Flash Playerヘルプ
グローバルストレージ設定パネル
メモ: 上に表示されている設定マネージャは、説明用の仮画像ではなく、実際に機能する設定マネージャです。設定マネージャ内のタブをクリックすると別のパネルにもアクセスでき、各パネル内のオプションを調整することでAdobe Flash Playerの設定を変更できます。
一部のWebサイトは、ユーザのコンピュータ上にFlashゲームのハイスコアや商品の購入履歴といった情報を保存するよう作成されています。 グローバルストレージ設定パネルでは、Webサイトの指示によって、これらの情報が保存されるディスクスペースの容量を調整したり、あるいは、これらの情報が一切保存されないように設定することができます。 (Webサイトの指示で情報が保存されないように設定した場合は、当該Webサイトが制作者の意図通りに機能しなくなることがあります。)
このパネルでは、以後、初めてアクセスするWebサイトに対して適用される、デフォルトのストレージ設定が指定できます。 (すでにアクセス済みのWebサイトに関する設定を変更したい場合は、Webサイトの記憶領域設定パネルを使用します。) 当パネル内の記憶領域に関するオプションは以下の通りです。
- いかなるWebサイトのアプリケーションにも、情報をコンピュータ上に保存することを許可せず、なおかつ今後、確認メッセージが表示されないようにしたい場合は、「今後表示しない」を選択します。 なお、この操作によって、すでに保存済みの情報が削除されることはありません。 (すでに保存済みの情報を削除したい場合は、Webサイトの記憶領域設定パネルの削除オプションを使用します。)
- コンピュータ上への情報保存の許可を各Webサイトのアプリケーション毎に判断したい場合は、スライダのつまみを一番左(なし)に移動します。 この場合、当該アプリケーションがコンピュータに情報を保存しようとするたびに、より多くのディスク容量の割り当てを求めるメッセージが表示されます。
- あらゆるWebサイトのアプリケーションに対して、必要なだけ情報をコンピュータ上に保存することを許可したい場合は、スライダを一番右(制限しない)に移動します。
- あらゆるWebサイトのアプリケーションに情報をコンピュータ上に保存することを許可するものの、各Webサイトが利用できるディスク容量を制限したい場合は、スライダを使って10 KB、100 KB、1 MB、10 MBのいずれかの値を選択します。 アプリケーションが所定の容量以上のスペースを必要とする場合には、当該アプリケーションの実行時に、より多くのディスク容量を求めるメッセージが表示されます。
- (Flash Player 8以降のみのオプション) サードパーティコンテンツによるコンピュータ上への情報保存を防止したい場合は、「サードパーティ製コンテンツにコンピュータ上のデータを格納することを許可します。」オプションのチェックを外します。
通常、Webサイトコンテンツの大半は、ブラウザのアドレスバーに表示されたアドレスに配置されています。 たとえば、www.[hotel].comという架空のWebサイトがあった場合、このサイトの大半のコンテンツはwww.[hotel].comに配置されています。 しかし、中には、複数のコンテンツ供給源から得たコンテンツを組み合わせているWebサイトもあります。たとえば、www.[hotel].comの表示コンテンツに、[reservations.hotel].comから供給されたFlash形式の予約フォームが含まれているようなケースが考えられます。 ここでいう、[reservations.hotel].com Webサイトから供給されたフォームが、サードパーティコンテンツにあたります。
サードパーティコンテンツが、コンピュータに情報を保存しようと試みるケースがあります。 たとえば、先述のホテル予約サイトの場合、ユーザは、[reservations.hotel].comがユーザのホテルの好みなどのデータを保存することを許可し、ホテルをスムーズに予約できるようにしたいと考えるかもしれません。 一方、サードパーティコンテンツがコンピュータに情報を保存することを、許可したくないようなケースもあります。 たとえば、レンタカー会社のwww.[my-car-rental].comというサイトが、www.[hotel].comにバナー広告を表示し、この広告を通じてWebサイトの使用履歴や設定情報を記録するようなケースがあります。
「サードパーティ製コンテンツにコンピュータ上のデータを格納することを許可します。」オプションのチェックを外しておけば、すべてのサードパーティがコンピュータ上に情報を保存することを防止できます。 このオプションは、Flash Player 8以降でのみ使用できます。 アドビでは、ユーザがFlash Playerを常時、最新バージョンにアップグレードすることを推奨しています。
- (Flash Player 9.0.115.0以降のみのオプション) コンピュータ上にFlashコンポーネントが保存されることを希望しない場合は、「一般的なFlashコンポーネントを保存してダウンロード時間を短縮する。」オプションのチェックを外します。
Flash Playerでは、複数のWebサイトで使用される一般的または共通のFlashファイルや関連コンポーネントを、ユーザのコンピュータ上に保存しておくことができます。これにより、ダウンロード時間の大幅な短縮と、すばやい閲覧体験が可能になります。 たとえば、www.[hotel].comと[reservations.hotel].comがそれぞれのサイトにおいて、共通のAdobeコンポーネントを使用しているような場合に効果が見込めます。
記憶領域の概要については、設定マネージャの「記憶領域の設定とは?」の節を参照してください。