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2008.02.24 Sunday: 3センチのしあわせ; 親知らずで顎を腫らしてロクにまともな食事がとれなかった時、モーレツに食べたくなったのがこれ。

見た目にグロいんで「キモチワル!」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)、スミマセン。

これ、「海苔トースト」と言いまして、黒いのは岩海苔、白いのはカロリーハーフのマヨネーズです。
こう聞いて
「ええーーーそんなの美味しいの?!」
とお思いのアナタ!
騙されたと思って食べてみて下さい。
あ、そもそも岩海苔が嫌いだったらNGですけど。

岩海苔をトーストに塗るっていうのは、人づてに聞いた話ではTVでマチャアキが紹介していたらしいのですが、うちの実家でも子どもの頃から普通に食べられていました。

ここ数年はトーストは4枚切りが一番好きです。
でも厚みが3センチあるので、顎が腫れてる時はずっと食べられなくて。
子どもの頃、バターやマーガリンが苦手で、今でも好んでそれらを塗ることのない私のマイブームでは、スキッピイのピーナツバターとこの岩海苔が、交互に訪れます。
で、元々は岩海苔だけを塗ってたんですが、昨年の秋頃のこの岩海苔ブームの時、ふと思いついてこうしてマヨネーズをかけてみたら、めちゃめちゃ美味しいじゃあーりませんか!!(古

それからは毎回マヨネーズを絞ってます。
うちの姉も、最初私がこうしてるのを見た時
「えええ!マヨネーズう?!」
とたいそう驚いてましたが、今じゃすっかり「海苔マヨトースト」信者と化しております。
ムフフ。

で、食パンと言えば、今の部屋に引っ越してきて発見したパン屋さん『バタバタ』のものがお気に入り。
トーストした時の外のカリカリ具合と中のモッチリ、シットリ具合のコントラストが他のパン屋さんのそれを大きく引き離してダントツに美味しい!
ここは、全国的に廃れつつある商店街の中で、京都でも数少ない元気な商店街「三条商店街」の中にある、ウッディな外観のパン屋さんです。

ここはなかなか個性的なパンが多くて、ベーグルのドーナツとか柚子胡椒を練り込んだバゲットなども。
そんな中でもお気に入りがこちら。

なあんだ、エピかあ、とお思いでしょうが、よーく赤い部分をご覧下さい。
これ、干しエビなんです。
パンに干しエビ??なんて意外ですが、これがまー美味しいんですよ!
ベーコンと干しエビの香りと香ばしさがバゲットと素敵なハーモニーを奏でております。

わりとよく新商品も登場するので入れ替わりもありますが、特筆すべきは、この『バタバタ』、ドリンクの冷蔵庫にウィルキンソンのジンジャーエールが常備してあるんですよ!!

わかってらっしゃいますね♪

先述の食パンは初めてお店を訪れた時も、入ってくるお客さんが皆面白いくらい食パンコーナーに直行していて人気のようで、案の定お昼すぎとか夕方になる前の早い時間に売り切れてることが多いので、ご来店の際には是非早めの時間にどうぞ。

(追記)
それにしても、夜中に記事を書く↓もんじゃないですね(笑)。
アホです。
もう公開してしまったので、削除はしませんけど、よくまあこんな恥ずかしい内容を書いたもんですな、ハハハ。
歳を重ねる毎にいい思い出ばかり残るようになってきたので記憶の彼方に追いやられてましたが、辛い恋や叶わぬ恋もたくさんありました。
好きになる人が、既に彼女がいるっていうのが10代の頃は多くて、告白してくれても好きでない人と付き合う気は一切なかったので、モテたからと言っていい恋愛とかいい思いばかりしてたわけじゃありません。
人によっては「ただの自慢話じゃないの」と思った方もいるかもしれませんが、いくらモテたって、好きな人から想われなかったら悲しいだけですから。

私の勤める会社には、中学生の時に初めて付き合った人と、一度は別れたけれど、他の人と付き合うことなくヨリを戻して、そのまま結婚した人がいますが、私からしたら、そういう人が羨ましい。
恋愛なんて、数じゃないですからね。
たくさんの人を知ると学ぶことも多いけれど、例えば私は、彼女や奥さんがいるのに平気で浮気を申し込んでくる人も過去に何人もいたんですが、そういう人を知ると、他にもそういう人って世の中にたくさんいるのかなあとか、自分の付き合ってる人もそうなのかもって思ったりして、余計なことを色々考えて相手を信じられなくなったりして。

モテなくたっていいんですよ、たった一人、自分が心から愛し信じられる人に想われれば、それがいちばん幸せなんです。; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 11:37 | comments(5) | - |

2008.01.14 Monday: レモン好き集まれ☆甘酸っぱさとほろ苦さの至福; 歯医者さんからの「絶対安静!」との言いつけを忠実に守り、昼間にも寝て過ごしてるため、こんな時間に目が覚めちゃったわ～
お腹はすくし…ハァ
早くまともにご飯が食べたい!!

そんなわけで、バリバリＭ体質なワタクシ、わざわざこんな時にケーキ屋さんネタをアップです。

京都は室町姉小路を西に入るとすぐ左手にあるケーキ屋さん『CITRON』。
店名に象徴されるように、シトラス系が売り?

タルト?シトロンて、例えばショートケーキだとかチーズケーキみたいにどこのケーキ屋さんにでもあるメニューじゃないんですよね～

ここのはちょっぴり甘めだけど、ちゃんとレモンしてて美味しいです。

でも、イチ押しはレモンシュークリーム。
中のクリームに、レモンの酸味と苦味がしっかり効いてるオトナ味なコイツは、ここ数年で食べたシュークリームの中でダントツ!!
レモン好きの皆様、是非お試しあれ☆

あと、ここはイートインももちろんできて、夜10時までとなかなか使えるお店ですが、お土産にオススメなのがコチラ。

塩クッキー、でございます。
塩ブームな昨今ですが、そんなの関係ないスタンダードな味。
松の実やアーモンドがゴロゴロ入ったザクザク食感の生地に、塩とコショウ、ほんのりチーズが効いて、ワインにピッタリなので～す!
甘いお菓子が好きじゃない方にもオススメ☆

コチラは別添えのアングレーズソースをかけていただく、レモンのブラマンジェ。
その爽やかさはまるでヨーグルトのよう。

とにもかくにも、甘酸っぱさは恋にもスイーツにも重要?!
チョコレートのような甘ったるさに飽きたら是非。; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 01:57 | comments(4) | - |

2007.10.21 Sunday: SUNDAY MORNING 京都のパン好きにお届けする日曜の朝の至福; SUNDAY MORNINGといえばTHE VELVET UNDERGROUNDの名曲だけど、今日は朝からFMでCAROLE KINGのLIVEアルバムが流れていて、まったり穏やかモーニング。

母が名盤『つづれ織り』のレコードを持っていたので高校生くらいから聴いていたけれど、なんか彼女の曲や歌声ってホッとする。
あ、今The Carpentersが流れてきた。
もしカレンが今も生きていたら、今回Caroleが来日する3大女性アーティストの競演に加わってたかもしれないな、なんて思う。

さて、そこかしこにお洒落で美味しいパン屋さんが点在する京都。
筋がね入りのパン好き家庭に育って街のパン屋さんからホテルパンまで、子どもの頃からありとあらゆるパンを食べてきたけれど、クロワッサンにおいては、実は「本場顔負け!」だとか、そんなお洒落なイマドキのパン屋さんを押しのけ私の中で不動の第1位を誇るのが、京都は洛北に本店を持ち、大阪や奈良にも支店を持つ老舗のパティスリー『BAIKAL』のものなんです。
ケーキ屋さんのパンが第1位って意外でしょ??

ここにパンがあることすら意識してない人も多いかもしれないけれど、実家から数分のところに「金閣寺店」があって、子どもの頃はもちろん今みたいなパンブームはなく、パン屋さんも少なかったから、よく行ってたんですよね。

イマドキのパン屋さんのクロワッサンはみんなパリパリクリスピーな食感とバターたっぷりでシュワ～って口溶けの良さを売りにしてるところが多いけど、『BAIKAL』のは、外側のクリスピー感も絶品ながら、芳醇なバターの香りに加え、中の生地にしっかりと‘パン’を感じるボリュームと旨みが詰まっていて、これらをここまでバランスよく両立してるものが実はなかなかないんですよ。

ちなみに、主食の半分以上をパンとしている姉は意外にもここのパンの中でクロワッサンは食べたことなかったらしいのですが、私の絶賛ぶりに半信半疑ながら買ってきて「ほんとだ!!!」と驚いてました。
まあパンにも色々個人的な好みはあるとは思いますけど。

京都のパン屋ファンの皆様、まだ未体験の方は是非食べてみて下さい。

パティスリーとかブーランジェリーじゃなく‘Fabrication Maison’って銘打ってるのもいい。

しっかし昨日も土曜出勤で残業したけどそれじゃ時間が足りなくて、今日も持ち帰りの仕事。。。とはいえ会社でいちばんのお得意様に私がデザインした財布の企画が気に入ってもらえた故の忙しさだから、忙しいながらも幸せイッパイ。
来週もさらに忙しくなりそうだなぁ。; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 09:28 | comments(9) | - |

2007.08.30 Thursday: ウィルキンソンもビックリ?!正真正銘、これぞ本物のジンジャーエール; 親友Aちゃんの実家が営む路地奥のカフェ『テテカムコーヒー』に立ち寄って、自家製ジンジャーエールを頼みました。

そう、一見グレープフルーツジュースに見えるこれ、実はジンジャーエールなのです。

生姜の絞り汁の綺麗なイエロー。
見た目に違わず、すりおろした生姜そのままのフレッシュな味と香り。
これぞまさにジンジャーエール!

それにしても、そこらのカフェめしにはダメ出ししないことの方が少ない私も、ここのゴハンはいつも信頼して食べられる‘京都のお母さんの味’だなあと思います。

帰りに、いただきものの寒天(もちろん大好物)をお裾分けしてくれたので、帰ってから切り分け、黒みつときなこで食べたらこれまた美味しくて大満足♪♪

でも高知の人は、突いた寒天にめんつゆをかけて錦糸卵なんかと一緒に豪快に食べるらしい。
食べ方としては三杯酢か黒みつくらいしか知らなかったから、それやってみよう!
…って思ったのに、全部賽の目に切っちゃったよ～(T_T)
でもまぁとりあえず、残りはめんつゆで食べてみようと思います。

それにしても最近食べ物ネタばっかだわ…

早くも食欲の秋到来か?!

(年中でしょーがアンタは!…と当ブログを日々読んで下さってる数百名の方々の9割くらいは今、心の中でツッコミお入れになったことでしょう); posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 22:45 | comments(0) | - |

2007.04.27 Friday: 京都パンフリーク、ここ最近のイチ押しパン; 最近お気に入りのパン屋さん、麩屋町六角を下がったところにある『ワルダー』。
Foggieのバッグを取扱っていただいている『rire ris』さんの近くにあるので、足を運ぶようになりました。
パッと見、間口が狭いのもあってわかりづらいのだけど、こじんまりとした店内には天然酵母を使ったパンがズラリ。
決して種類が豊富というわけではないけれど、素材の旨味がしっかり味わえるパン達ばかりです。

なかでもマイブームは、このプレッツェル！
これね、結構サイズも大きいんです。
岩塩ガッツリ効かせた感じがまたたまりまへん！！
プレッツェルってルックスも可愛いから大好き！

・・・と、かれこれ数週間前に写真撮ってスタンバってたら、なにやら日々是パンヅクリさんでもこのワルダーが紹介されていたり（お店の写真、私のより綺麗に撮ってらっしゃるし（ってそもそも今、私は携帯しか無理なんでね。。。）パンも色々撮ってらっしゃるのでお店が気になる方はヒビコレパンさんをチェック～～☆）、MusTさんでもプレッツェル記事UPされてたし、私だけじゃなく世の中全体的にキテるのか、プレッツェル？！
まあベーゴーはもうすっかり定番だし、ベーゴーよりもさらに歯ごたえハードな感じもイイのかしらん？？

ここは食パンも美味しくて、私のお気に入りは、「大地の恵み」という食パン。

バター不使用で雑穀がたっぷり入ったこの食パン、とにかく生地が美味しくて、ふんわりしっとりなんだけどずっしり味わい深いのです。

ちなみに私、食パンは4枚切りがいちばん好き♪
ダイエット中だけど朝だしまーいいでしょ、このくらい（笑
厚みがないと生地の旨味が存分に味わえないんだもの～～
まあ、薄い方が美味しいパンもあるけれど。

『ワルダー』は、天然酵母がウリのパン屋さんなので、クロワッサンやハード系ももちろんオススメでーす☆; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 01:34 | comments(6) | - |

2007.03.09 Friday: 再会～思い出のカフェ・京都・北大路「knuckles」の味～; いつか、このブログで紹介したいと思っていたカフェがあった。

「knuckles」

京都、北大路通り沿い、船岡公園近くの老舗カフェ。
実家からも、今の家からも、そう変わらない、徒歩15分くらいの場所。
随分前にご紹介したもっと老舗のカフェ、北山「CAFE Doji」（過去記事→☆）と同じくらい好きだったお店。
カフェブームなんかが訪れるずっと昔からあった素敵なカフェ。

私が子どもの頃からあって、確かご夫婦でやっていて、御主人か奥さんがアメリカ人だったと思う。
冷凍で空輸していたという本場のベーグルを使ったサンドウィッチや、ずっしりどっしり濃厚なニューヨークタイプのチーズケーキ、コクがあって味わい深いコーヒー・・・
ジュークボックスもあったかなあ・・・まさにアメリカンダイナー。

京都に帰ってきて、何度か前を自転車で通り、さて、久しぶりに行こうかと足を運んだら、トレードマークだった、英語の教科書に出て来るアメリカ人の男の子のイラストみたいなのが描かれた看板（しかも実物大）が、なぜか店内に無造作にしまわれていた。
おかしいなあと思い、自転車をとめ、ウィンドウに近づくと・・・
なんと、数日前に閉店していた。
昨年5月末の出来事。

あまりのショックにボケーっと突っ立っていたのだが、よく見ると、細かい字で色々と書いてある。
場所を移転して、新しくお店を始めるらしい！！
良かった！！

さっそく書いてあったURLにアクセスしてみると、どうやらもうここ5年くらいはオーナー夫妻はお店には立っておらず、女のコのスタッフ二人で切り盛りしていたようだった。
けれども、しっかりとその味は受け継がれている様子。

そして、昨年10月末、荒神口近くにてオープン。
行きたいと思いながら、場所が微妙にアクセスしづらく、今日、ようやく足を運ぶことができた。

「CANOA」

このブログには、「knuckles」閉店間際からオープンまでの道のりも記録されているので、ご興味ある方は是非ご覧いただきたい。

さて、白い壁とナチュラルな白木で構成されたお店は、気取らず、ゆったりと過ごせる気持ちの良い空間だった。
注文するメニューは渡される前からもう決めていた。

チーズケーキと、コーヒー。
メニューを持って来てくれた女性スタッフに聞いた。

「チーズケーキ、knucklesで出されていたものと同じですか？」

「はい、作っているのは同じ者ですから」

ずっしり、どっしり、コクがあるけれども、甘さ控えめで爽やかささえ感じられるその味は、まさに昔あの「knuckles」で味わったものだった。
当時はなかったカシスソースのデコレーション。
フレッシュで甘酸っぱいカシスの風味が、チーズの味を引き立てる。

そして、香ばしくて味わい深いコーヒーも。

「knuckles」で初めてベーグルサンドを食べたのは高校生くらいの時だったろうか。
もちろんベーグルなんていうパンも、その当時は普通のパン屋さんには売っているところなんて全然なかったし、ニューヨークタイプのチーズケーキも同様だった。

※ネットでちょこっと調べてみたら、「knuckles」のオーナーは、あの有名なチーズケーキのお店「PAPA Jon's」と同じらしい。
どーりでね！
「人気の」とか「流行の」とか「話題の」とか言われると途端に興味が失せる私はここには行ったことなかったけれど、知らぬ間に食べてたのか・・・

「CAFE Doji」にしてもそうだけれど、実家が美容室を経営していたり、両親の友人知人がデザイナーだったりミュージシャンだったりした環境のおかげか、こういった素敵なお店に子どもの頃か訪れる機会があったことは幸運だったと思う。

今日食べたチーズケーキには、嬉しいことに、桜の花の塩漬けが入っていた。
鼻に抜ける、春の香り。

スタッフの女性にknucklesの話をしたら、とっても喜んでくれた。
ほっこり、温かい気持ちでお店をあとに。
夜に使えるドリンクチケットをサービスでもらったので、今度は夜に行ってみようかな。

このところ冬の寒さが戻っていたけれど、今日は日射しも暖かかったので、鴨川沿いを走りながら仕入れ先に向かった。
お天気の日に鴨川をボーッと眺めていると、「京都ってやっぱりいいなあ」としみじみ思う。
愛犬と散歩するおじいさん、トランペットの練習をする若者、汗を流して走るランナー達・・・
とても平和で、穏やかで。
その光景を眺めていられる自分はなんて幸せなのだろうと、涙が出そうになった。; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 19:35 | comments(2) | - |

2007.02.04 Sunday: 京都、北大路パン屋物語～エピローグ～; ええい、めんどくさいので一気にUPしちゃおう～

というわけで、最後にご紹介するのは、言わずと知れた超有名店、全国のベーゴー好きから厚い支持を受ける『browny』です。HPはコチラ→　★

「え？ベーグルなのにブラウニー？」なんてツッコミはさておいて、ここは私が語る必要もなく有名だし通販で買えるので、ご紹介するかどうか迷いましたが、まあ知らない方もなかにはいらっしゃるかもしれませんしね。

さて、厚い支持を受けるのはもちろん、ベーゴーの美味しさですが、ここのもっっっっっっちり、ずっっっっっっしり感は、一度食べると他のとこのがもの足りなく感じるくらいです。
ちぎる時も「ムンッッ！」と力を入れないとちぎれないし、この底なしの胃を持つ私ですら、1コ食べるだけで結構な満腹感。

どれかひとつと言われると非常に難しいのですが、これがいちばん好きかなあ・・・
ブラックペッパーとチーズのコールデンコンビ！

ここのは、チーズがドーナツ型・・・ではなくベーグル型にぐるっと入ってるので、どこかじってもチーズにありつけるんですよね。
ベーコンやパストラミビーフとレタス、トマトなんか挟んだらアータ、そりゃ昇天ものの美味しさに決まってるじゃないですか。

ああっでもでも、メープルウォールナッツも外せないよなあ～

やっぱ無理！ひとつだけ選ぶなんて！！（←誰も頼んでない）

手前はさつまいも入り、奥はサンドウィッチにピッタリなフライドオニオン入り。

もちろん店内にはベーゴーサンドも売ってるので、お天気いい日はここで買って、数分歩けば鴨川に出るので、河川敷でカモやら見ながらほっこり、ってのもオススメですよん♪

ま、今は寒くて死んじゃいますけどね・・・

しかーーーーし！！！
私がここでご紹介したいのは、隠れた名品とこっそりリピートしているコレです！

「チョコとフランボワーズのクロワッサン・オ・ザマンド」（例によって画像がデカい）

クロワッサン・ダマンド、オ・ザマンド、まあ色々言い方がお店によって違いますが、私はこれが大好物なんですよね～～～
で、ここのコレを食べてファンになってしまいました！

だってアータ、カスタードクリームに、チョコとフランボワーズですよ！
鼻血でそーです。
出ませんが。

しかもですね～
この断面の左端に、うっすらグリーンが見えませんか？
これ、ピスタチオ！！！
アーモンドだけじゃないんですよお～
チョコの甘味と、フランボワーズの酸味と、ピスタチオの塩気！！！
文句ナシ！！

他にもプルーンとクルミのやつもあるんですが、こっちがオススメ！
私の独断と偏見で。

と、いうわけで、長ーーーーーいこと引っ張ってすんませんでした。
この北大路通りは、まださらに東に行くとパン屋さんありますけど、このブログはパンブログではないのでこのへんで。
アデュ～; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 22:37 | comments(0) | - |

2007.02.04 Sunday: 京都、北大路パン屋物語③～たまには贅沢に。『L'Etranger』～; さて、パン好きの皆様、お待たせ致しました。

『フリアンディーズ』からさらに東へ5、60メートルほど進みますと、まるで雑貨屋さんかインテリアショップのような可愛くてオシャレなディスプレイのお店が・・・
って、パンがやたらディスプレイしてあるのでパン屋さんてことは一目瞭然ですけど。

ここまでの3軒中いちばん新顔のここは『Bourangerie L'Etranger』（ブーランジュリ　レトランジェ）
イタリア料理で腕を磨き、フランスでパンの修行を積んだシェフがつくり出す味はもちろん本場顔負け！
あのレストランサバティーニ京都ではここのフランスパンが出されているのです。

というわけで、もちろんフランスパンが美味しいので、野菜のグリルや焼きベーコンのカスクートはめちゃウマ！

刻んだブラックオリーブとバジルが切り口からボロボロこぼれるほどこれでもか！と入ってる「バジルオリーブ」（そのまんまやん）
日射しをたっぷり浴びたお布団みたいに（食べたことないが）ふっっっかふか！！の生地から立ちのぼるバジルとオリーブの香りがたまりません～！

珍しいのがこれ。
何だと思います？
クロワッサン生地をシロップにつけたお菓子で、あちらではポピュラーなんですって。
もちもちでしっとりな不思議食感は冷蔵庫で冷やして食べるとまた美味～～
もちろんフォークで。

そしてそして！！
私がこよなく愛するのがこちら「ショコラ・レザン」（だから画像がデカい）

見てください～このぎっしりな詰まり具合！
しっとりラムレーズンと、レーズン大に刻んだビターなショコラを混ぜ合わせた上に、まったりコクがありながらも甘さ控えめなカスタード、デニッシュ生地にたっぷりまぶされた香り高いココアパウダー・・・・・・昇天。

ここは、フランスパンはもちろん美味しいのだけど、「ダノワーズ」という、まあいわゆるデニッシュとかペストリーですね、これがまた美味しいんです。
「ショコラ・レザン」の後ろにあるのがオレンジのダノワーズなんですが、持って帰ってくる途中に雪崩が起きてまして、帰ってきて積み直したため、ちょいとキチャなくなってしまいました・・・
ここのダノワーズ達、さすがシェフだけあって、どれもショーケースに入れて飾っておきたいくらいに美しく盛り付けされてるんですよね～。

で、「そんなの崩したくないわ！！」という貴女には、イートインをオススメします。
店内入って左側壁面にパンが並べられているんですが、右側が6席のカウンターになっていて、コーヒー、紅茶はもちろん、ブラッドオレンジジュースやイタリアのビールなんかも飲めちゃう！しかも結構リーズナボー♪

しかしですね、問題は、パンのお値段なのです。
可愛くてちっちゃいダノワーズ達の平均価格帯が?200前後なんですよねえ・・・
ちなみに「ショコラ・レザン」が?190ナリ。

というわけで、そう頻繁にはありつけないパン達なのでした。

カウンターではシェフのお母様が切り盛りされてるんですが、ベリーショートの髪に、とても綺麗なお顔立ちの上品で素敵な女性です。
色々お話しながらカウンターでまったりするのもまたヨシ、ですよ。; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 21:06 | comments(0) | - |

2007.01.28 Sunday: 京都、北大路パン屋物語②食道楽が通う店『フリアンディーズ』; 『プチ・フランス』から東、堀川通りへ向かって200メートルくらい歩くと、角っこにこじんまりと佇むのが『フリアンディーズ』。

今やあちこちに店舗展開しイートインカフェも併設する人気店だけれど、1991年に創業した第１号店がここ。

「フリアンディーズ」というのは食道楽、あるいは砂糖菓子という意味。
その名にふさわしく、天然酵母のハード系からクロワッサンなどデニッシュ系、カスクートやサンドウィッチからタルトまで、幅広いラインナップとハイレベルなお味です。

私のお気に入りをいくつかご紹介。

まずは「パン・デ・セシェ」。
これは、バジルをたっぷり混ぜ込んだクロワッサン生地をねじってスティック状にし、パルメザンチーズをふりかけて焼き上げたもの。
1本25センチくらいあるのだけど、3本¥126というリーズナブルな価格も魅力!
行くとたいてい買ってしまいます。

そして隣にあるのが、米粉を使った生地にたっぷりスイートコーンを練り込んだパン。
しっとり、もっちり生地にほんのり甘いスイートコーンが素朴で優しい味。

こちらは天然酵母シリーズ。
奥は定番のイチジクで、手前は最近色んなお店で見かける「クリームチーズ入りスティック」なのだけど、中に入ってるのが、密リンゴのグラッセとマカダミアナッツなんです。パンにマカダミアナッツなんて珍しいでしょ？
美味しいんですよ、コレが。
というか単に私がナッツ好きってだけなんですけどね。

こちらはキャラメリゼしたリンゴが乗ってるんだけど、下にスイートポテトが敷いてあるんですねぇ。
それがウマい。

デニッシュ系は、甘酸っぱさがたまんない真っ赤なチェリーのとか、ほうれん草とドライトマトのなんかもオススメです。

ちっちゃいお店だけど、バイクや車を乗りつけてくるお客さんも多く、とにかくひっきりなしにお客さんが入ってる人気店『フリアンディーズ』でした☆; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 15:16 | comments(3) | - |

2007.01.26 Friday: 北大路パン屋物語①気取らない庶民派『プチ・フランス』; 現在、北大路通りの南側、大徳寺前から東に3～400メートルまでの間に3軒ものパン屋さんがある。
京都は本当にパン屋さんがそこかしこにあり、新しいお店もできるけれど、かと言って前からあるお店がつぶれることはない。
ちゃんとそれぞれのお店に、点数だけじゃ優劣つけられない個性があるのだ。

まずはいちばん大徳寺に近い西側にある『Petit France』。
このお店ができたのは1985年で、3軒中いちばんの古株。
学生の頃にハマり、朝起きて朝食のパンを買いにいく役目を率先して買って出ていた私。
パンに限らず、気に入ったものをそればかりリピートする癖のある私はいつも同じラインナップになってしまってたのだけど(笑

なかでもいちばん好きなのがアップルパイ。
どこのパン屋さんにもたいていあるものだけど、パイのパリパリ?ザクザク感、歯触りをしっかり残して煮た甘すぎないリンゴ、しっとりレーズン、程良くきいたシナモン…オーソドックスながらこれ以上足すものも引くものもないパーフェクトなバランスは、下手にケーキ屋さんで食べるものより断然美味しいのだ。

んで、後ろに見えてるのはシュトーレン。
つまり、撮影したのはクリスマス以前です(笑
シュトーレンは一昨年から作ってるらしいが、お味はまあまあ。突出した個性はないもののこのお店らしい、シンプルな味わいでした。

見た目そのまんまのネーミングがお茶目な「ホネパン」。

ミルクで練った生地にミルククリームを巻き込んだ、優しい甘さのパン。
外側がカリッと焼けてるのも好きなのよね～

これもいつも買ってたパン。
マッシュルームみたいにこんもり丸く焼き上げたデニッシュの中にはつぶあんとた～っぷりの生クリーム!!
うわ～デブまっしぐら!と思いつつもこのハーモニーはたまりまへん!!

くるみラスク。
ここのくるみを使ったパンはどれもなんか知んないけどウマいんです。
普通のくるみパンも、生地にしっかりくるみの味わいがあって。
ラスクもくるみザクザクでお砂糖カリッカリで非常にウマい。

こういうふうに菓子パンやフランスパン系を買ってさらに玄米パン(←香ばしくてお気に入り)などの食パン1本(つまり3斤分ね。6人家族だったもんで)買うのがいつものコースでした。

他には、きんぴらごぼうや肉じゃがが入った白焼きパン「おやき」など、庶民派ラインナップが地元民に愛される『プチ?フランス』。
いつからか知らないけど、堀川丸太町にも店舗ができてます。; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 12:49 | comments(0) | - |

2007.01.14 Sunday: プロローグ～老舗の味～; 「北大路パン屋物語」に入る前に、京都生まれ・京都育ちのパン好き人間なら一度は食べたことがあるであろう、否、これを知らずして京都でパン好きを語る奴ぁモグリと言わせていただきたい、そんなお店、そんな逸品をご紹介したいと思います。

『志津屋』
1949年創業のこのパン屋さん。
京都人でなくとも、京都在住期間があった人や京都好きなら街で見かけたことがあるはずだ。
なにしろあっちこっちに店舗がある。
そして、私の実家が経営する美容室の真ん前にも、この志津屋があったのだ。（今はうちの美容室が移転して、何度かご紹介している『Le Petit Mec』の近くにあるんだけど♪）
だから、おそらく物心ついて初めて覚えたパンの味というのは志津屋のものではないかと思う。

歴史で言えば、『進々堂』の方が断然旧いのだけど、「記憶に残る味」つまりは、「あそこのあれをもう一度食べたい」と思わせる味がどれだけあるかという点においては、私としては『志津屋』に軍配が上がる。（『進々堂』ファンの方がいたらごめんなさい）

その味とは。

「カルネ」

カイザータイプのセミハードなパンに、バターを塗り、オニオンスライスとロースハムをはさんだだけの、シンプルなサンドウィッチ。
シンプルなものほどごまかしがきかないし、個性を出すのも難しい。
でもこの味には、時々無性に「ああ、カルネ食べたい！」と思わせるものがあるのだ。

老舗が守り続けた味が、ここにはある。
天然酵母だの、ドイツやフランス、本場を凌ぐとも言われるパン屋があちこちに立ち並ぶようになった京都においても、この味は全くその存在価値が下がらない。
ま、大げさですけど。

この『志津屋』では、一般的にもっと有名なのは、「ビーフカツサンド」と「とんヘレカツサンド」だと思うのだけど、子どもの頃、肉じゃがの肉すら避けて食べるほど肉々しい肉（笑）が嫌いだった私にとっていちばん好きだったお肉といえば、脂肪分の少ないロースハムだったんですよね。
というわけで、この「カルネ」なわけ。

これがビーフカツサンド。
最近では、私のような肉々しい肉が苦手な人には嬉しいハーフサイズなんてのが出てるんですねえ。
もちろんパンはキツネ色にトーストされている。
そして、6枚切りくらいかな？カツに負けないしっかりした厚みの食パンと、サックリした衣のカツ、パンとカツの味を調和させる絶妙な味わいのソースが三位一体に。
フルサイズなら¥409（昭和40年代から変わってないそう！）、ハーフサイズで¥210という、今どきびっくりなリーズナブル価格もエライ。
で、サンドウィッチにはこうして小さいお手拭きが昔も今も変わらずついてます。
こういう配慮が嬉しい。

菓子パン系でいちばん好きなのがこれ、「ホワイトキャラメルロール」
綿のようなふわふわしっとり白焼きパンに、ほんのりコーヒー風味の絶妙な甘さとやわらかさのキャラメルクリームが端から端までたっぷり！
これもこちらの人気商品。

ほかに子どもの頃から好きなのは、三日月型のセミハードなパンに、刻んだベーコンとペッパーが練り込まれた塩気が美味しい「クレセント」などなど。

初めて食べた、バジルとエダムチーズのフーガス。
フーガスは大好きなのだけど、この組み合わせは初めてかも。
頑張ってるなあ志津屋、と嬉しくなっちゃった。

エダムチーズ、大好きなんですよ。
このエダムチーズを使ったパンにはまた違うパン屋さんに子どもの頃からのお気に入りパンがあるのだけど、それはまたいつかご紹介します。

というわけで、老若男女に愛される街のパン屋さん、『志津屋』のご紹介でした。
次回より、合間にブレイクはさみつつ、本編に入っていきたいと思います。
『Le Petit Mec』をはじめ激選区と言われる今出川通りもあるけれど、ほんの300～400メートルの間に、子どもの頃から通ったパン屋さんを含む3つのパン屋さんがひしめく北大路通り、ここにスポットを当てます。; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 13:11 | comments(2) | - |

2006.12.01 Friday: 京都・西陣のおうちcafe; 私が東京に転勤した2001年前後から京都はジワジワ来ていたカフェブームの最高潮を迎えたようで、その頃からすると今や倍くらいのカフェがあるんじゃないだろうか。
特に町屋や昔ながらの土間のあるような古い民家を用いたカフェが急激に増えたわけだが、東京から戻った私は浦島太郎状態…(￣○￣;)
気づけば金閣寺からすぐの元・実家の近くにもそんなカフェが。

4年前にopenしたというからやはりその頃だ。

『ひだまり』

小学生の頃の友だちは結構こんな家の子がいたりしたなぁ。
おばあちゃん家みたいな感じ。
前にこのブログで紹介した『はちはちカフェ』は‘田舎のおばあちゃん家’って雰囲気だったけど、こちらは‘京都の町なかのおばあちゃん家’風。

今日から出したというおこた（こたつ）の上には、いかにもおばあちゃん家にありそうなガラスの灰皿と昔懐かし＆ただいまリバイバルブーム真っ只中のルービックキューブが置いてあったりして、ほんとに気分はタイムトリップ!

今日は「ほうじ茶オーレ」と「チョコレート羊羹バニラアイス添え」をいただいた。

香ばしく濃いめに淹れられたほうじ茶にミルクがたっぷりの「ほうじ茶オーレ」は、抹茶よりもあっさりいただける。
木製スプーンの上には蕎麦ぼうろがちょこんと二つ乗せてあった(すいません、置かれた次の瞬間、もう口に入ってました(笑)

チョコレート羊羹は、和風フォンダンショコラと言えば雰囲気が伝わるだろうか。
濃厚なチョコレート羊羹にさっぱりバニラアイスと、その上から上品な甘さにふっくらと煮た大粒小豆ソースがかけられ、スプーンでいちどきに口に運ぶと、三位一体で素晴らしいハーモニーを奏でてくれる。
熱々のほうじ茶オーレともいいコンビネーション♪

他にも「黒みつカステラ」とか「お抹茶ブリュレ」など、ドリンク類も、和テイストで昔懐かしい雰囲気のメニューが並ぶ。
あんまり‘友だちん家’か‘おばあちゃん家’みたいなんで、特におこたに入っちゃうと長居しちゃうこと必死(笑。
場所が西陣の路地なので、近所のおじいちゃん達もくつろいでたりして和みます。

ああ～っ
気づいたらこんなとこまで食べてしまってたわ。

こういうお家は昔からこのへんにはいっぱい…というかほんと京都って古いお家はこんなんばっかりなので珍しくも何ともないけど、友だちん家でもおばあちゃん家でもないこういう場所でティータイムを過ごす時代が来るとは思わなかったなぁ。; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 22:55 | comments(7) | - |

2006.10.26 Thursday: ニューカマー; 風邪流行ってますね～

もう2年近く、風邪をひきかけては気合いでウイルスを撃退してきた私。←強すぎ

10日ほど前、突如弟に38度の高熱をお見舞いしたウイルスにあっさりやられ、しかも「気合いで治してみせる～」と意地になってたら逆に悪化し、病院駆け込んだら気管支炎になってました…(T_T)←バカ

しかしずっと寝てるなんてアホらしくて、ゴホゴホ咳しながらも料理したり(←ウイルス入り)、フラフラ近所へ息抜き(?)に出かけたり。

そしたら家のすぐ近く、北山通りから千本通りを北に上がって徒歩6、7分(家からは5分くらい)のところに天然酵母のパン屋さん発見!

5坪にも満たないこじんまりとしたお店はKloreさん。
隣が工房になってるらしい。

もちろんめちゃくちゃ種類が豊富なわけじゃないのだけど、なかなかツボを抑えた秀逸なラインナップ！
私の好きなチャバッタやハード系も充実、スイーツ系も含めてどれも買い占めたくなるほど。
まずは天然酵母のハード系をと選んだのが直径4、5センチ、長さ25センチほどの、チーズを巻き込んだパン。
何の変哲もないように思われるこのパン、チーズの他に練り込まれてるのは、なんと七味!!
しかも、元々の実家から程近い北野白梅町にある有名店「長文屋」さんのものを使用。

未知の食べ物の味に関しても恐ろしいほど想像力豊かな私は「これは間違いなく美味しい!」と直感し購入。

これがまあ!!
予想通りめちゃくちゃ美味しくて!!!
風邪で嗅覚が狂ってる状態でも「おお～っ」って驚くほどのいい香り!
チーズとのコンビネーションも素晴らしい。
そして試してないけど絶対お酒と相性バツグンと思われます。

「天然酵母のパンは日替わりで色んな種類があるんです」

の言葉につられ、次の日もフラフラと。で、今日ゲットしたのがこちら。
天然酵母パンは生姜のコンフィ(軽く甘煮にしたジャムのようなもの)入り。
これがまた、店主のオススメ通りミルクティにぴったりです!
手前は「ポティロン」というかわいらしい名前のスイーツ系。
ブリオッシュみたいな生地に、ミルクやバターで仕上げた自家製ホクホクかぼちゃペーストが詰められたものなのだけど、これもペーストにレーズン入ってたりして超!私好みなんでございます。

他にもスモークチーズとヘーゼルナッツのパンとか、白イチジクとブルーチーズとか、あまりにも私好みのパンだらけなので、ここはちょっと通っちゃうかも。

他にも昔からあるパン屋さんで紹介してないとこいっぱいだけど、七味が衝撃的旨さだったので。

ではでは皆様も風邪にはお気をつけくださいませ☆; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 21:44 | comments(10) | - |

2006.07.14 Friday: 第六夜「鴨川から東山の景色を眺めながらビール片手に夕涼み」の巻; またまた間があいちゃいましてすみません。
そしてなぜか下書きのとこをクリックしてました・・・なんで私ってこうなのー？！

さて今日でチャリンコ半日ツアーも最終回。（←長い半日だなあオイ）

青蓮院をあとにしたmihoちゃんと私。

青蓮院の入り口にはこんな大きな楠がもう一本並んでいるのです。圧巻！！
ここから延びている道が知恩院に続いているのですが、んま～晴れた日のサイクリングにはうってつけで気持ちいいです。
しかしながら、天気予報に反してカンカン照りの空に、「こ、こんなに晴れなくても良かったのに・・・」と汗だくになる二人。
レッツラゴ～（古）
と知恩院から円山公園、八坂神社と突っ切って、目指すは鴨川五条大橋。

この日は半日コースで時間がなかったためハショって（これって方言？？）しまいましたが、時間があれば、三条通りから青蓮院へ向かう道の手前の白川という川沿いを走っていくと、祇園と言えば、の花街と呼ばれる地帯を通れます。
舞妓さんや芸妓さんがいるとこですね。
しかしここはもろ観光地っぽくて、歩いてるのは観光客が大半ですが・・・
河岸にはカメラマンがウヨウヨしているし。
でもその「いかにも京都っぽい！」街並を堪能したい方はどうぞ。
mihoちゃんとは、家からの道のりで上七軒を通ってきてるのでまあいいか、って感じだったのですが。

運が良ければ舞妓さんと遭遇できます。
この時はまさにその’運が良い時’でした。
しかし、舞妓さんにも当たり外れ（失礼な！笑）があって、心の中で小さくガッツポーズな私。（いつだったか過去記事で13歳舞妓姿の私を披露したことありましたね～）
舞妓さんは、中学の時の友だちが高校入学するかわりに舞妓さんになったし、なんせ上七軒がめちゃくちゃ近いので、特に有り難みを感じられない罰当たりな私・・・

さて、パフェを求めて観光客が長蛇の列を作る辻利前を通り過ぎ、鴨川に到着！

夕方から川床の準備が始まります。
河川敷にはカップルがいっぱい。
これが、夜に近づくにつれて増え、対岸から見るとみんなが等間隔に並んでるのが笑えます。
夜になると、暗がりでまあチュウしたりナンやらカンやらしたりするわけです（笑
京都人なら大半の方がご経験あるんじゃないでしょうか。
まーわたくしもご多分に漏れず（笑

夜になるとこんな感じ。
実はそんなに涼しくもないんですけどね（笑
こうして対岸から見てるのも綺麗です。
しかし、一度行ってみたいのは、八月の「大文字焼き（五山の送り火）」の時！
あれは京都人としてもここから見てみたいです。
実家からは、徒歩1、2分ほどであの「大」の字をものすごい近くから見られます。
蒸し暑い京都ですが、暗闇の中、遠くに燃える炎の文字を順に追って見ていると、風流といいますか、「納涼」の文字通り本当に暑さをふっと忘れられます。
子どもの頃、うちの美容室の屋上から見るのが楽しみでした。
懐かしいなあ。

さて、祇園から四条通りを鴨川へと抜けて川沿いに走ること数分、目的地に到達。
最終地点は、人気のカフェ『efish』。
ここ、私が東京在住中にできていたので、帰ってくるまで知りませんでした。
でも、私はもともとマイナー志向なので、「今人気の」とか言われるとこにはまず行く気になれないんですよね。
むかーしから知ってて足を運んでるとこは別ですが。
『cafe DOJI』とかね。
だからmihoちゃんにある意味感謝、です。
多分リクエストされなかったらもっともっと先になってただろうから。

鴨川と、お隣の高瀬川の間にあるこのカフェは、つまり、川床とほぼ同じ場所にあるって
ことなんです。
川床は敷き居が高いですけど、カフェなら気軽に来れるのがいいですね。
しかーし！
まあ当然のことながら鴨川方面の窓際の席は人気で埋まっていたのでした・・・というか、日曜というのもあって、混み混みだった店内。
’空いたら移動しよう’計画も叶わず・・・クウ～ッ
（画像はわざと店内暗くしてます）

しょーがない、高瀬川で我慢するか～
・・・って、ガードレールとチャリンコで見えないし！！
仕方なく遠目に鴨川・東山の風景を見つつ、「プジョーの自転車はカラフルで可愛いね～・・・」

フレッシュジュースが『cafe DOJI』みたいに豊富で惹かれたけれど、
「ビール！ビール！」
「やっぱおつまみ系欲しいよね～」とさらにトルティーヤ＆アボカドディップを注文。
（←またまたmihoちゃん登場）

※自分が撮ったデジカメ画像をうっかり消去してしまったため、HPよりお借りしました。

コリアンダーの風味が爽やか。
鴨川に面している側も、高瀬川の方も、窓全開でオープンカフェにもなるということですが、残念ながらこの日は違いました。
翌日ここを気に入ったmihoちゃんが訪れた時はちょうどオープンになってたらしいですが、やはりテラス席は埋まってたとの事・・・’近くの席に陣取って（しかも長時間）ネバって移動’作戦しかないようです。

さて、いかがでしたでしょうか？
半日にしては結構頑張って回れたんじゃないかと思います。
しかし、カフェだけでも全部回ろうと思ったら数日でも無理なので、どうぞ何回でもいらして下さいね。
ここ数年だけでも歴史のあるカフェやセレクトショップがなくなってしまったりもしていますが、その一方で、町家を改造したり、そういう歴史があって古いものを残していこうという活動も目まぐるしい京都です。
まだまだご紹介したい場所やお店もたくさんあるし、私もまだ知らないことがいっぱいある京都。
これからもちょくちょくご紹介していきたいと思います。; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 01:48 | comments(4) | - |

2006.07.10 Monday: 第五夜「はんなり、ほっこり、京の美しい庭園散策」の巻; 寺町二条の『一保堂』でお土産を買ったmihoちゃんと私は、急いでチャリをこぎこぎ、三条通りを東へ。

mihoちゃんのリクエスト、『青蓮院門跡』。

知恩院はあまりに有名ですが、その知恩院の北側に位置するこのお寺の存在は、正直あまり知りませんでした。
敷地の広さから言って、団体客がわいわい訪れるようなところではないので、比較的ゆったりと楽しめると思います。

しかし、閉門時間をちゃんと確認していかずにのんびり回ってしまい、着いたのが閉門20分前だったため、「ゆっくり見ると３０分くらいかかるから勿体ないですよ。」と拝観の受付の人に言われ、日を改めることに。。。で、門を入ってすぐのところにある石庭を観賞。
竜安寺の石庭とはまた違うけれど、美しいお庭にしばし暑さを忘れて。。。

で、リベンジ！というわけで。

勝手口のような小さいトンネルを抜けるとそこには・・・

決して広くはないけれど、外とはまるで別世界な隅々まで神経の行き届いた美しい庭園が出現。

龍神池と呼ばれるその池は、背後の小高い丘の斜面から流れ入る滝の清水を静かに受けとめている。

木々や石の配置も見事で、その造形と色のバランスに見とれてしまう。
また、この先からは飛び石を渡り歩いて奥へと進んでいくのだが、こじんまりとした敷地の中に実にさまざまな表情を見せてくれるのには感動した。

美しい景色に、思わずその場に立ちつくす。

龍神池の背後の丘の上、ちょうど滝の付近から先程通ってきた庭を眺めるのもまた格別。

こういう寺社の中の竹林の傍らを通ると、厳かで気持ちが引き締まる気がするのはなぜでしょう。

鐘もつけちゃう。

狭い敷地の中に絶妙に配された各所のバランスは、30分で回れてしまう小規模なものながら、その満足感においてはかなりハイレベル。
ガヤガヤ騒がしい他の観光客に嫌な思いを感じることなく、こじんまりと美しく清涼感あふれる庭園を味わいたい方にオススメです。

そして、チャリンコでぐるぐる回って疲れたら休憩！ということで、最終回の第六夜「鴨川から東山の景色を眺めながらビール片手に夕涼み」の巻へと続くわけですが、このお寺に辿り着く前にバテて休憩したくなってしまった人のために、知る人ぞ知るというか地元民から迷い込んだ（？）観光客にも愛されている路地のカフェ、我が親友の実家カフェをご紹介します。

三条通りを鴨川から東山方面に進み、花見小路を少し越えると、北側の絶妙な寂れ具合の理容室の前に看板があります。

この角を曲がって路地に入ると、すぐ左側に現れるのが『『テテカム・コーヒー』』。

ちやほやされすぎて愛想を振りまくのが面倒になった美犬「コタツ号」が無関心な態度でお出迎えしてくれます。

よく雑誌に載ってるような「京野菜をどーのこーの・・・」とかいうお店では、単に京野菜ってだけで、いわゆる「おばんざい」の定食を高い値段で食べさせてくれますが、「おばんざい」って、京都で普通に家庭で食べられているおかずなんですよね。
そんなおばんざいを気取らず、「京都のおうちゴハン」として食べさせてくれるのがココです。

「私は写さんといてや～～～」って逃げる親友のお母さん。

ハズレなく美味しいゴハンを作ってくれます。ほっこり和む、お母さんの味。

「いや、もうゴハンはお腹に入らないよ～」っておやつタイムな方はコチラ、「コーヒーゼリー・アイスクリームのせ」をどうぞ。
色味しっかり、固さもバッチリなコーヒーゼリーにバニラアイスですよ！ナイス、Aちゃん！
ほんのりチーズの塩気のきいた懐かしい味のクッキーが添えてあるのも憎いのです。
お好みでシロップとクリームを。

で、ここ『テテカムコーヒー』には、奥に帽子デザイナーであるAちゃんのアトリエが併設されており、帽子を買うこともできちゃいます♪
「これ縫ってる時がいちばん楽しいわ～～～♪」黙々とミシンを踏むAちゃん。

そして、1歳のバースデイを迎えた自分にプレゼント★というわけでさらってきた帽子がコチラ。
ベレー帽かぶらせたら右に出る者はいないと（ごく一部で）言わしめる私ですが、もうこのつば付きベレーは、Aちゃんが私の為に作ってくれたんじゃないかと思うほど似合っちゃったんですよ～（←また出た思い込み！）
ね？Aちゃん（笑

お茶ついでに帽子オーダーするもヨシ。ですよ♪

第六夜へ続く。; posted by: foggie | KYOTO-CAFE&BAKERY | 23:55 | comments(4) | - |