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旭化成、宮崎にリチウムイオン電池中核材料の新工場

 旭化成は27日、リチウムイオン二次電池の中核材料「セパレーター」の新工場を宮崎県日向市に建設すると発表した。投資額は約60億円で、2010年に稼働する。同電池は携帯電話やパソコンでの需要増に加えてハイブリッド車への普及が見込まれる。セパレーターで世界シェア約5割を握る最大手の旭化成は新工場建設で長期的な安定供給体制を整える。

 新工場は日向市にある旭化成の所有地に建設する。まず10年初めに年2000万平方メートルの生産能力を持つ設備を稼働し、需要の伸びを見ながら順次増強していく。旭化成は09年度に年1億5000万平方メートルの総生産能力を備える計画で、新工場の稼働でさらに13%増の1億7000万平方メートルになる。

 セパレーター事業は化学子会社・旭化成ケミカルズが手掛けており、これまで滋賀県守山市の工場で集中生産してきた。守山市の拠点が手狭になったことや、地震などが起きた際の一極集中生産のリスクを分散するため、第2拠点の新設を検討していた。新工場は韓国や中国への輸出拠点としても活用する。(27日 23:01)

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