもしれない。

残念ながら四八の詳細はまだ明かせる時期ではない。そのため、このような遠まわしで思わせぶりな発言しか出来ないことを許してもらいたい。ただ、着実に四八はその姿を整えつつある。そして、この怪物は詳細発表の日をじっと待っているのだ。




呪いのコスプレ

ある日の打ち合わせ。

T.I.「コスプレキャバクラ行こうぜ」

H.I.「なんで」

T.I.「取材だ、取材」

H.I.「何の取材」

T.I.「アニメ&ゲームのコスプレ専門キャバクラにさ、トラ皮のパンツはいて鬼のツノ付けた女の子がいてさ。その子が事故で死んじゃうんだよ。それ以来、その衣装は呪われちゃうわけ。で、お店に新しく入った女の子がその呪われたコスプレを着ると話し方が、「うちゃ、ご主人様のこと好きだっちょ。愛してるっちょ」になってさ。お店以外でも、その話し方が抜けなくなって次々と謎の死を遂げるわけ。で、その衣装はヤバイってことになってネットオークションで売りに出される。ある女の子がそれを手に入れるもやっぱり呪われてしまい、語尾にチョーチョーつけて話すから周りから気味悪がられるのさ。そしてその子が偶然か呪いの力か例の店で働くようになって大惨事が始まるとゆう…」

H.I.「おい、問題作家。これ以上問題を起こしてどうする」

T.I.「ダメかね」

H.I.「同人で売れ、同人で」

T.I.「じゃあさ、戦隊ものやるか。サムライ戦隊マゲレンジャー」

H.I.「……」

T.I.「テレビの人気者サムライ戦隊マゲレンジャーは世を忍ぶ仮の姿。彼らの真の姿は現代に生きる仕事人であり、妖魔と人間の間に生まれた呪われた存在。転身して闇の狭間に巣食う魔界のものたちと戦うのであった。しかも後半の展開でマゲブラックが加わるとメンバー6人で集まって七不思議の怪談を語り始めるのさ。何故6人? 7人目はいないのか!? そして6人の話が終わったとき驚愕の7人目が現れる。ドドーン!! マゲピンクとマゲホワイトは人気出るぜ」

H.I.「お前、別のゲーム作ろうとしてないか?」

T.I.「大丈夫だ。四八の方向性はしっかりと把握しておる」

H.I.「早く風邪治してシナリオ書きな」

T.I.「あい」

没シナリオの話ぐらいは書いても大丈夫だろ。…まあ、なんだ。世のユーザーたちの目に留まるシナリオというのは、こうやって没になった無数のアイディアがあってこそ成立しているわけだが、没になったアイディアは実はとても可愛かったりする。日の目を見ることがないだけに、妙に愛おしいのだ。

しかしこんなブログばかり書いていると、何も知らずにこのブログを読まれた方は、このシナリオライターは本当にホラー書けるのか? バカじゃないのか? と思うかもしれん。期待してくださいね。うひょひょ。




次回作

プロデューサーのH氏と打ち合わせ。

H「よう、Tちゃんよお、四八の次はどうする?」

T「四八、まだほとんど情報でてませんが」

H「次は、やっぱRPGか?」

T「まあ、RPGのシナリオのほうが本業かも」

H「やっぱ、バンプレとTちゃんだとあのシリーズか? アレもありだよな」

T「だから、四八の情報さえまだ出とらんて」

H「オリジナルの新作にするか、それともアレにするか?」

T「当然、アレはやりたいさね。バンプレがGoなら、アレもありだね。新作オリジナルなら、それもそれでありだ」

H「バーンとやるか」

T「それより、四八を形にしないと次ないだろ」

H「早く四八の情報出してえよなあ。絶対、ユーザー驚くぜ」

T「そりゃあもう、間違いなく大騒ぎになるもんね。あんなことやこんなことを発表すれば」

H「さっさと次回作も準備せんとな。アレで」

などという会話を最近頻繁にしているのだが。まあ、すべては『四八』をまず売らんとな。売れれば当然『四八』もシリーズ化されるであろうし、他の作品も軌道に乗って、死ぬほど忙しくなるわい。

それにしても、イニシャルしか出せないというのは本当に書きにくいことよ。一部で正体バレバレでも、あくまでもイニシャルで通すしかないし。まあ、今はシナリオ書けるだけで楽し。じゃが、クリエイターとして過去のケリはきちんとつけるつもりだ。やりたいこと、いっぱいあるでな。とりあえず『四八』を作りたかった理由は明確にあるのだが、これも自分にとって作らなければいけない作品なのである。いろんな意味で。ま、『四八』は途中で2に続くようなシナリオではないので安心してよろし。最も題材が題材なだけに、捕らえ方は人それぞれではあるが。このブログ、削除されないとよろしいなあ。




魔界戦記ディスガイア2とか

世間では、魔界戦記ディスガイア2が発売されたとか? 前作は、大ファンでございました。合計300時間くらい、遊ばせていただきましたでしょうか。あのシナリオには、個人的にちょっとついていけない(ごめんなさいです。つまらないという意味ではありませんから見過ごしてくだせえ)ノリがあるんですが、あのシステムには感動しました。特にアイテム界が涙もので、そのためエンディングを一度も見ることなく、ただひたすらアイテム・ダンジョンをさ迷っておりました。その世界観が気に入ると、ゲームを終わらせるのがもったいなくなるってこと、皆さんはありませんか? 日本一ソフトウェア一連のSRPGはすべて遊んでおりますが、やはりダントツで好きなのはディスガイアでございます。

さて、日本一ソフトウェアが好きである。彼らの作るゲームももちろん好きだが、会社自体が好きである。彼らのゲームに対する心構えはもとより、ユーザーの意見をすぐさま取り入れる姿勢とか、明確でわかりやすいポリシーとか、非常に好感が持てる。私とは大違いですね。すまんです。個人的には、アアいうクリエイターたちの手にかかって世に送り出された作品は、幸せだろうなあと思ったりする。ということで、ディスガイア2の発売をひっそりと祝っている。もちろん、さらな気持ちで遊びたいがために、攻略記事などは一切見ていない。見ないで遊ぶのだ、ディスガイア2は。

で、非常に遊びたいのだが、遊べない。遊んだら、一ヶ月以上、遊び続けるな、たぶん。そうしたら、『四八』のシナリオが終わらないな、きっと。それどころか、家族にも愛想つかされるな、間違いなく。バンプレストも口を聞いてくれなくなるな、絶対。まったく、何というタイミングの悪い時期に発売してくれたのだろうか、ぷんすかぷん。

ディスガイア2を遊べるのは夏かなあ…秋かも。来年だと、いやだな。

ちなみに、バンプレスト様のブログで、こんなことを書くと消されますかねえ。そろそろお気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、自分としてはどんなこと書いたら消されるのか色々試しているわけです。ちなみに、こんなこと書いてもいい? とかお伺いたてたりしてるんですが、結構担当者様がお優しいので自分でも驚いていたりして。

で、そろそろ『四八』の片鱗ぐらいは書き始めてもいいかねえ。今作品に関係ないネタばかりふっても、なんかただの雑記にしかならないだよ。それに、自分がブログ書き始めてから、他は誰も書かなくなったんじゃないのんか? いいのんか、これで?

とりあえず、次回あたりからシナリオのネタをふってみようかなあ、と思っていたりする。全国取材日記をブログで紹介しようという話もあることはあるのだが、書くと本当にヤバイ話が多すぎて…。伏字だらけの暗号のようなものにしかならんかもしれんし。

余談だが、何でもバンプレスト様は10年ほど前にもホラーゲームを発売されていたようで、その作品を遊んだ方には泣いて喜んでいただけるような要素も『四八』にはあるのだが、うわぁ、これ以上書くと間違いなく消されるだろうから、今回はこの辺でムニャムニャムニャ。




アシスタント募集

毎回きわどいネタばかりで、申し訳ありませんな。シナリオ執筆が忙しくなり、ほとんど自分でもわけがわからなくなっとります。今回、とにかくシナリオをひたすら書き続けないと終わらないほどのスケジュールなんですな、これが。そのため、様々なリスト作成や、データ管理まで手が回らず途方にくれておりまする。まあ、問題作家だからな。問題多いのよ、ホント。そろそろ、専用のアシスタントほしいなあ。

駄目ですか? こんなところで泣き言いっては。でも、愚痴ってもいいってことは泣き言ぐらいは許してくだされ。ちなみにこのブログはコメントを受け付けられるそうなんですが、どうやるんですかい? 私、ちっともこのブログの使用方法を理解できていないのですが。

ほしいなあ、専用のアシスタント。独り言ですから。聞き流してくだせえ。




お買い物

ゲゲゲの鬼太郎、第3シーズンのDVDBOXを、予約購入した。私的には第2シーズンがリアルタイムなのだが、この際第3シーズンでもよい。とりあえず第3シーズンであろうとも買っておけば売り上げに計上され、いつかは第1シーズンがDVD化されるであろう。鬼太郎は平均10年に一度の割合でアニメ化されているが、最近は御無沙汰なので寂しい。ちびりちびり見るつもり。

急須を買う。2年ほど前に急須の蓋を落として割ってしまい、それ以来ずっと蓋なしの急須でお茶を注いで飲んでいた。蓋がないため、勢いよくお茶を注ぐとぞぞぞっとお茶っ葉が湯呑にダイブしてくる。そのため、お茶が呑みずらかった。しかし、ついに新しい急須を買ったので、これからお茶の時間が楽しみになろう。急須ごとき、2年も購入をためらっていたことが悔やまれてならない。

アンチョビ詰めのオリーブをケース買いする。先日、新宿のメキシカンBARでこのつまみと出会い、えらく感動する。自分の嗜好とマッチする新たな食べ物と出会うことは、年に一度あるかないかである。が、今年は早くも遭遇。今まで自分が食していたオリーブとまったく異なる味にひたすらショック。オリーブ自体もうまいのだが、個人的にはオリーブを浸している汁にベタ惚れ。そんなもの飲むと塩分過多で死ぬと奥方に言われるも、隠れた飲む。カ・イ・カ・ン。

以上、この一週間で私が買ったものです。こういうゲームや怖い話にまったく関係のないことを書いてもこのブログはOKなのでしょうか。




お初である

シナリオライターのT.I.である。

今回、まだ正式なスタッフ名を明かせないので、こういう形での登場と相成った。愚痴や文句を書いても良いとプロデューサーのH.I様からご達しがあったが、本当に書いてもいいのんか? 本当に書くと、大変なことになりそうな気もするので、書けないのであるが。

小生、企画当初からバンプレスト様にも問題作家呼ばわりされておる者でござるが、今作品はいまだ明かせないことだらけでいったい何を書いていいのやら…。サイトの担当者様からメンバーのプロフィールを載せたいので経歴を教えてほしいと言われたが、それ載せたら一発でバレるだろ。

とにかく、今作品は詳細発表解禁となるまで規制だらけなのである。ゲームの内容上、取材についても詳しく書けん。取材中、何度も死にそうな目にあい、怪奇現象も目白押し、実際に行かねばわからぬ心霊スポットの内情その他、酒宴の席で話せば大爆笑…もとい阿鼻叫喚のネタ満載なのだが、まだ何も明かせぬジレンマ。某出版社は今回の取材記だけでも出版出来ると言っておったが…。数ヶ月に及ぶ実地取材を活かした強烈なシナリオ、早く皆様に遊んでいただきたい。とりあえず、ユーザーの反応を見るため、ユーザー掲示板を設置しようという意見も出したが笑顔で棚上げされた。オイオイ。

現在、私目は鋭意シナリオ執筆中である。とにかくシナリオ規模も半端ではないだけに、日夜パソコンと格闘しておる。ゲームシナリオとしては自己作品の中では過去最大規模となることもほぼ確定。あ、こういった情報も書いては駄目でございますか? 駄目なら、削除してくんなまし。

さて、そこで今回のシナリオの見所であるが…書いてもいいのんか? 愚痴なら書いても良いということで、愚痴風に書けばOKでござるか? 嘘ですよ、嘘。冗談でございます。

実はシナリオアップまで自分はブログには登場しないつもりでいたが、ちょっと今シナリオ進行に支障をきたしたのでブログ書いてみたわけで。支離滅裂な文章構成ですまぬ。

とりあえず、ゲームをプレイした皆々様方が、こんなゲームシナリオは今までに見た事ねえって言われる様なものを完成させたいのである。シナリオは量を書けばいいというものではない。量より質である。だが、量を伴ってこそ質が高まるということもある。自分は今までにもゲームシナリオは色々書いたが、ゲームシナリオは他ジャンルと比べると特殊なもので分岐というものがある。今まで、シナリオ分岐はアシスタントに任せ、自分はメインストーリーのみを執筆することが多かったが、今回は全分岐を自分で執筆している。なぜならば、今作品は全分岐を一人で書かなければ成り立たないシナリオ構成なのだから。おそらくはゲーム史上初といえる試みを随所で試しているのだ。ぜひ、やってみたかったことを好きにやらせていただいている。プロデューサーのH.I.様々である。

四八の内容はいつ発表になるのであるか? それまで何も明かせぬのはつらいでござるよ。これをただのホラーゲームだと思っている方々に早くそのシステムを明かしたい。そして、いち早く全貌を知っていただきたい。このブログ、削除されますかね? 書きたいこといっぱいあるが、今回はこの辺でお粗末。バサラ。




2008年2月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29  
最近のエントリー
つのだじろう先生
(2007/10/24)
稲川淳二さん
(2007/10/ 3)
伊藤潤二先生
(2007/6/ 4)
やっと…
(2007/6/ 1)
今日は撮影
(2007/4/ 7)
お久しぶりですが…
(2006/10/ 3)



© 飯島多紀哉 © BANPRESTO 2007