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最終更新:2008年2月28日(木) 12時5分

与党内からも「防衛相辞任避けられず」

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 海上自衛隊のイージス艦事故を巡り、石破防衛大臣が窮地に陥っています。防衛省の説明が二転三転する中、野党側だけでなく、与党内からも、いずれかの時点での石破大臣の辞任は避けられない、との声が上がり始めています。

 「19日とか20日に、今まで聞いた情報ですということで、対外的に説明していますから、それはきちっと『聞いた』ということは説明しています」(防衛省職員)

 「自分が1時間大臣室で会ったとは一切言ってない。直接聴取してるわけだから」(民主党・渡辺周衆院議員)

 民主党は28日朝、外務防衛部門会議を開きました。航海長から聞いた内容について、事前に説明をしていたと釈明する防衛省に対し、出席した議員は、直接、航海長から聞いた情報だということを事前に明らかにしていなかったと、防衛省側の姿勢を批判しました。民主党は28日午後、参議院の委員会でも、防衛省の対応について追求することにしています。

 一方、石破防衛大臣は午後、行方不明となっている親子の捜索と、護衛艦の夜間航行の際の監視体制などを視察します。夕方には吉川海幕長らを伴って護衛艦に乗り込み、現場で乗り組み員らの説明などを受ける予定です。

 一方、与党内でも、石破大臣が直ちに辞任する必要はないものの、事故原因の究明や防衛省内の処分などが一段落着いた段階では、辞任せざるを得ないとの声が上がり始めています。

 これまで、石破大臣を擁護する姿勢だった与党ですが、二転三転する防衛省の説明に、与党内の空気も微妙に変化しています。

 「現実に情報操作、大有りで、あったということですから、その責任は極めて重いのではないかと。私は、早く自ら身を処すべきだと申し上げたい」(民主党・鳩山由紀夫幹事長)

 民主党の鳩山幹事長はこのように述べ、石破大臣が自ら出処進退を明らかにすべきとの考えを示しました。野党側は石破大臣が職にとどまる場合、問責決議案の提出も視野に入れており、石破大臣は窮地に立たされています。(28日11:32)

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