2008年2月28日 6時32分更新
宮城県内でおととし1年間に119番通報を受けてから救急車が患者を医療機関に運ぶまでにかかった時間は平均で34分あまりと、全国平均より2分以上長くなっていて依然として搬送の迅速化が課題となっています。
総務省消防庁のまとめによりますと宮城県内でおととし1年間に消防が119番通報を受けてから救急車が患者を乗せて医療機関に運ぶまでにかかった時間は平均で34点7分で、前の年にくらべて零点4分伸びました。
これは全国平均の32分にくらべると2分以上長く、全国でも5番目に時間がかかっています。
宮城県では依然として救急搬送の迅速化が課題となっていることがわかります。
宮城県はなぜ時間がかかっているのか独自に分析するためすでに救急搬送に関する全国調査を行っています。
さらに、県内の病院や診療所を対象に、救急隊とのやりとりの方法や専門外の患者への対応などに関する調査を進めていて、宮城県はこうした調査の結果をもとに救急搬送の時間短縮に向けた対策を検討することにしています。