空港の管理会社への外資の出資規制をめぐって、政府は、今の国会に提出する法案に外資規制を盛り込むことは見送る方針を固めました。
政府は、成田空港などの管理会社について、外資の出資比率を3分の1未満に規制する法案を今の国会に提出することを検討してきましたが、一部の閣僚や自民党内から、外国からの投資受け入れに逆行するといった強い反発が出ていました。
既に上場されている羽田空港の管理会社を規制から除外する案も検討されましたが、調整はつかず、結局、外資規制を盛り込むことは見送り、外資規制を削除した法案を来週中に閣議決定する方針です。
ただ、大口の株式保有について何らかの規制は必要だ、という意見は根強いことから、出資規制の方法を今後、検討していくことになります。(28日10:32)