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経済

水素混合燃料の走行実験に成功 札幌の企業 燃費3割近く向上(02/27 07:39)

 水素製造・貯蔵装置を製造販売しているフレイン・エナジー(札幌)は二十六日、水素とガソリンの混合燃料による小型車の走行実験に成功したと発表した。水素を安定貯蔵できる液体「有機ハイドライド」を利用する独自の装置を搭載、ガソリン車より燃費が向上し、二酸化炭素(CO2)排出抑制効果も期待できる。

 市川勝北大名誉教授、自動車部品メーカーのフタバ産業(愛知県岡崎市)などとの共同研究。昨年、排気量50ccのレーシングカートで混合燃料による走行を確認した。

 今回は、実用化に向け市販の小型乗用車(排気量一二○○cc)で実験。排気熱を利用して有機ハイドライドから水素を分離し、エンジンに供給する装置を取り付けた。

 水素が助燃剤の役割を果たすため、ガソリンが効率よく燃焼。今月二十二日に愛知県内のサーキットで実施した走行試験では、ガソリンのみの走行と比べ燃費とCO2削減量が、ともに27%向上した。

 有機ハイドライドは、トルエンなどの化学物質に水素を吸着させた液体。水素分離後は元の物質にもどるため、車内のタンクに回収して再利用することが可能という。

 フレイン・エナジーは今後、量産車への採用を目指して一五○○ccクラスのガソリン車での実験を予定。ディーゼルエンジン車への展開も検討している。

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