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08米大統領選挙>オバマ氏の勢い止まらず、クリントン氏苦境に

  • 2008年02月28日 12:08 発信地:ワシントンD.C./米国
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2008年2月27日、オハイオ(Ohio)州コロンバス(Columbus)のオハイオ州立大学(Ohio State University)で行われた選挙集会で演説する米大統領選の民主党候補指名を争うバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員。(c)AFP/Getty Images/Jeff Swensen

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【2月28日 AFP】米大統領選の民主党候補指名を争うバラク・オバマ(Barack Obama)上院議員の勢いが止まらない。

■予備選前の討論会でも形勢不変

 オハイオ(Ohio)州クリーブランド(Cleveland)で26日に実施された、3月4日のオハイオ、テキサス(Texas)両州での候補者選びを控えた討論会では、ライバルのヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)上院議員がオバマ氏阻止を試みたものの、オバマ氏は無傷で終わった。

■選挙資金集めの常識覆したオバマ氏

 オバマ氏は討論会後、選挙戦で同氏への100万人目の資金寄付者を歓迎した。草の根レベルで支持者を拡げたオバマ陣営は、選挙資金集めのこれまでの法則を覆し、何度もクリントン陣営に打撃を与えてきた。

■有力者のオバマ支持表明相次ぐ

 オバマ氏にとってさらに追い風となったのは、市民権運動の有力指導者ジョン・ルイス(John Lewis)下院議員(ジョージア州選出)が、クリントン氏支持からオバマ氏支持へと転向したことだ。地元紙アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション(Atlanta Journal Constitution)が報じた。ルイス氏は、民主党の特別代議員。

■クリントン氏の逆転は困難か

 一方のクリントン氏にとっては、ルイス氏のオバマ氏支持表明は新たな打撃となったが、さらに追い打ちをかけたのは、4月に予備選挙が実施されるペンシルベニア(Pennsylvania)でクイニピアック大学(Quinnipiac University)が行った最新の世論調査で、オバマ氏の支持率が43%と、クリントン氏の49%にあと6ポイントのところまで迫っていることが明らかになったことだ。わずか2週間前には、16ポイントの差があった。

 クリントン氏にとっては、たった6ポイントではあるがリードし、またオハイオ、テキサスの両州で辛勝したとしても、獲得代議員数で約100人上回るオバマ氏を追い越すのには十分ではない。最近の世論調査によると、この2州ではクリントン候補の支持が上回っている。

■全体支持率ではマケイン氏優勢

 一方、ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)紙が実施した、本選挙に関する最新の世論調査では、共和党での候補指名が確実視されているジョン・マケイン(John McCain)上院議員が、対クリントン氏では支持率46%対40%、また対オバマ氏では44%対42%でいずれもリードしており、回答者全体の61%の支持を得たことが明らかになっている。(c)AFP/Stephen Collinson

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